管制官と飛行機の交信を聞くことができるエアバンド。
これを持っていると、飛行機を撮影する時に大いに役立ちます。
しかしエアバンド初心者にとっては、難しく感じたり、ハードルが高いのも事実。
そこでエアバンド初心者でも簡単に使えるように、エアバンド受信機の使い方をわかりやすく解説したいと思います。
エアバンドの基本的な知識や機能、操作方法などとともに、初心者におすすめのエアバンドや、飛行機撮影においての活用方法など、
この記事を読めばエアバンドの使い方が誰でもマスターできるようになっています。
もくじ
エアバンドを使いこなすには機能を知ろう
エアバンドを購入したらすぐにでも使いたいところですが、使いこなす為にはまず、エアバンドの機能を知る事が必要です。
せっかく高性能な物を持っていても、どんなことができるかがわからないと使いこなせないですからね。
エアバンドでできること
- 自分で周波数を合わせて聞く
- チャンネルを選んで聴く
- 複数の周波数を同時に聞く
- 知らない周波数を探し出す
エアバンドでできることは基本的にはこんな感じ。
そもそもエアバンドにはどんな機能があるの?って方や、エアバンド超初心者の方は、このあたりのことをエアバンドの基本!受信機(レシーバー)の機能をわかりやすく解説の記事で詳しく紹介しているので、こちらの記事から読むのがおすすめです。
初心者におすすめのエアバンド受信機
エアバンド初心者向けに、おすすめのエアバンドを紹介します。
エアバンドレシーバーは各メーカーから様々な価格帯のものが発売されていますが、
これから購入を考えているんだったら、IC-R6が断然おすすめ。
私も使ってるエアバンド受信機です。
2010年に発売された機種ですが、現在でも大人気の機種であるという事は、それだけ信頼のある証ですね。
なんで私がIC-R6をおすすめするかというと、そのずば抜けたパフォーマンスの高さから。
IC-R6のここがおすすめ!
- 爆速スキャン
- 登録できる周波数が多い(チャンネル数1300)
- 性能の割に超激安
他の機種と比べても断然コスパがいいんですが、目に見えるスペック以外として、初心者でも操作が簡単で扱いやすいところも、私がおすすめする理由ですね。
エアバンド受信機と併せて購入しておきたいのが、エアーバンド専用のアンテナ。
もともとのアンテナでも受信はできるんですが、エアーバンド専用ではないので感度はイマイチ。
初めてアンテナを買った時は、こんなにも違うのかと驚きました。
アンテナも色々と試したけど、エアーバンド専用だけあってSRH1230が1番良かった。
エアバンドの具体的な使い方と操作方法
エアバンドは様々な機種が発売されていますが、基本的に使い方はほぼ同じです。
エアバンドで一番売れており、私も保有しているIC-R6をもとに使い方を説明していきます。
エアバンドの使い方と一言で言っても、覚えることはたくさんあります。
使いこなすにはこれを覚えよう
- 各ボタンの機能
- 自分で周波数を合わせて聞く方法
- チャンネルを選んで聴く方法
- 複数の周波数を同時に聞く方法
- 知らない周波数を探し出す方法
- 使いやすくするためのカスタマイズ
これらの操作をマスターすれば、エアバンドの使い方はバッチリです。
IC-R6での実際の操作方法や使い方は、アイコムIC-R6の使い方完全ガイド!初心者でも今日から操作方法がマスターできるの記事を読んでいただければ、この中で詳しく解説しています。
飛行機撮影でのエアバンドの活用方法
エアバンドの使い方をマスターしたら、次はエアバンドを飛行機撮影に活用しましょう。
飛行機撮影においてエアバンドは必須と言えます。
飛行機を撮影するときに、特にエアバンドの必要性を感じるのはこんな場面。
こんな場面でエアバンドを使おう
- 撮りたい飛行機の使用滑走路を確認したい時
- 政府専用機や軍用機を撮影する時
エアバンドがあるとこんな場面で役に立つんですね。
このあたりのことは、飛行機撮影でのエアバンド活用方法!撮りたい飛行機をもう逃さない!の記事で実例を含めて解説しています。
エアバンド試聴に役立つコンテンツ
エアバンド試聴の際に一緒に活用したいコンテンツ。
合わせてうまく活用することで、楽しみの幅も広がります。
flightradar24
フライトレーダー24は、現在飛んでいる世界中の飛行機の位置がリアルタイムで分かる位置情報アプリです。
軍用機やADS-Bを搭載していない古い機体など、一部映らない機体もありますが、飛行機のいる位置が視覚的に分かるので、エアバンドと合わせて活用することで、飛んでいる場所をより正確に把握することができます。
まだお持ちでない方は、こちらからダウンロードできます。
Live ATC
Live ATCは世界中の空港の航空無線を無料で聴くことができるサイトです。
日本では羽田や成田、伊丹などが聞けます。約10〜30秒くらいのタイムラグがありますが、ほぼリアルタイムですね。
例えば、羽田から遠い場所にいる時や、撮影スポット移動中のトンネル内など、レシーバーを持っていてもエアバンドが聴けない場面で役に立ちます。
Live ATCのウェブサイトはこちら⇓
交信を聴くにはLive ATCのウェブサイトを開き、左上のAirport/ARTCC Codeの検索窓のところに、羽田ならRJTT、成田ならRJAAと入力しましょう。緑のLISTENボタンをタップするとすぐにリアルタイムの交信が流れ始めます。
音声試聴特化型スピーカー
BenQ treVolo Uは、音声コンテンツも試聴に特化した専用スピーカー。
ノイズキャンセリング機能に優れ、航空無線などの音声を視聴する際にクリアに聴こえます。
自宅や車内で航空無線やLive ATCの視聴におすすめのスピーカーです。
エアバンドの使い方まとめ
思い通りの交信が聴けるようになったら、飛行機の動きが手に取るようにわかるようになりますし、飛行機の世界がもっと楽しくなります。
航空無線の世界に興味を持ったら、ぜひドラマ『東京エアポート 東京空港管制保安部』を鑑賞してみてください。
羽田空港の管制官たちの奮闘を描いたドラマで、航空管制官の仕事が本格的に描かれており、航空管制の世界の理解が深まります。
ドラマ『東京エアポート 東京空港管制保安部』は、フジテレビ公式動画配信サービス【FODプレミアム】の公式サイトで、2週間無料で視聴できるので、
航空無線に興味がある人はぜひ観てみてください。