残念すぎる飛行機写真!よくある失敗例11連発!

上手く写真が撮れた時って最高に嬉しいですよね!

私は最高の一枚が撮れた時、何度も見返しながらにやにやしちゃいます。周りから見たら完全に危ない人ですね。

どうもこんにちは、怪しい飛行機写真愛好家のヒコ太郎です。

最高の写真一枚の裏には、実は沢山の失敗写真の山が広がっています。

今回は飛行機写真の失敗例を学んで、最高の一枚につなげましょう!

失敗写真から学ぼう!

失敗写真とは?

失敗写真とは意図せずそうなってしまった写真のことです。

意図せずと言っているのは、あえて意図的にそういう表現を出している場合もあるからです。

今日は飛行機撮影においてありがちな失敗例を私の数ある写真から紹介していきます。

よくある失敗例11連発

ピン甘

カメラを始めたての方が1番やってしまうのがピン甘です。対象物にピントが合ってない状態ですね。

完全にピントが合っていない状態はピンぼけ、ちょっとピントがずれてしまっているものはピン甘といいます。

飛行機撮影だとピントが合う前からシャッターを切り始めたり、ワンショットでピントを合わせた後に機体との距離が変わってしまったり、AIサーボが機体と別のものを拾ってしまってピントがズレてしまうことが多いです。

あとは曇り空や薄暗い時間帯もピントが迷いやすくなりますね。

このJALの写真は一見ピントが合っているように見えますが、よーく見てみるとJAPAN AIRLINESの文字が若干ボケているのがわかると思います。

自分の目が悪くなったのかと一瞬錯覚してしまいますね。

このピンボケや手振れなどはどこまで許容できるのかは人によって変わってくると思うんですが、基準として文字が読めないほどのものは完全に失敗写真になると思います。

私の場合は機体に書かれている文字やレジが明らかにぼやけてしまっているものは失敗写真としています。

この写真はわたしの基準では失敗写真になります。

手ブレ・被写体ブレ

シャッター速度を遅くして撮影する時に起きやすいのが手ブレ・被写体ブレ。

シャッターを切っている間に手元が動いてしまったり、機体が動いてしまうと手ブレや被写体ブレが起こります。

シャッター速度を遅くして撮影するシーンは明るさが少ない夕方から夜の撮影や、プロペラ機を撮る時が多いですね。

シャッター速度が遅い時に手ブレや被写体ブレを防ぐためにまず大切なのは撮る姿勢。

肩幅に足を広げて両脇をしっかり締めて、上体があまり動かないように腰を回転させて飛行機を追うことで撮影姿勢が安定します。

あとはカメラやレンズに手ブレ補正モードがあれば活用しましょう。

この写真はプロペラが回っているのを表現するためにシャッター速度を遅くして撮影した結果、ブレてしまった失敗写真。

シャッタースピードを遅くすると、撮影の難易度は格段に上がります。

白とび

白とびとは明るい部分の色情報が失われて真っ白になることをいいます。

カメラの設定の時にもお話しましたが、適正な露出よりも明る過ぎる事を露出オーバーといいます。

写真が明るくなり過ぎると写真の元々明るい部分が真っ白になってしまうので、例えば本来青い色である空が真っ白になってしまいます。

白飛び写真は明暗差が激しい場所や太陽光に機体が反射している時などに多いです。

白飛びを防ぐためには適正な露出になるよう試し撮りを行なって調節しましょう。

ちょっと詳しい人ならRAWで写真を撮れば後から修正できるという話をなんとなく聞いたことがある人もいると思うんですが、白とびは修正することができません。

ですので後から修正するつもりでRAWで撮影していたとしても白飛びは特に気をつけましょう。

この写真はどこが失敗かわかりますか?適正な露出のように見えますが、よく見ると機体の塗装の一部が白トビしています。

この飛行機はルフトハンザの特別塗装機5スターハンザで、機体の側面には金色で5Starと☆☆☆☆☆が描かれているんですが、ほとんど見えなくなってしまっていますよね。

せっかくの金色が残念な感じに飛んで白くなってしまっています。

適切な露出に合わせていたとしても、機体に光が反射するとこのようになってしまうことがあるので注意が必要です。

黒潰れ

黒潰れは白飛びの逆で暗い部分の色情報が失われて真っ黒になる事をいいます。

適正な露出よりも暗過ぎる露出アンダーの時に起こります。

暗い部分、例えば光が当たっていない影になっている部分にも本来は色がありますが、写真が暗くなり過ぎてしまうと影の部分が真っ黒になってしまいます。

黒潰れも明暗差が激しい場所や逆光時などに起こりやすいです。黒潰れも試し撮りで防ぐことができます。

また写真をRAW形式で撮ってあげれば後から現像処理で救済できる事もあるので、RAWでの撮影をお勧めします。

この写真は空の明るさに露出を合わせた結果、後ろの森が黒つぶれしてしまっています。

逆光

これ難しいんですが逆光での写真も意図したものでなければ失敗写真です。

本来は順光で撮りたかったけど、仕方なく逆光になってしまったという場合などです。

というのは、あえて逆光で撮ってシルエットを象徴的に見せたいなど意図して撮る場合もあるからです。

逆光は撮り方によっては非常に印象的な写真にもなりますので、失敗かどうかは撮影者が意図して逆光での表現を狙って撮っているかどうかによります。

逆光は機体の背面から光が当たるので機体が陰になってしまいます。逆光では機体が暗くなり、色も映えません。

逆光での撮影を防ぐためには太陽の位置を計算して撮影場所を決めることが大切です。

この失敗写真はエア・アジアの真横を狙って撮った写真ですが、逆光のため本来は鮮やかな赤の塗装が暗くくすんでしまっています。

機体の白色も影になり暗くなってしまっていますね。正面から光が当たっていないため機体の立体感も失われています。

水平が取れていない

飛行機を夢中で追いかけるあまり、地面との水平が取れていない写真になってしまうことがあります。

これもよくやりがちですね。

特に機体の機首の角度が変わる離陸や着陸の時は傾きやすいので注意です。

水平が取れておらずに傾いてしまった写真は見ていて安定感がないので、地面との水平を意識して撮るようにしましょう。

慣れないうちはファインダー内水準器を活用するとうまく撮れます。

この写真は水平を意識せずに離陸を撮った写真。地面が右下に傾き、見ていて不安な気持ちにさせられます。

コクピットにピントが合っていない

飛行機撮影でピントを合わせる位置の基本はコクピットです。

真横から撮影するスポッティング写真の場合はあまり気を使わなくてもコクピットにピントが合いますが、機体を前や後ろ方向から撮影する場合は特に注意が必要です。

機体の前方と後方で距離が違うため、コクピット以外の部分にピントが合ってしまう危険性が高いからです。

ピントが合ってるように見えるけど、実はピントが合っているのは尾翼の部分で、コクピットにはピントが合っていないといった写真は失敗写真です。

コクピットにしっかりとフォーカスポイントを合わせる事を意識してあげたり、絞りをいつもよりも絞ることで防ぐことができます。

見切れ

適正な焦点距離のレンズを着けていなかったり、撮影に慌ててしまって写真から機体が意図せずはみ出してしまった写真もよくある失敗です。

特にコクピットが切れてしまった写真なんかは残念感が強いです。

戦闘機などの速い機体を近い距離から撮影する場合も見切れてしまうことが多いです。

ファインダーの中に飛行機がしっかり収まるように撮影しましょう。

ここで注意が必要なのはファインダー視野率です。

カメラによって違うんですが、ファインダー視野率が97%とかのカメラだとファインダーを覗いた時に機体が全て入っていても写真では切れてしまっているといったことが起こります。

ですので視野率100%未満のカメラで撮影する際は、前後左右に少し余白を作って撮影すると飛行機をしっかりと写真の中に収めることができます。

前後一杯に飛行機が入っていても窮屈な印象になってしまいますしね。

あとは動いている飛行機を落ち着いて見ることが大切です。

動いているとついつい焦ってしまうんですが、旅客機であればあまり急激な動きはしないので落ち着いて撮影すれば見切れることなく撮影できます。

この写真は非常に近い距離からAPS-Cのカメラで撮影した写真。機体が大きいためフレーム内に収まりきらず、コクピットと尾翼がはみ出してしまっています。

機体との距離、機体の大きさを考えて適切なレンズを選ばないとダメですね。

遮蔽物に機体が隠れる

飛行機の写真を撮っているとタキシング中の他の機体、照明の柱、高い木、前の道路を走る車など、本当にさまざまな物があの手この手で撮影の邪魔をしてきます。

1番邪魔されてほしくない時によく起きるのがこれ。

柱や木などは自分の立ち位置である程度防ぐことができますが、タキシングしてくる機体などは自分の力ではどうしようもできません。

なんでこのタイミングでそこ通るねーん!!みたいな。

最高なカットで機体が隠れてしまうと悔しさ倍増です。何度泣かされた事か。

この写真はシグナスと東京ゲートブリッジとの絡みを狙って撮影した写真ですが、照明の柱に見事に邪魔されてしまいました。

羽田空港は普通に撮影するだけなら簡単なんですが、真横や絡みなど何かを狙って撮影する場合、この照明の柱がいい感じのところにあるので意外と撮影は難しいです。

羽田空港のデッキでよく撮影されている方は、誰しも一度はこの柱に泣かされていると思います。

映り込み


邪魔ものあるあるその2。

幸い遮蔽物に機体が隠れなくても写真に余計なものが写ってしまうのも残念写真のひとつ。

航空祭などで最高のシーンに前のおっちゃんのハゲ頭が~などがこれにあたります。

ボカしきれなかったフェンスのあみあみや、手前の柵や空港施設、他の機体などが不自然な位置に映り込んでしまうのもこれですね。

これも不可抗力で映ってしまう系が多いので仕方がないですね。

この写真はシグナスの真横を狙って撮影した写真ですが、手前に駐機している飛行機の尾翼が映り込んでしまいました。

ペラカッチン

プロペラ機やヘリを撮影する時にやってしまうミスがこのペラカッチンです。

ペラカッチンとは回転しているプロペラやローターが完全に止まって写ってしまっていることをいいます。

実際には回っているプロペラやローターが止まった写真はまるでプラモデルのように見えるため、リアリティがありません。

機体は止めてプロペラを少しブラして撮るのがカッコいい撮り方です。

ペラカッチンは通常の飛行機を撮る時の設定でそのままプロペラ機を撮ると起こります。

シャッタースピード1/1000や1/500だとプロペラの回転よりもシャッターが速すぎるため、プロペラが止まって写ってしまうんです。

ペラカッチンを防ぐためにはシャッタースピードを通常よりも遅い1/200程度の速さに設定してあげる必要があります。

通常よりもシャッタースピードが遅いため、今度は手ブレや被写体ブレが起こる可能性が高くなるので、プロペラ機はジェット機と比べて撮影難易度が高めですね。

失敗写真を知ることが写真上達の近道

紹介した失敗写真はどれも飛行機撮影でやりがちな失敗です。

飛行機撮影をしている人はおそらく全て経験しているはずですよね。

これらの失敗を意識する事で防げる失敗もあります。

もちろん全て防げるわけではないんですが、失敗写真の確率を下げることはできます。

フェンスが邪魔そうだったら事前に脚立を用意したり、立ち位置を変えてみたり。太陽の位置を考えて撮影場所を決めてみたり。

失敗写真から学ばなければ同じ失敗の繰り返しですが、失敗写真にならないように色々と考えるようになると写真の腕は上達してきます。

こうなってくると飛行機撮影はさらにおもしろくなってきます。

私も撮影にだんだんと慣れてくると、飛行機撮影って意外と頭使うんだな~って思いました。

人の失敗写真を見ることも上達への近道ですね。みなさんの周りに飛行機撮影の仲間がいたら是非撮った写真を共有してみてください。

今ではLINEやTwitter、Facebookなど便利なツールがたくさんあります。

私も飛行機仲間とLINEのグループを作ってアルバムを作成し、写真を共有しています。

他の人が撮った写真は勉強になりますよ!

おわりに

自分の失敗写真恥ずかしいですねー。

私の失敗写真がみなさんの最高の一枚に繋がってくれたら嬉しいです。

私の友人の話なんですが、とても貴重な機体が来た時に、誤ってマニュアルフォーカスで撮影してしまい、撮った写真が全てピンぼけするといった悲しすぎる失敗をしてしまった人もいます。

この話を聞いて私は撮る前は必ず試し撮りをしようと心に決めました。

みなさんもぜひ失敗から学んで素敵な写真をたくさん撮ってください。