チャンギビーチパークと言えば、南風運用時に着陸機が撮れるスポットとして、シンガポールでは超有名な場所。
着陸する飛行機とビーチとの絡みは、シンガポールに来たら一度は撮りたい写真ですね。
この記事では、チャンギビーチパークの紹介、ここで撮れる飛行機写真や、アクセス方法についてお伝えします。
もくじ
チャンギビーチパークを紹介
まずはチャンギビーチパークについて紹介したいと思います。
チャンギビーチパークはチャンギ国際空港の北側の海岸沿いにある公園です。
公園内にはビーチが広がり、遊歩道やレストラン、売店なども整備されていて、いつも家族連れやカップル、観光客で賑わっていて大人気。
すごく綺麗な海というわけではありませんが、シンガポールらしい南国感を味わうことができます。
海の向こうに見えるのはウビン島。
ガイドブックにはあまり紹介されませんが、ウビン島はシンガポールでプチ人気の島で、サイクリングなどが楽しめます。
ウビン島へはチャンギビーチパークすぐ目の前にあるチャンギポイント・フェリーターミナルから船で10分、片道約3ドル程で行けるので、シンガポール観光に飽きてしまった方はぜひ訪れてみてください。
ほんのり潮の香りがする心地良い海風が吹いているチャンギビーチ。
天気がいいとビーチ沿いを歩くだけでも楽しいですね。
公園内にあるレストランThe Sea Grillでは、食事やお酒が楽しめます。
シンガポールの風を感じながらビールなんかを飲むのもよさそうですね。
夜遅くまで営業しているので、撮影後でも利用できますよ。
場所と行き方
チャンギビーチパークは地図のこちら、空港の北側すぐ近くにあります。
チャンギビーチパークへは、観光客はバスやタクシーを使っていくのが一般的。
バスで行く場合
バスの場合は多くの行き方があるんですが、MRT EXPO駅から行くと乗り換え無しで行けるので、おすすめです。
MRT EXIPO駅からの所要時間は40分程かかります。
ルート
Expo駅から歩いて7分程のところにあるBef Simei Rdバス停から2番系統に乗り、終点のチャンギビレッジバス停で降りれば、チャンギビーチの目の前に到着します。
こちらがBef Somei Rdバス停。
ここから2番系統、チャンギビレッジ行きのバスに乗ります。バスは大体大体10〜20分に1本走っているので、そんなに待たずに乗れます。
乗るのは2番系統のバス。
これに乗ったら、終点のチャンギビレッジで降りるだけ。簡単ですね!
こちらがチャンギビレッジバス停です。
ここからチャンギビーチまでは歩いて6分ほど!
帰り
帰りはチャンギビレッジバス停から行きと同じ2番系統に乗り、Aft Somapah Rdバス停で降りれば EXPO駅まで戻れます。
バスの乗り方
- バスの前面に表示されている系統番号を確認
- 自分が乗るバスが来たら手を上げて運転士に乗る意思表示をして、前から乗車する(合図しないと停まらない)
- Ez-Linkカードを機械にタッチする
- 降りるバス停が近づいたらSTOPボタンを押す
- Ez-Linkカードを機械にタッチして後方降車口から下車
バス乗車に必要な物
- スマホ(google map)
- Ez-Linkカード
シンガポールでバスに乗る場合、この2つが必須です。
シンガポールのバスはアナウンスや次に停まるバス停のモニター表示などがないため、自分が降りるバス停を確認するためにはgoogle mapで自分が常にどこを走っているのか確認する必要があります。
バスに乗ったらGoogleマップで自分の位置をモニタリングしておき、降りるバス停に近づいたらストップボタンを押しましょう。
シンガポールのバスは日本と同じように現金かICカードで乗車する事ができます。
バスの運賃は一律ではないので、現金は非常にめんどくさいため、日本でいうSuicaなどのICカードと同様のシンガポール版ICカードである『Ez-Linkカード』が圧倒的に便利です。
Ez-LinkカードはMRTでも使え、シンガポール観光には非常に便利なため、必ず手に入れておきましょう。
タクシーで行く場合
バスは安いのが利点ですが、時間がかかりますし、案内がないため初心者にはハードルが高いなと思った方もいるかもしれません。
そこでおススメなのが、タクシーを利用する方法。
チャンギ国際空港やMRT Expo駅からタクシーを使えば、約10ドルでチャンギビーチパークまで行く事ができます。
シンガポールはタクシーが安いので、チャンギビーチパークまでは日本円で約1000円程ですし、わずか15分程度で行けるのでおすすめです。
タクシーならチャンギビーチパークの目の前まで行けるので、楽チンですね。
チャンギビーチパークで撮れる飛行機写真
チャンギビーチパークで飛行機が撮れるのは、主にこの3つのポイント。
撮影スポット
- チャンギビーチ
- チャンギポイントの橋
- ニコルドライブ
それぞれの場所から撮れる飛行機写真を紹介します。
①チャンギビーチ
チャンギビーチは一番定番のスポットで、ビーチと飛行機を絡めた写真を撮影することができます。
ここでは、南風運用時の着陸機や、北風運用時の大型機の離陸などが撮影可能。
一番撮りたいのは、やはりこのビーチとの絡みですよね。
ヤシの木の上を飛行機が飛んでいく南国シンガポールらしい景色。
飛行機の高度が高いため、縦構図で撮っても意外と面白い場所。
同じビーチでも立ち位置を変えるだけで結構変わるので、色々と移動しながら試してみてください。
ビーチと絡めずに飛行機単体で撮影するとこんな感じですね。
このようにチャンギビーチパークは、南風運用時に着陸機が撮れる場所として有名ですが、北風運用時に重たい上がりの飛行機であれば離陸を撮ることも可能です。
小型機は全然高度が高すぎてお話になりませんが、ボーイング787くらいになると上がりが重たくなるので、少しは撮れるようになってきます。
こちらはシンガポール航空の787-10。
ギアが完全に収納され、高度が高いことがわかりますね。
A380の離陸でこんな感じです。
さすがA380だけあって上がりはかなり重たいですね。他の機種と比べると上がりの重たさは一目瞭然。
他の機種だとお腹気味になってあまりパッとしませんが、A380なら離陸の撮影にもなんとか使えそうですね。
②チャンギポイントの橋
チャンギポイントの橋は、チャンギビーチとチャンギポイントを結ぶ橋。
ここの橋の上からも着陸機を撮影することができます。
ビーチから少し離れますが、ビーチとはまた違った写真が撮影できますね。
引いてみるとこんな感じの場所。
ビーチらしさはありませんが、南国らしい景色ですよね!
遮るものがないので、スポッティングカットを撮るのにも最適です。
③ニコルドライブ
ニコルドライブは、チャンギビーチ沿いに走る道路。チャンギビーチを東に進んだビーチの終わるあたりのニコルドライブからは南風運用時の着陸機を午前順光で撮影することができます。
南風運用時に午前順光で撮影できるポイントとして貴重な場所です。
スポッティングカットを撮るのにもピッタリのポイントです。
このように午前順光で撮影できる場所として魅力的なんですが、ここで撮る時の注意点があります。
実はこのあたりにはタンカーバースや、軍のフェリーターミナルがあり、それらの施設は撮影禁止となっています。タンカーバースの右側にあるSAFフェリーターミナルは、民間用ではなく軍専用のフェリー乗り場。
シンガポール軍の軍事訓練用の島であるテコン島へ行く時に使われるターミナルなんです。
この辺りで撮影する時は、タンカーバースや軍のフェリーターミナルを絶対に撮影しないのはもちろんのこと、それ自体にもあまり近づかないようにして、撮影してください。
飛行機撮影情報
この場所で撮影する上で必要な情報をまとめました。
撮影情報
- 20C、20Rの着陸機が撮れる
- A380なら北風時02Cの離陸も撮れる
- スポッティングカットが撮れる
- 着陸機はビーチとの絡みが撮れる
- レンズは着陸機なら200ミリ、離陸機なら600ミリ程度必要
ここでは南風運用時、20C、20R両滑走路の着陸機を撮影する事ができます。基本的には20R降りですが、20Cにも降りてきます。撮影する機体に合わせて移動しましょう。
基本的には離陸機を撮るのには向きませんが、A380なら撮れなくもありません。
おわりに
シンガポールで飛行機を撮るなら絶対に外せないチャンギビーチ。
もちろん飛行機を撮らずとも楽しめるので、天気のいい日は是非訪れてみてくださいね。
暑い中での撮影に疲れたら、近くでクラフトビールが飲めるリトルアイランドブルワリーで一休みしましょう。
◆チャンギ空港の撮影スポットについてまとめた記事はこちら⬇︎