日本を代表する航空会社のひとつで、鶴丸マークでお馴染みの日本航空(JAL)。
今回は、JALグループ各社が保有する全機材の最新情報についてまとめました。
- JALグループ各社の保有機材
- JALグループ各社の登録・抹消情報
- JALグループ各社の特別塗装(スペマ)機
もくじ
JAL保有機材機材
JALグループ保有機材一覧
JALグループが保有する機材は、9機種16種類。
エアバス、ボーイング、エンブラエル、ボンバルディア、ATR、サーブと多彩なフリート構成。
各機材の保有状況は、以下の通りです。
- A350-900 15機
- A350-1000 2機
- B787-8 23機
- B787-9 21機
- B777-200 0機
- B777-300 15機
- B767-300 25機
- B767-300BCF 2機
- B737-800 56機
- E170 18機
- E190 14機
- SAAB340B 0機
- ATR42-600 12機
- ATR72-600 3機
- DHC-8-Q400CC 5機
JALグループは、
- 日本航空(JAL)
- ジェイエア(J-AIR)
- 日本トランスオーシャン航空(JTA)
- 日本エアコミューター(JAC)
- 琉球エアーコミューター(RAC)
- 北海道エアシステム(HAC)
日本航空(JAL)保有機材(144機)
- Airbus A350-900 15機
- Airbus A350-1000 2機
- Boeing 787-8 Dreamliner 23機
- Boeing 787-9 Dreamliner 22機
- Boeing 777-200 0機
- Boeing 777-300 13機
- Boeing 767-300 27機
- Boeing 737-800 42機
ジェイエア(J-AIR)保有機材(32機)
- Embraer ERJ-170 18機
- Embraer ERJ-190 14機
日本トランスオーシャン航空(JTA)保有機材(14機)
- Boeing 737-800 14機
日本エアコミューター(JAC)保有機材(9機)
- ATR 42 8機
- ATR 72 3機
琉球エアーコミューター(RAC)保有機材(5機)
- De Havilland Canada DHC-8-400 5機
北海道エアシステム(HAC)保有機材(4機)
- ATR 42 4機
- Saab 340 0機
機材更新情報
◇新規登録◇
- JA12HC(ATR42-600) 2021.4
- JA881J (B787-9) 2021.4
- JA882J (B787-9) 2021.4
- JA10JC (ATR42-600) 2021.5
- JA09XJ (A350-900) 2021.6
- JA10XJ (A350-900) 2021.8
- JA11XJ (A350-900) 2021.9
- JA12XJ (A350-900) 2021.9
- JA13HC(ATR42-600) 2021.10
- JA13XJ (A350-900) 2021.11
- JA14XJ (A350-900) 2021.12
- JA15XJ (A350-900) 2022.2
- JA16XJ (A350-990) 2022.4
- JA11JC (ATR72-600) 2022.5
- JA14HC (ATR42-600) 2023.10
- JA01WJ (A350-1000) 2023.12
- JA02WJ (A350-1000) 2024.1
◆抹消登録◆
- JA8979 (B777-200) 2022.1
- JA8980 (B767-300) 2022.1
- JA009D (B777-200) 2022.1
- JA826J (B787-8) 2022.1 ZIPAIRへ
- JA02HC (SAAB340/HAC) 2022.2
- JA008D (B777-200) 2022.2
- JA326J (B737-800) 2022.3
- JA007D (B777-200) 2022.3
- JA324J (B737-800) 2022.4
- JA705J (B777-200ER) 2022.4
- JA707J (B777-200ER) 2022.4
- JA708J (B777-200ER) 2022.4
- JA010D (B777-200) 2022.5
- JA8945 (B777-300) 2022.5
- JA771J (B777-200) 2022.6
- JA652J (B767-300ER) 2022.7
- JA751J (B777-300) 2022.8
- JA8944 (B777-300) 2022.8
- JA752J (B777-300) 2022.9
- JA710J (777-200ER) 2022.10
- JA772J (777-200) 2022.12
- JA709J (777-200ER) 2022.12
- JA711J (777-200ER) 2022.12
- JA303J (737-800) 2022.12
- JA8988 (777-200) 2023.1
- JA310J (737-800) 2023.1
- JA651J (767-300ER) 2023.3
- JA701J (777-200ER) 2023.5
- JA702J (777-200ER) 2023.5
- JA703J (777-200ER) 2023.12
- JA13XJ (A350-900) 2024.1
機種別保有状況
Airbus A350XWB
B787やB777に対抗するエアバスの新鋭ワイドボディ機。現在のJALでは初となるエアバス機となり、900型は国内線で運用中、胴体延長型の1000型は国際線機材として2024年1月から運用予定。777の後継として将来的にJALのフラッグシップとなる機体。
A350-900
A350-900はA350XWBシリーズの基本となるモデル。国内線専用機材として基幹路線で活躍。JAL初となるRR製エンジンを搭載。1000型との見分け方はギアの数。横から見ると1000型は3つなのに対して900型は2つ。JA13XJは2024年1月2日の事故により喪失してしまいました。
A350-1000
A350-1000はA350-900の長胴モデル。777-300ERの後継として13機導入予定で、2023年12月に最初の1機がデリバリー。国際線専用機材として主に長距離国際線に投入予定(2024年1月24日〜 羽田-NY)。900型との見分け方はギアの数。横から見ると1000型は3つなのに対して900型は2つ。
Boeing B787
787は777や767の後継として開発されたボーイングの中型ワイドボディ機で、旅客機としては初めてHUDが標準装備された先進的な機体。ANAに次ぎ、世界で2番目に787を就航させたJALは787-8・787-9の2タイプを導入し、8型は国際線・国内線、9型は国際線専用機材として活躍。ANAはRR製トレント1000型エンジンなのに対して、JALは747-8にも使われているGE製GEnxエンジンを搭載。
B787-8
787の基本となるモデルで、国内線・国際線で活躍。787-9との見分け方は、機体前方ドア間の窓の枚数と並び。787-9は7枚+3枚なのに対して、787-8はドア間の窓が8枚並んでいる。
B787-9
長胴型の787-9。国内線でも運行されているANAとは違い、国際線専用機材として運行。787-8との見分け方は、機体前方ドア間の窓の枚数と並び。787-8はドア間の窓が8枚並んでいるのに対し、787-9は7枚+3枚の並び。
Boeing B777
747-400に変わってJALのフラッグシップとして活躍する777シリーズ。200・200ER・300・300ERの4タイプを導入し、ER型はGE製エンジンを搭載し国際線専用機材として、非ER型はPW製エンジンを搭載し国内線機材として運用されていたが、2021年2月20日にユナイテッド航空で発生したPW製エンジントラブルにより同型エンジン搭載の777は運航停止となり、2021年3月末をもってPW製エンジン搭載の非ER型は全機退役となった。残るGE製エンジン搭載の機も経年機は退役の波が押し寄せ、徐々にA350XWBへ置き換えられる予定。
B777-200
777-200は777シリーズで最も初期のモデル。非ER型の777-200はPW製エンジンを搭載し国内線専用機材として活躍していたが、ユナイテッド航空で発生したPW製エンジントラブルによる運航停止処置により、2021年3月末をもって全機退役となった。長胴型の777-300との見分け方は、300型はドアが5枚なのに対して、200型はドアが4枚で主翼の上にはドアが無い点。
B777-200ER
777-200ERは、777-200のロングレンジ型。ANAは国内線使用だが、JALでは航続距離を活かして国際線専用機材として活躍。退役前には国内線へ投入されていたが、最後に残ったJA703Jも2023年11月12日に退役した。エンジンはANAは200ER・200ともにPW製エンジンを搭載しているのに対して、JALは200ERではGE製エンジンを搭載している。ANAの場合200型と見分けるのが難しかったが、JALの場合はPWの横長型に対してERに搭載のGE製エンジンは正方形に近く、エンジンカウルの形で判断できる。
B777-300
長胴型の777-300。PW製エンジンを搭載し国内線専用機材として活躍していたが、同じPW製エンジンを搭載した200型とともに2021年3月末をもって全機退役となった。777-200との見分け方は、777-200がドアが4枚なのに対して、777-300はドアが5枚で主翼上にドアが増えた点。
B777-300ER
777-300ERは、777-300に対して航続距離を延長させたロングレンジモデル。JALの777シリーズでは200ERとともに国際線専用機材として運行。200・300型はPW製エンジンだが、300ERでは200ERとともにGE製エンジンを搭載。
Boeing B767
1985年から導入された中型旅客機。最初に導入された200型はすでに退役し、現在は300・300ERを運行。300型は国内線専用機材、300ERは国内線・国際線で活躍。経年機の300型は退役が進むが、300ERではウィングレットを装着改修された国際線機材や、国内線ファーストクラス設定の機材などもあり、787ともに中型旅客機の主力としてまだまだ活躍。
B767-300
JALではローンチカスタマーとして767-300を1986年から導入開始。国内線専用機材として活躍。経年機のため退役が進んでいたが、2021年8月に全機退役となった。
B767-300ER
300ERは300型のロングレンジ型。国内線・国際線で活躍。2013年以降、国際線機材の一部(9機)にウィングレットが装着された。国内線機材の一部にはファーストクラスの設定もあり。777やA330との見分け方は、ギアの数やコクピット窓の形で判断できる。
B767-300BCF
JALで運航されていたB767-300ERを貨物機へ改修し、JAL CARGOとして運航。シンガポールで改修した最初の機体は、2024年1月17日に到着した。
JA653J JA654J
Boeing B737
B737-800
JALグループの中で最も保有数の多い737シリーズは、小型機の主力として国内線から近距離国際線まで幅広く活躍。JALとJTAが導入し、JTAの737-400が2019年5月26日に退役したことで、JALグループが保有する737シリーズは、737-800の1タイプのみとなった。ANAと違い、737は800型1タイプのみでA320シリーズも保有していないため、見分け方は簡単。
EMBRAER E-Jet
リージョナルジェット市場において、ボンバルディアと並ぶ旅客機メーカーであるブラジルのエンブラエルが開発したE-Jetシリーズ。JALグループではジェイエアがE170・E190の2タイプを導入し、国内線地方路線で活躍。
E170
E170はE-Jetシリーズのうちのひとつ。ボンバルディアのCRJ700・900やDHC-8と競合する機体で、国内ではFDAでも運行している機体。E-190との見分け方は、J-AIRの文字と非常口の有無で見るとわかりやすい。E-190はJ-AIRの文字がエンジンにかからないのに対して、E-170は文字がエンジンにかかる。またE-170は主翼上に非常口がない。
E-190
E190はE-Jetシリーズのうちのひとつ。ボンバルディアのCRJ1000、B737-500、A318などと競合する機体。E-170との見分け方は、J-AIRの文字と非常口の有無で見るとわかりやすい。E-170はJ-AIRの文字がエンジンにかかるのに対して、E-190は文字がエンジンにかからない。またE-190は主翼上に非常口がある。
BOMBARDIER DHC-8
DHC-8-Q400CC
カナダの旅客機メーカー、ボンバルディアが製造するDHC-8。改良型のQシリーズのひとつであるこのDHC-8-Q400は、ANAも導入しているターボプロップ機で、JALグループでは琉球エアコミューターが導入。ANAと違いCC仕様(カーゴ・コンビ)の貨物容量増加型として、沖縄の離島を結ぶ旅客&貨物用の機材として活躍。
ATR42/72
フランスとイタリアにある2つの航空機メーカーによって作られた共同事業体のATR。リージョナル向けのATR42とATR72があり、ボンバルディアのDHC-8-Q400が競合。JALグループでは、日本エアコミューターが42・72の2タイプを、北海道エアシステムが42型を導入し、国内線地方路線で活躍。
ATR42-600
JAC、HACが導入しているATR42-600。42は標準座席数の42席を意味する。経年が進むSAAB340の後継機として置き換えが進む。
ATR72-600
ATR42-600の胴体延長型のATR42-600。JALグループではJACが42とともに導入。72は標準座席数の72席を意味する。経年が進むSAAB340の後継機として置き換えが進む。
SAAB 340
近距離用双発ターボプロップ機であるSAAB340。JALグループでは日本エアコミューターと北海道エアシステムが導入。経年機のためATRへの置き換えが進み、JACからは2019年12月に退役、2022年にHACからも退役し、JALグループから姿を消した。
運行中のJAL特別塗装機(スペマ)一覧
2023年9月現在、運航中のJALの特別塗装機(スペマ)を一覧にまとめました。
- A350-900 JA01XJ A350ロゴ(挑戦のレッド)
- A350-900 JA02XJ A350ロゴ(革新のシルバー)
- A350-900 JA03XJ A350ロゴ(エコのグリーン)
- B767-300ER JA615J JAL DREAM EXPRESS Disney100 2024.1.13終了予定
- B767-300ER JA614J JAL Colorful Deeam Express ※2024.4終了予定
- E170 JA252J JALミャクミャクJET
- B737-800 JA05RK ジンベエジェット
- B737-800 JA06RK さくらジンベエ
- B737-800 JA329J JAL JOMONジェット
- A350-900 JA15XJ one world
- B787-9 JA861J one world
- B777-300ER JA732J one world
- ATR42-600 JA13HC one world
- ATR42-600 JA11HC 北海道
- ATR42-600 JA05JC コウノトリ号
- ATR42-600 JA01JC ハイビスカス
- ATR42-600 JA02JC ハイビスカス
- ATR72-600 JA11JC eco PROP
- ATR42-600 JA10JC 世界の宝を守ろう!
- B737-800 JA337J 世界の宝を守ろう!
- E170 JA228J 世界の宝を守ろう!
JAL保有機材まとめ
JALグループが保有する機材をまとめました。スポッティングや写真撮影、特別塗装機の確認などにご利用下さい。
ANAグループ保有機材については下記の記事にまとめてあります。
→【全日本空輸(ANA)】保有機材まとめ。退役情報やスペマが機体記号(レジ)でわかる
JA654J B767-300ERをB767-300BCFへ更新しました。
JA13XJ A350-900が抹消されました。
JA653J B767-300ERをB767-300BCFへ更新しました。
JA02WJ A350-1000がデリバリーされました。
JA828J B787-8がZIPAIRに移転しました。
JA703J B777-200ERが抹消されました。
JA01WJ A350-1000がデリバリーされました。
JA12HC ATR42-600の特別塗装(雪ミク)が終了しました。
JA252J E190を特別塗装(JALミャクミャクJET)に追加しました。