午後から成田空港A滑走路を撮影しようと思ったら、どこを選びます?
さくらの山?ひこうきの丘?
ちょっと待ってください!『さくらの丘』がありますよ!
と、超有名な2つの撮影スポットに挟まれてしまい、あまり日の目を見ないちょっと残念なさくらの丘。
実は北風、南風どちらもいい感じの、なかなかおもしろい撮影スポットだったんです。
そういう訳で今回は、成田にあるさくらの丘で撮れる飛行機写真、ここがおもしろい理由、行き方、ポイントをお伝えしていきます。
もくじ
さくらの丘ってどんなところ?
さくらの丘は成田空港の西側、A滑走路の南端付近にある公園です。
公園と言っても遊具などは何もなく、トイレとベンチが置いてあるくらい。
正式名称は『三里塚さくらの丘』といいます。
ここは飛行機好きにとっては心のバイブルとも呼べるドラマ、木村拓哉さん主演の『GOOD LUCK!!』の撮影地でも有名ですね。
キムタクまじかっこよかった!内山理名さん可愛かった〜!
この記事書いてたらまた見たくなっちゃいました。
家帰ったら見よ。
階段を上ると有名なベンチ。
さくらの丘には展望台のようになっている高台のような場所もあります。
そこから登って見てみるとこんな感じ。
高台になっているのでここからいい感じに撮れそうな気がしますが、実はここから狙ってもいい写真は撮れません。
その理由は後述します。
場所と行き方
三里塚さくらの丘は地図のこの場所にあります。
車で行くのがベストですが、一応バスでも行けます。
バスで行く場合は、JR成田駅の中央口1・2番バス乗り場からJRバス八日市場駅行きに乗車して約20分。『住宅入口』下車後、徒歩約10分です。運行間隔は約30分に1本程度ですね。
人気がないのは撮りにくいから!でも頑張れば撮れるしポテンシャルはある
さくらの丘って人気ないんですよね。さくらの山とかひこうきの丘とか行けば沢山撮ってる人いるのに。
さくらの丘はいつ行ってもガラガラです。
それもそのはず、離陸も着陸も撮りにくいんですよね。
本当に微妙!
例えばこの写真。
北風運用の時に先ほどの展望台のような場所から撮った写真なんですが、真横を撮ろうとすると手前にある電線が邪魔になってしまいます。
エンジンのところに電線が被っちゃってますよね。もう少し機体が高く飛んでくれればいいんですが、タッチダウンする位置は決まっているので必ず被ります。
あとちょっとで被らないのに、本当いやらしいとこにあるんですよね。
次はこの写真。
34Lへ向けてタキシングしている場面なんですが、バッチリ真横が撮れてるなと思いきや、よく見てみるとやはり機体の手前に先ほどの電線があり、被っちゃってます。
逆に南風運用の時。
さくらの丘は滑走路の南端にあるので、離陸機はかなり高い位置まで上がっちゃっています。
北風も南風も、どっちもすごい微妙ですよね。私も最初はここはないな〜と思いました。笑
しかし一周回ってここの良さに気づいたんです!笑
実はすごい!さくらの丘で撮れる飛行機写真
公園の右端まで行けばギリギリ真横が撮れる場所がある
実は高台に登らず、公園中央からでもなく、公園の1番右端まで行くと、このように電線に被らずに真横が撮れる場所が僅かにあるんです。
これを撮るなら高台には登らず、公園の一番右端がベスト!
北風運用の時に着陸機を撮る場合は圧倒的にひこうきの丘が人気ですが、ひこうきの丘では飛行機の真横を狙うと空しか入りません。
しかし、さくらの丘ならこのように地上を入れた絵で撮影できるので、成田らしい写真になります。
スポッティングカットは飛行機写真の中でも撮りたい写真のひとつですよね。
ひこうきの丘はタワーと絡めて撮影するのには最高ですが、真横を撮るならさくらの丘の方が私は好きになりました。
特に曇りの日は空をあまり入れたくないので、さくらの丘の方がいいですね。
南風で午後に離陸機が撮れるのはここしかない!しかも真南に離陸するから光の当たり方が最高
反対に南風運用で離陸機を狙う場合。
成田空港の西側は木で覆われてしまっているため、午後にA滑走路離陸機を撮れる場所はここしかないんです。
第1ターミナルのデッキは午後だと逆光になってしまいますしね。
飛行機はほぼ真南に離陸するため、さくらの丘から撮影すると光の当たり方が最高なんです。
太陽って午後だと南西の位置にあるじゃないですか。さくらの丘から離陸機を見ると北東の位置にあるので、ど順光ですよね。
しかも高度が上がっているおかげで、お腹まで光が当たります。
さくらの丘は滑走路南端にあるため、ほとんどの飛行機は腹打ちになってしまいます。
しかし長距離便や大型機など、低く上がってくれる機体であれば、このようにいい感じに真横が撮れる事もあるんですよね。
この写真ではギア上げのタイミングが悪く、中途半端になってしまいましたけど。
その他に撮れる写真たち
34Lに進入するアエロフロート機。三里塚さくらの丘は34L南端にあるので、このようなシーンも撮影できます。
下にフェンスがありますが、ギリギリクリアできます。
とりひこライフは誰でも気軽に撮れる場所をという思いで撮影場所を紹介しているので、脚立を必要とする撮影スポットは紹介しません。
もちろんこれも脚立無しで撮影できます。
カーゴエリアに駐機している飛行機も撮影できます。
そして流し撮り。
成田の展望デッキって羽田と違って金網型のフェンスなので、流し撮りをすることができないんですよね。
そうすると撮れるのはやはりここ。
南風で離陸機を流し撮りをするなら、さくらの丘がベストです。
撮影に必要なポイント
さくらの丘で撮影する際のポイントについてまとめました。
さくらの丘の撮影概要
- 撮影できるのはA滑走路
- 北風運用時は着陸機を地上と絡めて真横が撮れる
- 南風運用時は離陸機
- 夜間南風運用時の離陸機流し撮り
- 午後順光
- 必要レンズは200~400ミリ程度
タイミング
A滑走路の離着陸機が撮影できます。
北風運用時は着陸機、南風運用時は離陸機が撮影できます。
おすすめ時間帯
午後順光です。
必要レンズ
200~400ミリ程度のズームレンズがあるといいと思います。
おわりに
この記事で三里塚さくらの丘の良さが伝わったら嬉しいです。
私の大好きなドラマ『GOOD LUCK!!』の聖地ともいえるさくらの丘、一人でここに来るとドラマを思い出して感傷に浸ってしまいます。笑
GOOD LUCK!!効果もありますが、個人的に一押しのスポットです!
成田にあるその他の撮影スポットについては下記の記事をご覧ください。
◆成田空港の撮影スポットについてまとめた記事はこちら⬇︎