そんな時に便利なのが、『Planespotters.net(プレーンスポッターズ)』。
Planespotters.net(プレーンスポッターズ)は、世界中の飛行機の経歴や航空会社の保有機材がわかる、機材データ情報サイト。
その情報量は膨大で、世界中の航空会社の機材データが網羅されています。
プレーンスポッターズを使えば、好きな航空会社の新規登録機材を調べたり、気になる飛行機の機齢や過去に所属していた航空会社なんかが一発でわかっちゃったりするんですよね。しかも完全無料!
ということで、プレーンスポッターズの使い方と登録方法、飛行機趣味での活用方法などをまとめました。
もくじ
Planespotters.net(プレーンスポッターズ)でできること
プレーンスポッターズは、世界中の航空会社の機材データ情報サイトということで、こんな人におすすめのサイト。
- この航空会社の新規登録機材を知りたい
- この航空会社の退役機を知りたい
- この航空会社の保有機材を知りたい
- この飛行機は新しい機体?古い機体?
- この飛行機が製造されてから、過去に渡り歩いてきた航空会社を知りたい
- この機体記号の飛行機はまだ飛んでる?
- この機体記号の飛行機の塗装は?
などなど、こんな感じのことを知りたいなぁ、なんて思ったことありませんか?
プレーンスポッターズを使えば、こういった情報が全部わかっちゃう。
飛行機ファンやスポッターはもちろんのこと、これから乗る飛行機が古い機体か調べたり、昔乗った飛行機がまだどこかの航空会社で活躍しているのか?なんて調べたりするのにも役立ちます。
プレーンスポッターズの使い方
それでは早速Planespotters.net(プレーンスポッターズ)を使ってみましょう。
プレーンスポッターズは、PC版とスマホ版で画面構成や使い勝手が違いますが、PC版の方が使いやすいです。
という事で、ここでは使い勝手のいいPC用のサイト画面で説明していきます。
まずは、Planespotters.netにアクセス。
航空会社から調べる
こちらがPlanespotters.net(プレーンスポッターズ)のトップ画面。
上のグローバルメニューの中から『AIRLINES』をタップし、『index』をタップ。
そうすると、アルファベット順に世界中の航空会社が表示されます。
例えばJALを検索する場合、JALは『JAPAN AIRLINES』なので、上のアルファベットタブの中からJをタップして探します。
下の方に降りていくと、JALがありましたね。
画面の意味は上記のとおりで、
左から航空会社のロゴマーク、航空会社名、ICAOコード、IATAコード、コールサイン、国、保有機数がわかります。
航空会社名をタップすると、その航空会社の詳細(設立、ベース、保有機数、平均機齢など)がわかります。
航空会社詳細画面の下へ降りていくと、フリート構成の詳細がわかります。
B737などそれぞれ機種名のタブをタップすれば、B737-400・B737-800など、そのシリーズの派生別機体状況を知ることが可能。
現在稼働している機数、保管中の機数、退役機数などがわかります。
さらに下の画面へ進むと、1機ごとの詳細がわかります。
表示されているのは上記の通りで、左から機体番号(レジ)、機種、客室構成、デリバリー、特記事項、機齢を知ることが可能。
たとえば機体番号JA04XJの機体なら、
機種はA350-900、
客室構成はF12C94Y263なので、ファーストクラス12席・クラスJ(ビジネスクラス相当)94席、エコノミー263席、
2019年10月にデリバリーされた機体で、ARASHI特別塗装機というのが分かります。
実際に客室構成をJALのWebサイトからシートマップを見てみると、合ってることが確認できますね。
機体詳細画面は、機体記号(レジ)順に並べたり、デリバリー順に並べたり、機齢順に並び替えることもOK。
例えばデリバリー順に並べれば、JALの新規登録機材を調べたりするのに役立ちますね。
※スマホ版の場合、この並び替え機能が使えません。
機体記号(レジ)をタップすれば、その機体のさらに詳細な情報を調べることができます。
ためしに先ほどのJA04XJをタップしてみると、
JA04XJの詳細が表示されます。
先ほどの情報のほか、搭載エンジン(ロールスロイスのトレントXWBエンジン)までわかります。
特記事項には、デリバリーや塗装情報などが書かれており、ARASHI特別塗装機であることがわかりますね。
下にはその機体の写真まで表示されるので、塗装なども一目でわかります。
レジ(機体番号)から調べる
気になる機体を調べる場合は、機体記号(レジ)検索が便利。
トップページから検索画面にレジを入力して検索するだけ。
先ほどと同じ機体『JA04XJ』と入力し検索してみると、
先ほどと同じように、JA04XJの詳細情報が表示されます。
こんな感じでプレーンスポッターズを使えば、各航空会社の保有機材や、それぞれの機体の詳細を詳しく知ることができるんですね。
プレーンスポッターズの楽しみ方
これから乗る飛行機は古い機体か調べる
初めて乗る航空会社や海外のマイナーな航空会社だった時、古い機材だとちょっと怖いですよね。
反対に新しく見えても実は古かったり。
これから乗る飛行機はまだ新しいのか、気になりませんか?
そんな時もプレーンスポッターズがあれば、調べることができます。
例えばこれは、JAL777-200国内線ファーストクラスのシートですが、この席めっちゃ新しく見えますよね。
この機体の機齢を調べるには、機体記号(レジ)が必要です。
機体記号というのは、各飛行機それぞれに割り当てられた記号で、同じ番号のものは原則世界にひとつだけです。日本の飛行機の場合は、日本の国籍記号であるJAから始まるナンバーとなります。
機体番号は飛行機の側面尾翼付近や主翼などに書かれているのでそれを見ればわかりますが、
見れない場合は、飛行機位置情報追跡アプリのフライトレーダー24などでも確認可能。
→フライトレーダー24は、世界中の飛行機の位置がわかる神アプリ
検索の結果、この飛行機の機体番号は『JA8985』であることが判明。
早速『JA8985』の機体番号をプレーンスポッターズで検索してみると、1997年登録の機齢23年もの機体であることがわかりました。
ぱっと見は非常に新しい機体なのに実は結構古い機体だったりと、飛行機は見た目じゃわからないですね。
ちなみに古い機体でもしっかりと整備してあるので、安全には全く問題はありません。
機齢などの情報は、フレイトレーダー24では有料版にしないと調べれられない情報だったりするので、プレーンスポッターズ様様ですね。
気になる飛行機の過去に渡り歩いてきた航空会社を知る
日本で旅客型の747を見る機会はほとんど無くなってしまいましたが、カーゴはまだまだ元気。
こちらは横田基地に飛来したカリッタを撮影した写真です。
→横田基地にある飛行機撮影スポットを紹介。脚立無しで撮れるポイント
早速この機体の経歴を調べてみましょう。
レジは機体後部に書いてあります。この機体のレジは『N744CK』。
これをプレーンスポッターズで検索してみます。
すると機齢27年と、なかなかな高齢機だったことに驚くと同時に、
なんと元JALの機体であることが判明しました。
1993年6月にデリバリーされたこの機体は13年間JALのジャンボとして活躍、2006年12月からはカーゴとして使用され、
2010年12月に現在のカリッタに引き継がれています。
プレーンスポッターズの写真には、JAL時代の写真も見ることができ、感慨深いものを感じますよね。
横田基地に降りたカリッタジャンボが、まさか元JALの機体だったとは。
30代の僕は、子供の頃にJALやANAの747に乗ったのを思い出して懐かしさを感じます。ANAのマリンジャンボとか大好きでしたね。
僕のように、30代以上の人は感慨深いものを感じるんではないでしょうか。
JALのジャンボはもう見れないけれど、元JALの機体をこうやって日本で撮ることができる。
これはプレーンスポッターズで調べないとわからない情報ですよね。
こうした密かな喜びが味わえるのも、プレーンスポッターズの魅力です。
プレーンスポッターズの登録方法
プレーンスポッターズは5回ほど連続して検索すると、アカウント登録を求められてそれ以上検索することができません。
完全無料で利用できる便利なサイトなので、飛行機ファンはぜひ登録しておきましょう。
登録はもちろん無料で、検索し放題ですからね。
アカウント登録するには、プレーンスポッターズのトップページ右上にある『SIGN UP』をタップ。
入力内容は簡単で、名前やEメールアドレスなど必要事項を記入したらチェックを入れて、Sign Upをタップするだけ。
すると、登録したEメールアドレスにプレーンスポッターズからメールが届くので、メールを開いてアクティベートしたら手続き完了です。
とっても簡単ですね!
プレーンスポッターズまとめ
プレーンスポッターズは、ブックマークやスマホのホーム画面に登録しておくと便利。
スポッティングにも役立つので、ぜひ活用してみてください。
→飛行機撮影の基本『スポッティング写真』とは?撮り方から条件まで
気になる飛行機の経歴や、現在の運用状況を知りたい!