オランダ・アムステルダムにあるスキポール空港は、撮影環境が素晴らしく、飛行機撮影ファンにとって楽園のような空港です。
スキポール空港には、なんと6本もの滑走路があり、撮影スポット自体もたくさんあるため、滑走路の運用方法や、撮影場所について悩んでしまう事もあるんではないでしょうか。
そこで今回は、スキポール空港にある飛行機撮影スポットについてまとめてみました。
スキポール空港での撮影の参考にしてみてください。
もくじ
スキポール空港の滑走路運用

各撮影スポットで飛行機を撮影する時に、滑走路の運用について理解しておくと、撮影のイメージがつかめますよね!
そこでまずは、スキポール空港の滑走路運用を軽く押さえておきましょう!
スキポール空港滑走路
- 18R-36L Polderbaan(ポルダーバーン)
- 18C-36C Zwanenburgbaan(ズワネンブルクバーン)
- 18L-36R Aalsmeerbaan(アールスメールバーン)
- 06-24 Kaagbaan(カーグバーン)
- 09-27 Buitenveldertbaan(ビテンベルダートバーン)
- 04-22 Oostbaan(ウーストバーン)
スキポール空港にある滑走路は全部で6本。
そのうち04-22 Oostbaan(ウーストバーン)は緊急用の滑走路のため、通常は使用しません。
そのため通常使用できる滑走路は5本ですが、5本の滑走路を同時に運用することはなく、3本または4本の滑走路でオペレーションされます。
滑走路のうち18R-36L Polderbaan(ポルダーバーン)の南側と、18L-36R Aalsmeerbaan(アールスメールバーン)の北側は飛行が制限されています。
その他にも細かいルールはありますが、これだけ覚えておけば基本はOKです!
スキポール空港の飛行機撮影スポット

それでは、アムステルダム・スキポール空港にある飛行機撮影スポットを紹介します。
スキポール空港の飛行機撮影スポット
- タクシーQ
- ファイフハイゼル通り
- ホーフド通りの畑
- 水路ポイント
- ポルダーバーンスポッターズスポット
それでは各撮影スポットについて、順番に紹介していきます。
①タクシーQ

タクシーQはスキポール空港の南側、誘導路Qにある撮影スポットで、誘導路Qをタキシングする飛行機を撮影することができるポイント。昼順光。
タキシングする飛行機を目の前で見ることができ、スポッティング写真を撮影するのに適しています。飛行機との距離が近いため、こちらに気づいたパイロットが手を振ってくれることも!
付近には駐車場がないので、自転車やバスなどでアクセスしましょう。
◆タクシーQについてまとめた記事はこちら⬇︎
ここで撮れる写真例

タクシーQで撮れるスポッティング写真

パイロットが手を振ってくれることも

747の転がりは大迫力
②ファイフハイゼル通り

ファイフハイゼル通りはスキポール空港18C-36C Zwanenburgbaan(ズワネンブルクバーン)沿いにある撮影スポットで、ズワネンブルクバーンの離陸機を午後順光で撮影できるスポットです。
離陸した飛行機の真横カットや、タワーとの絡みなどを撮影することができます。
公共交通機関を使ってのアクセスができないため、レンタサイクルやバイクが必要です。
◆ファイフハイゼル通りについてまとめた記事はこちら⬇︎
ここで撮れる写真例

重たい上がりのKLM 747-400M

離陸機とタワーとの絡みが撮れる

飛行機によって上がるポイントが違う
③ホーフド通りの畑

ホーフド通りの畑はスキポール空港の西側、ホーフド通り沿いにある撮影スポットで、18R-36L Polderbaan(ポルダーバーン)使用時に誘導路Vをタキシングする飛行機のスポッティング写真を撮影することができるポイントです。午前順光。
畑や並木の中を飛行機が転がるシーンはなかなか素敵な景色。
ここは飛行機との間にフェンスがないので、気持ちよく撮影することができます。
水路ポイントとはすぐ近くの距離。
◆ホーフド通りの畑についてまとめた記事はこちら⬇︎
ここで撮れる写真例

畑と並木道の中を飛行機がタキシングする景色

のどかな風景が広がる誘導路V

フェンスのない環境で撮影ができる
④水路ポイント

水路ポイントはスキポール空港の西側にある撮影スポットで、18R-36L Polderbaan(ポルダーバーン)使用時に誘導路Vをタキシングする飛行機のスポッティング写真を撮影することができるポイントです。午後順光。
水路の上を飛行機がタキシングしていくオランダらしい景色と絡めた飛行機写真を撮ることができます。
街灯が邪魔になってしまうため、大型機は撮れません。
ホーフド通りの畑がすぐ近くにあります。
◆水路ポイントについてまとめた記事はこちら⬇︎
ここで撮れる写真例

水路の上を飛行機が進む

スポッティング写真が撮れる

大型機は撮れないので注意
⑤ポルダーバーンスポッターズスポット

ポルダーバーンスポッターズスポットはスキポール空港の西側にある撮影スポットで、スキポールでは最も有名な撮影スポット。午後順光。
ポルダーバーンを離着陸する飛行機の写真を、間近で撮影することができる人気の撮影ポイントです。
スポッティング写真や、タッチダウン、風車と絡めた写真などを撮影することができます。
◆ポルダーバーンスポッターズスポットについてまとめた記事はこちら⬇︎
ここで撮れる写真例

目の前で見える逆噴射は大迫力

スキポール最長のポルダーバーンは747も余裕

風車との絡みはオランダらしい景色
スキポール空港での飛行機撮影のポイント

スキポール空港で飛行機を撮影する上でのポイントを紹介します。
撮影のポイント
- KLMの747が撮れる
- フェンスのない環境で撮影できる場所が多い
- 地元の人が撮らないような場所での撮影は控える
- 滑走路が多いので運用に注意
スキポール空港で撮りたい飛行機といえば、KLMの747。
特に貨客混載型の747-400Mは747-400シリーズの中でも珍しい機体なので、撮りたい写真のひとつ。
KLMの747は2021年に退役を予定しており、しかも日本では撮影できないため、引退する前にスキポールに行ってぜひ撮影してみてください。
スキポール空港はフェンスがない場所も多くあり、飛行機撮影も趣味として広く認められており、国際空港とは思えないほど撮影環境も充実しています。
ただし、地元の人が撮影しないような場所での撮影はあまりおすすめしません。
スキポール空港は成田の2倍近くあり、撮影スポット間の距離が離れており、、公共交通機関でのアクセス自体も悪いため、撮影スポット間の移動には自転車があると便利です。
滑走路が多いスキポール空港では、滑走路の運用確認は欠かせません。
滑走路の運用の確認、飛行機の位置やフライトスケジュールの確認にはフライトレーダー24が便利なので活用してくださいね。
おわりに

アムステルダム・スキポール空港は、飛行機撮影ファンにとっては天国といえるような撮影環境なので、遠征先としておすすめの空港です。
現在、世界的にも747は急速に姿を消しつつあります。KLMの747が引退する前にぜひ撮りに行ってみてください。
オランダ・アムステルダムでのスマホやWi-Fiルーターの充電には、変換プラグが欠かせません。
世界中のコンセントで使えるマルチタイプの変換プラグを用意しておくと、海外旅行がグッと快適になりますよ。