雪の中の飛行機撮影。雪だからこそ撮りたい写真と撮影時の注意点まとめ

冬は飛行機を撮影するにはベストなシーズン。

空気が澄んでいるのも魅力ですが、中でも飛行機撮影を面白くしてくれるのが『雪』。

雪は冬ならではの気象ということで、飛行機撮影にもぜひ活用したいところ。

今回は、そんな雪で撮りたい飛行機写真と、雪の中での撮影時の注意点や、必要な装備などをまとめました。

雪で撮りたい飛行機写真

雪レフ

雪で撮りたい飛行機写真といえば、まず外せないのが『雪レフ』。

雪レフは降り積もった雪に光が反射し、飛行機のお腹が明るく照らされる現象。

雪がレフ板のように作用する事から、雪レフと呼ばれています。

普段なら影になってしまう飛行機の裏側が明るく照らされるので、まるでポスターのような素敵な写真に。

雪レフがあると飛行機が最高にカッコよくなる!雪レフあり・無しの違いも比較

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2020年4月27日

雪の巻き上げ

飛行機が雪を巻き上げるシーンなんかも、雪の中で撮りたい飛行機写真。

特にエンジンでの巻き上げは、雪が煙のように吹き上げられて迫力抜群。

逆噴射やエンジンのブラストで雪が巻き上げられるシーンは、写真からエンジンの息遣いが伝わってくる感じがして、好きな写真です。

タッチダウンの瞬間の雪が巻き上げられるシーンも撮ってて面白いですね。

タッチダウンの瞬間はスモークを捕らえると迫力がありますが、

雪が降ったばかりだと、滑走路に積もった雪がタッチダウンの時に巻き上げられて、さらに迫力のある写真になります。

景色との絡み

雪が被った山をバックに飛行機を絡めて撮影するのも、雪の季節ならでは。

雪山バックで絡めて撮れる場所を探すのも楽しいですし、狙っていた山といい感じに絡んだ時なんかは嬉しいですよね。

羽田空港でハミングバードディパーチャーを撮影した写真。飛行機と富士山との絡み

日本を代表する雪山といえば、やっぱり富士山。

雪の被った富士山との絡みは、ぜひ雪のシーズンに撮りたいところ。

上の写真は、2019年3月に終了した羽田空港でのハミングバードディパーチャーの写真です。

ハミングバードディパーチャーは、早朝の3便のみに許された滑走路34Lからの出発方式で、富士山と離陸機を絡めて撮れることで有名でした。

現在ハミングバードディパーチャーは廃止となりましたが、飛行機と富士山と絡めて撮れる場所は他にも色々とあるので、狙ってみたいですね。

富士山以外にも、例えば新千歳なら樽前山など、ご当地の雪山を絡めて撮影すればローカル感を表現できるのでおすすめです。

降雪

雪といえば、降っているシーン。

晴れの時と比べてコントラストは無いんですが、雪の中の静けさみたいなものが感じられるので、これはこれで好きです。

降っている雪は背景が明るいとほとんど映らないので、背景が暗い場所を選んで撮影するといいですね。

ブルーアワー

日没前後のマジックアワーは写真が幻想的に撮れる時間帯と言われていますが、中でも日没後のブルーアワーは雪と飛行機が美しく撮れる時間帯。

トワイライトとも呼ばれるこの時間帯は、雪を青色に染めて飛行機が浮かび上がり、幻想的な写真となります。

雪の中での撮影の注意点

雪の中での撮影で最も大変なのは、撮影スポットへのアクセス。

雪景色の飛行機を撮りに北国へ行く場合、現地では基本的にレンタカーでの移動となりますが、外周スポットは、雪が深くなるとアクセスがだんだんと難しくなってきます。

たとえスタッドレスを履いていたとしても、スタックしてしまう事も多々。

撮影スポットへは、細い一本道を進んでいかないと行けないような場所も多く、そんな場所でスタックしてしまうと、身動きが取れないばかりか、道を塞いでしまいます。

恥ずかしながら僕も過去に一度スタックしてしまったことがあり、それからは無理しないようにしています。

雪が深くなる前の時期を狙って撮影できればベストですね。

雪が深い季節は、撮影スポットのかなり手前に車を止めて、そこから歩いていくこともありますが、スノーブーツなどが必須装備。

撮影終了後、寒い外から暖かい部屋に戻ってすぐに機材を取り出すと、センサーなどカメラ内に結露が発生してしまうこともあるので、注意が必要ですね。

雪国では、外は氷点下の気温も珍しくなく、カメラバッグに入れてた飲み物が凍ってしまうほど。

部屋に戻ってもカメラはしばらくカメラバッグから出さずに、時間を置いてから取り出す方が安心です。

雪で撮影する時の便利な装備

雪の飛行機撮影であると便利な装備

雪の中で飛行機を撮影する上で、便利な装備をまとめます。

雪の飛行機撮影で用意したい装備
  • レンタカー(スタッドレス・チェーン)
  • 予備バッテリー
  • モバイルバッテリー
  • 乾燥剤
  • スノーウェア
  • スノーブーツ
  • 手袋
  • カイロ
雪国で飛行機を撮影する時に、必要となってくるのは大体こんな感じ。

レンタカー

まず雪の中で撮影する時にあると便利なのが、車(レンタカー)。

単に移動手段としてだけでなく、飛行機を待つ間に暖を取るのにも大活躍。

北国で雪のシーズンとなる時期は、ほぼスタッドレス標準装備なので安心です。

カメラ用予備バッテリー

気温が低いとバッテリーの持ちも非常に悪くなるので、カメラ用の予備バッテリーやスマホ用のモバイルバッテリーも複数必要。

カメラのバッテリーは純正と互換品がありますが、個人的にはコスパのいい互換品がおすすめ。

純正品よりも能力は落ちますが、純正品の1/5くらいの値段で買えますからね。

1個から買えますが、おすすめは2つセット。

2つセットでも純正バッテリーの半額以下で買えますし、1個あたりの値段も安くなってます。

モバイルバッテリー

寒い場所だとスマホもバッテリーもすぐに無くなるので、スマホ用にモバイルバッテリーも用意しておきたいところ。

僕はデザインが気に入ったので、ROMOSSのを使ってます。

カメラバッグ用乾燥剤

寒い外から暖かいホテルの部屋に戻った時、カメラに結露が発生しないように、カメラバッグの中に乾燥剤を入れておくと安心。

乾燥剤もカメラバッグ用の物が売っています。

レンズやカメラのカビ防止のためにも、カメラバッグに忍ばせておきたいですね。

スノーウェア・スノーブーツ

雪の飛行機撮影であると便利な装備

湿気の多いベチャついた雪の場合、防寒ウェアが濡れてしまうので、防水用のウェアやスノーウェアがあると便利です。

雪の中を歩く場合、靴下が濡れないようにスノーブーツも必要。スノーブーツは、横から雪が中に入らないようにハイカットの物を選びましょう。

僕はスノボ用のウェアに、コロンビアのスノーブーツを使ってます。


ノースフェイスのスノーブーツもかっこいいのでおすすめです。

手袋・カイロ

あとは防寒用に手袋やカイロなども用意しておくといいですね。

雪の飛行機撮影まとめ

雪の飛行機撮影では、いつもよりも必要な装備も多く、撮影場所へのアクセスも難しかったりと、撮影のハードルは高いですが、その分撮れる写真は魅力的。

事前にしっかりと準備して、ぜひ雪の中の飛行機撮影にチャレンジしてみてください。

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2020年7月26日

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