福岡空港展望デッキレビュー。お洒落なビアホールと間近に迫る飛行機が魅力

日本にあるほとんどの空港の展望デッキを訪れましたが、福岡空港の展望デッキほど素晴らしいデッキはありません

福岡空港展望デッキの最大の魅力は、飛行機に手が届きそうなほどの距離感お洒落なビアホール

今回はそんな福岡空港の展望デッキについて、ここで撮影できる飛行機写真とともに紹介します。

福岡空港展望デッキガイド

福岡空港展望デッキ情報
  • 場所 : 国内線ターミナル34階
  • 開場時間 : 7:00~22:00
  • 撮影 : 午前順光
  • 環境 : トイレ、ベンチ、ビアホール、情報広場
  • 駐車場 : 福岡空港駐車場(60分200円、最大料金あり)
  • 福岡空港HP : 福岡空港公式サイト

福岡空港の展望デッキは国内線ターミナルの3・4階にある2階建て構造。3階と4階の展望デッキはデッキ内にある螺旋階段でつながっています。

展望デッキは滑走路や誘導路に近く、目の前を走行する飛行機を大迫力で見学することができるほか、解放感満点のビアホール「SORAGAMIAIR(ソラガ・ミエール)」や、ゆったりと寛げるソファー、福岡空港について学べる情報広場などが整備され、飛行機見学を楽しめる展望デッキとなっています。

展望デッキへのアクセス

福岡空港の国内線展望デッキは国内線ターミナル3・4階の南側にあります。

まずはターミナル2階中央、出発保安検査場近くにあるフードコート「the foodtimes」に向かいましょう。

フードコート「the foodtimes」横にあるエスカレーターで3階へ。

エスカレーターを降りたら伊藤園の前を通って、そのまままっすぐ進みます。

まっすぐ歩いていくとスタバが左側に見えてきます。

スタバの先に進むと竹乃屋が見えてくるので、竹乃屋の左右にある通路を進んでいきます。右側、左側どちらからでもOK。

竹乃屋の横の通路を進んでいくと展望デッキが見えてきます。

このドアの先が展望デッキ。デッキの開場時間は7時から22時となっています。

展望デッキの様子

2020年にリニューアルして生まれ変わった福岡空港の展望デッキ。

デッキからは滑走路を見渡すことができ、遮るものもないので眺望は抜群。

デッキは3階と4階の2階建て構造。3階デッキは滑走路側に張り出しているので、離着陸機や誘導路を走行する機体に近づくなら3階がおすすめ。

特に目の前をタキシングする機体は大迫力で、超広角レンズが必要なほど。

4階は高い位置にあるので、タキシングする機体に邪魔されずに離着陸機を撮影できます。

この螺旋階段で行き来することができます。

デッキの端にはソファーやベンチが設置されていて、ゆったりと寛ぎながら見学できる人気の場所。ベンチの数はちょっと少なめなので、競争率高めです。

デッキの隅には滑走路をイメージしたオブジェもありました。ここで記念撮影すれば写真映えも狙えるかも?!

飛行機を撮影する人にとって気になるのはフェンスの形状ですが、福岡空港のフェンスはワイヤータイプ。

映り込みにくく、レンズも左右に振りやすいので、飛行機撮影との相性も抜群。ワイヤーも足元まで張られているので、三脚を使ったバルブ撮影もしやすい構造になっているのもありがたい点。

朝の7時〜夜の22時までと開場時間も長く、福岡空港の展望デッキは飛行機撮影ファンに優しい空港といえますね。

ここで撮影できる飛行機写真は下にまとめてあります。

情報広場

展望デッキ4階の屋内には福岡空港について学べる情報広場があります。

情報広場には福岡空港の歴史、福岡空港の未来、飛行機の位置がリアルタイムでわかるフライトレーダー24の画面、福岡空港の平面図などが展示されています。

福岡空港の歴史がわかるコーナー

壁には年表と絵によって、福岡空港の主な出来事が視覚的にわかりやすく描かれています。

情報広場の全体像

プロジェクターで映されたフライトレーダー24の画面

年表の横の壁にはプロジェクターを使ってフライトレーダー24の画面が映し出されています。

飛行機ファンにとってはお馴染みのフライトレーダー24は、今空を飛んでいる飛行機の位置がリアルタイムでわかる人気のwebサイトで、スマホアプリもあります。

福岡空港の平面図と福岡空港のこれから。飛行場にある様々な空港施設についても解説されているので、飛行機ファンも楽しめます。

SORAGAMIAIR(ソラガ・ミエール)

お酒が好きな人にとって、お酒を飲みながら飛行機をボ〜っと眺められたらどれだけ幸せか?

そんなお酒好きにとって福岡空港の展望デッキの魅力をさらに引き出してくれるのが、

デッキ3階にある開放感満点のビアホール、「SORAGAMIAIRソラガ・ミエール)」。

福岡空港ビアマルシェのSORAGAMIAIR(ソラガ・ミエール)は、生ビールや地元九州で取れた食材、有名料理が楽しめるビアテラス。

空調設備やガラス戸も完備なので、季節や天気を問わずに年中無休で楽しめます。

営業時間は10:00~22:00まで。

SORAGAMIAIR(ソラガ・ミエール)があるのは展望デッキの3階エリア。名前のセンスが抜群ですね。

一品料理のほかコース料理、飲み放題などもあるので、好みに合わせて使い分けできます。サクっとドリンク1杯の利用ももちろん可能。一品料理はカウンター横の食券で注文するスタイルです。

ビアホールのようなお洒落な店内。

滑走路に近いテラス席は離着陸する飛行機を間近に眺めながら飲める最高の席。

店内にある大型モニターには滑走路のリアルタイムのライブ映像や、スポーツ中継などが映し出されています。

お酒だけでなく料理の種類も豊富。お酒が飲めない人でも存分に楽しめます。

SORAGAMIAIR(ソラガ・ミエール)は、飛行機撮影の合間の休憩にもぴったりのお店でした。

撮影できる飛行機写真

福岡空港の展望デッキは飛行機の撮影にも最高の場所。福岡空港の滑走路は16/34で、デッキがあるのはR/W16エンドに近い滑走路の東側。

エプロンエリアや滑走路を見渡すことができ、タキシングする機体のほか、福岡空港定番のR/W16運用なら離陸機のラインナップや着陸機を、珍しいR/W34運用なら着陸機の転がりや離陸機のお腹が撮影できます。

福岡空港定番のR/W16運用。多少の北風程度ならR/W16運用が多め。デッキは16エンドに近いので、16運用の方が撮影に向いてます。離陸機のラインナップや着陸機を目の前で撮影することができます。

福岡空港で珍しいR/W34運用。デッキは16エンドに近い場所にあるので離陸機の撮影はお腹気味になります。

滑走路との距離が近く、目の前で離着陸する様子は大迫力。

滑走路上の機体の撮影には300ミリから400ミリ程度のレンズがあれば充分です。

福岡空港は国際線も充実しており、撮影できるエアラインの数が多いのも魅力。滑走路手前で待機している機体と着陸機が一緒に撮れるエンドならではの光景です。

デッキは滑走路の東側にあるため午前順光。ラインナップするシーンなどは夕方も順光で撮影できます。

福岡空港の展望デッキの魅力は飛行機との距離。

目の前の誘導路をタキシングする機体は文字通り手が届きそうなほどの距離で、とても迫力があります。誘導路上の大型機は24ミリでも入りきらないほど。

デッキの南北からはエプロン地区が望め、様々なエアラインが並んでいる様子が楽しめます。

福岡空港の展望デッキは夕方もおすすめ。

西日を浴びてR/W16にラインナップするキャセイ機。基本的には午前順光ですが、ラインナップするシーンなど、機体の向きによっては半逆光気味で西日に輝く様子などが撮影できます。

着陸機は赤く染まる空と雲をバックに撮影できます。

照明柱などの障害物も少なく流し撮りの練習にももってこい。

福岡空港の展望デッキは夜もおすすめ。ライトアップされた夜のデッキは昼間の雰囲気とは大きく変わり幻想的な雰囲気。飛行機好きとのデートで訪れれば盛り上がる事間違いなしですね!

夜間の撮影環境もよく、滑走路手前での待機やラインナップ、プッシュバックした機体のバルブ撮影や流し撮りが撮りやすい環境。障害物が少なく、ワイヤーフェンスも下まで張られているので、三脚を使っての撮影もしやすいです。

福岡空港はトラフィックが多いため滑走路上や滑走路手前で停止する事も多く、バルブ撮影できる機会は多め。

 

国際線展望デッキ

福岡空港国際線展望デッキ情報
  • 場所 : 国際線ターミナル4階
  • 開場時間 : 7:30~20:30
  • 撮影 : 午後順光
  • 環境 : トイレ・ベンチ・自動販売機
  • 駐車場 : 福岡空港国際線駐車場(60分200円、24h最大料金1,000円)

福岡空港には国内線だけでなく、実は国際線ターミナルにも展望デッキがあります。

ターミナル4階の南北に2ヶ所あり、ガラス越しでの撮影となります。デッキとしては簡素ですが、国内線展望デッキよりも滑走路中央付近にあるため、風向き関係なく撮影できるのが魅力。

国際線展望デッキの場所

福岡空港国際線展望デッキは、国際線ターミナル4階に2ヶ所あります。

福岡空港の国内線ターミナルと国際線ターミナルは滑走路を挟んだ全く別の場所にあるため、注意が必要。国際線ターミナル目の前には駐車場があるので、こちらを利用すると便利です。

国際線ターミナル駐車場の利用料金は1時間200円で、24時間毎の最大料金は1,000円です。

国際線ターミナルに到着したらまずは4階へ。4階に上がるとガラス張りのフロアに出ます。展望デッキはこのフロアの左右に1ヶ所ずつありますが、左右対称になっており、どちらも撮れる写真は変わりません。

4階ガラス張りのフロアの左右にある通路を奥に進んでいくと送迎デッキが見えてきます。

展望デッキの入り口にはソフトドリンクとアイスの自動販売機が設置されています。

国際線展望デッキガイド

国際線のデッキはこのようにガラス越しの展望デッキとなっています。開放時間は7:30〜20:30と国内線のデッキと比べると少し短かめ。

ガラス越しでの撮影となりますが、汚れが少ないガラスを選べば色被りはそんなに気になりません。

デッキにあるのはベンチとテーブルのみという簡素な造り。

ガラス越しでの撮影となるため、どうしてもガラスに対して斜め方向の撮影はボヤけてしまうのは残念な点。またガラス特有の若干の色被りがありますが、汚れが少ないガラスを選ぶことで影響を少なくすることができます。できれば国内線と同じようにワイヤーフェンスだったらよかったですね。

デッキのガラスには福岡空港に就航しているエアラインの尾翼が描かれているので、飛行機を眺めながらどの会社の飛行機か探してみるのも楽しいかもしれません。

国際線展望デッキで撮れる写真

国際線展望デッキは滑走路の中央付近にあるため、風向きに関係なく離着陸機をいい感じに撮影することができます。16運用だとちょうど目の前をエアボーンしていく感じ。光線は午後順光。

離着陸機のほか、タキシングする機体や国際線のエプロンエリア、滑走路の向かいには国内線ターミナルやアクシオン福岡も見えます。

R/W16の離陸機はちょうど目の前辺りで上がる

R/W16の着陸機は北側デッキの方が撮りやすい

滑走路奥の誘導路をタキシングする機体も撮れる

アクシオンと絡めた写真も撮影可能

海外のエアラインを近くで撮影できる

福岡空港展望デッキまとめ

福岡空港の展望デッキは撮影環境もよく、お洒落なビアホールで飲みながら見学できたりと飛行機ファンにはたまらないデッキでした。

搭乗前にもサクッと見学できるので、ぜひ福岡空港に来た際は足を運んでみてください。

◆福岡空港の撮影スポットについてまとめた記事はこちら⬇︎

【九州】福岡空港飛行機撮影スポット

【九州】福岡空港撮影スポットガイド FUKUOKA AIRPORT Spotting Guide

2021年5月3日

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