【関東】横田飛行場(横田基地)撮影スポットガイド YOKOTA AIR BASE Spotting Guide

ヒコ太郎

横田基地の飛行機撮影スポットをまとめました。

こんにちは、ヒコ太郎(@torihikolife)です。

今回は横田基地飛行機撮影スポットをまとめました。

横田基地撮影ポイントMAP

横田基地飛行場データ

空港コード(ICAO/IATA) RJTY/OKO
滑走路 3,350×60(18/36)
航空管制周波数 TWR: 134.30 315.80
GND : 133.20 308.60
CLR : 131.40 279.90
APP : 118.30 123.80 261.40 270.60 120.70 317.85
DEP : 122.10 363.80
GCA/ASR : 261.40 120.70 118.30
MET : 344.60
ATIS : 128.40 281.00
友好祭の日程 2023年5月20~21日(土・日)
横田基地WEB YOKOTA AIR BASE

横田基地飛行場図

参考 : AIS JAPAN

横田基地撮影スポット

横田基地はアメリカ空軍の飛行場で、正式名称は「横田飛行場」。滑走路は18/36の3,350mの滑走路が1本あります。常駐部隊として戦闘機などは配備されていませんが、司令部機能が集約された重要な基地であり、在日米軍司令部、在日アメリカ空軍司令部、第5空軍司令部、国連軍後方司令部、航空自衛隊航空総隊司令部などの各司令部が置かれ、日米間での連携が図られています。

ここに配備されている主な部隊は第5空軍第374空輸航空団の2個飛行隊(第374空輸航空団 第36空輸飛行隊 374AW/36ASならびに第374空輸航空団 第459空輸飛行隊 374AW/459AS)です。36ASはC-130J-30が、459ASはC-12J・UH-1Nを運用しています。そのほか第353特殊戦航空軍第21特殊戦飛行隊(353SOG/21SOS)のCV-22Bが配備されています。

横田基地は輸送拠点としての役割も担っており、アメリカ本土と在日・在韓米軍基地やアジア方面、インド太平洋地域への物資・人員輸送が行われ、各輸送機や米軍と契約したチャーター機が多く飛来します。各種訓練や台風避難、移動での経由や給油などで他基地からの飛来機も意外と多く、普段は静かな基地ながら珍しい機体が立ち寄ることも多くあります。

①18エンド東側

18エンド東側撮影ガイド
  • 場所 : 18エンド東側フェンス付近
  • 光線 : 午前順光
  • 駐車 : 駅周辺にコインパーキング
  • 脚立 : 必要3段以上

横田基地の北側、滑走路18エンドの東側にあるポイント。R/W18着陸機やラインナップ、R/W36の大型機上がりなどが撮影できます。光線は午前順光。JR八高線箱根ヶ崎駅からは徒歩10分ほどです。目の前の農道脇に車を停めていると警察の方に移動を求められることも増えてきたので、駅前の駐車場に停める方が無難。

ここの撮影スポットは、フェンスの奥にさらにフェンスがある2重フェンスになっているため、脚立が必須。3段以上の大型の脚立が推奨です。

2重フェンス化された事で、奥のフェンスが写り込みやすいので注意してください。かなり大型の脚立を使用することで写り込みは回避できます。

撮影時の注意点としては常時フェンスに張り付くのは避け、飛行機が来ない間は脚立をフェンスから離れた場所に置いておき、飛行機が来たタイミングを狙ってフェンス際に移動して撮影しましょう。またエアフォースワンなどの超VIP機の飛来時は特に警備は厳しく、フェンスに近づくこと自体が禁止されるので、フェンスに張り付いての撮影はできません。

ここで撮れる写真例

②瑞穂ビューパーク

瑞穂ビューパーク撮影ガイド
  • 場所 : 瑞穂ビューパーク
  • 展望台開場時間 : 9:00~17:00
  • 光線 : 午前順光
  • 脚立 : 必要無し
  • 駐車 : 無料駐車場あり

横田基地の北東にある瑞穂ビューパーク。ビューパーク屋上にある展望台やその周辺から撮影できます。ここの魅力は何と言っても富士山との絡みが撮影できること。RWY18運用時、着陸機と富士山を絡めることができます。横田基地や離着陸する機体を俯瞰で撮影できる点も魅力的。展望台にはベンチや日陰などがないので、長時間の撮影は少し大変。展望台ではフェンスの隙間からの撮影となります。展望台の開放時間は9:00~17:00。開放時間でなくても駐車場周辺からの撮影は可能。トイレ、自販機あり。みずほエコパークとは名前が似ているので初めて行く人は注意。

ここで撮れる写真例

③野山北・六道山公園展望広場

野山北・六道山公園展望広場撮影ガイド
  • 場所 : 展望広場
  • 光線 : 午前順光
  • 脚立 : 必要無し
  • 駐車 : 無料駐車場あり

ビューパーク近くにある野山北・六道山展望広場。ビューパークと同様に横田基地を離着陸する機体を俯瞰で撮影できるポイントです。撮れる写真はビューパークと似ていますが、開放時間を気にせずに撮影できるのがメリット。冬の晴れた日には富士山をよく見ることができますが、場所的には微妙な位置にあるため絡めて撮るのは難易度が高めです。展望台にはベンチとトイレあり。

ここで撮れる写真例

④みずほエコパーク

みずほエコパーク撮影ガイド
  • 場所 : みずほエコパーク
  • 光線 : 午後順光
  • 脚立 : 不要
  • 駐車 : 無料駐車場

廃タイヤで造られたゴジラのオブジェが特徴の「みずほエコパーク」。R/W18運用時の着陸機スポッティングに便利なポイント。公園内の広場や駐車場付近から撮影できます。広場から撮影する場合は、木の陰から飛行機が飛び出してくるのでタイミングに注意。飛行機との距離が近く、駐車場付近なら見上げ気味に迫力ある構図で撮影できます。必要レンズは777で80ミリ程度。ベンチ、トイレ、自販機あり。箱根ヶ崎駅から近く、脚立も不要なので気軽に撮影できるポイントです。

ここで撮れる写真例

⑤18エンド西側

18エンド西側撮影ガイド
  • 場所 : 18エンド付近西側の国道16号沿い
  • 光線 : 午後順光
  • 脚立 : 必要
  • 駐車 : 箱根ヶ崎駅周辺にコインパーキング

横田基地の北側、滑走路18エンド西側にあるメジャーな撮影スポット。18エンド西側の地下道付近からドン・キホーテあたりまでの国道16号沿い一帯の歩道から撮影可能です。最寄駅はJR八高線の箱根ヶ崎駅で、駅からは徒歩10分ほど。光線は午後順光。

R/W18運用時は着陸機を、R/W36運用時は離陸機を撮影できます。

横田基地の中ではメジャーかつ人気のスポットで、有名な飛行機が飛来する日などは多くの人で賑わいますが、歩道が結構狭いので歩行者や自転車に注意が必要です。地元の方の迷惑とならないように気を付けていきましょう。

また最近では16号を渡っての基地側(フェンス際)での撮影は警察の方に注意されることも増えてきているので、道路は渡らず歩道側で撮影した方がよさそうです。撮る瞬間だけ道路を渡ってサッと撮って戻っても最近は注意されたりします。特に珍しい機体の飛来時は警察の方の巡回もかなり強化されるようになってきました。(警察の方もTwitterなどで飛来情報をチェックしてるのかも?)僕も以前はフェンス際で撮影していましたが、最近は歩道側で撮影するようにしています。いい写真が撮れる場所ですが、だんだんと肩身が狭くなってきたことを感じるポイントです。

ここで撮れる写真例

⑥拝島陸橋

拝島陸橋撮影ガイド
  • 場所 : 拝島陸橋
  • 光線 : 午後順光
  • 脚立 : 必要無し
  • 駐車 : 近くにコインパーキングあり

拝島駅すぐ近く、国道16号線の拝島陸橋。陸橋やその周辺からRWY18上がりやRWY36降りを撮影することができます。滑走路からの距離が離れているため、747クラスで500ミリ程度のレンズが必要。ただ滑走路から離れている分、RWY18上がりはあまりお腹が映らずに撮影できます。拝島駅に近く、近くにはコインパーキングもあるのでアクセス便利な気軽に撮影できるポイントです。

ここで撮れる写真例

⑦テニスコート前

テニスコート前撮影ガイド
  • 場所 : 福東テニスコート周辺
  • 光線 : 午後順光
  • 脚立 : 必要無し
  • 駐車 : 近くにコインパーキング

福東テニスコートの駐車場周辺からRWY36降りが撮影できるポイント。近くのトモダチ公園よりも滑走路から少し離れている分あおりが少なく、きれいな真横が狙いやすいです。周りは住宅街なので周囲に配慮しましょう。住民の方やテニスコート利用者の邪魔にならないように、機体の来ない間は福東公園で待機し撮影の瞬間だけサッと撮るのが無難。近くの福東グラウンド内は立ち入り禁止なので立ち入らないように。またテニスコート駐車場はテニスコート利用者のためのものですので絶対に駐車禁止です。近くにコインパーキングがあるので、そちらを利用しましょう。

ここで撮れる写真例

⑧福東トモダチ公園

福東トモダチ公園撮影ガイド
  • 場所 : 福東トモダチ公園
  • 光線 : 午後順光
  • 環境 : トイレ、ベンチ
  • 駐車 : 近くにコインパーキング

福東トモダチ公園は横田基地の南側、36エンド近くにある公園。RWY36への着陸機や、RWY18からの離陸機を撮影することができるポイント。滑走路延長線上の真下に近く、あおり気味の写真になりますが、その分機体に近く迫力のある写真が撮影できます。光線は午後順光。撮影方向(東側)への視界は開けていますが、基地側や南側は木によって視界が遮られています。木の陰から機体が急に飛び出してくるような撮影の形になるのでタイミングに注意が必要。撮影のタイミングを計るにはエアバンド受信機がマストアイテムです。

ここで撮れる写真例

⑨36エンド

36エンド撮影ガイド
  • 場所 : 36エンド前の歩道
  • 光線 : 午前順光
  • 脚立 : 必要
  • 駐車 : 近くにコインパーキング

基地の南側、RWY36エンド付近の歩道から撮影できるポイント。RWY36への着陸機やラインナップなどが間近で撮影することができます。また駐機中のVIP機が見えるポイントでもあります。VC-25やE-4BなどのVIP機がいる時は、ここから駐機中の機体を確認できます。滑走路や誘導路上の機体を撮影するには大型の脚立が必要。光線は午前順光。拝島駅が最寄駅で、RWY36エンドまでは徒歩20分ほどの距離。駐車スペースはないので、拝島駅付近のコインパーキングを利用するのがおすすめです。

ここで撮れる写真例

⑩36エンド周辺の農道

36エンド周辺の農道撮影ガイド
  • 場所 : RWY36エンド周辺の農道
  • 光線 : 午前順光
  • 脚立 : 必要なし
  • 駐車 : 近くにコインパーキング

RWY36エンド横にある中里野球場の近くにある農道周辺が撮影スポット。RWY36着陸機を撮影できる午前順光ポイントです。

最寄駅は拝島駅で、駅からは徒歩20分ほどの距離。西砂スポーツ広場の駐車場がありますが、運動施設利用者のためのものなので控えた方が無難です。駅からはちょっと遠いですが、拝島駅周辺の駐車場を利用しましょう。珍しい飛行機が飛来する際は多くの人が集まりますが、住宅や畑がある場所ですので、周辺住民の方の迷惑にならないように気をつけてください。

住宅や畑などの私有地に入らない、駐車トラブルを起こさないなど、撮影マナーに気をつけていきましょう。

ここで撮れる写真例

横田基地での撮影ガイド

横田基地で外柵から撮影する場合、大型の脚立があると便利です。特にRWY18エンド東側は2重フェンスとなっているので、大型脚立でないと奥のフェンスが写ってしまいます。

これから脚立を買うなら、個人的には折り畳める脚立がおすすめ。僕は5段脚立を使ってるんですが、この通りかなり小さく折り畳めます。これだけ小型になるので、飛行機や鉄道を使っての移動もかなり楽になりました。

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2020年12月29日

また横田基地周辺の道路は慢性的に混雑していて、上がりのポイントから降りのポイントまで車で基地の南北を移動するのに20~30分程度かかることもザラにあります。なので折りたたみ自転車があると大変便利。車を駐車場に停めてそこから自転車で移動すれば非常にフットワークが軽くなるのでおすすめです。

折りたたみ自転車であれば何でもいいですが、キャプテンスタッグの折りたたみ自転車は10kg以下と超軽いのにお手頃価格とコスパ最強なので、これを僕は使ってます。

次に基地での警備について。横田基地は米軍基地なので、自衛隊の基地と比べると警備は厳しいです。

特に長時間フェンスに張り付いての撮影はおすすめしません。飛行機が来ない間はフェンスから離れた場所で待機し、飛行機が来るタイミングで脚立を持ってフェンス際に移動して撮影といった感じで動きましょう。いちいち脚立を移動するのはちょっと大変ですが…。また近年R/W18エンド西側の16号沿いのスポットでは16号を渡ってフェンス際で撮影していると警察の方に注意される事が増えてきました。16号を渡らず、歩道側で撮影した方が無難です。またエアフォースワンなどの超VIP機が飛来する場合はさらに警備が厳しくなり、フェンス際に近寄れなくなります。

たまにガードレールや標識のかなり高いところに登って撮影している人も見かけますが、危ないですし脚立を利用したいですね。

RWY18エンド近くにある国道16号沿いのドン・キホーテ店内からは基地内が見渡せますが、撮影禁止なので注意してください。脚立を持って店内に入るのもNGです。近年は撮り鉄に限らず、撮影ファン全体に厳しい目が向けられていますので、マナーを守って撮影していきたいですね。

北側の撮影スポットは、JR八高線の箱根ヶ崎駅が最寄駅ですが、八高線の運転本数は1時間に2本程度と東京都であることを忘れるほどのローカル線なので、電車で行く場合は時刻表に注意しましょう。

横田基地に限らないことですが、基地は基本的に土日の離着陸機は非常に少ないので、撮影するなら平日がおすすめ。アメリカの祝日にも注意しましょう。

民間の空港と違いスケジュールのわからない軍用機の撮影では、エアバンド受信機があると確実です。

 

エアバンド受信機を購入したら強化しておきたいのがアンテナ。純正アンテナは実はあまり感度がいいとはいえません。

ただでさえネイティブイングリッシュで聴きとりにくいのに、感度も悪いとかなり聴きづらいです。

SRH1230はサイズ的にはちょっと大きいですが、エアーバンド専用だけあって値頃なのに感度は抜群なのでおすすめです。

 

エアバンドの使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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2019年4月8日

横田基地撮影スポットまとめ

軍用機派の人はもちろんのこと、時々珍しい飛行機や747などもやってくる横田基地は、ミリタリーファンでなくても楽しめる基地。

横田基地の横の通りでは、お洒落なお店もたくさんあり、日本にいながらアメリカンな気分を味わえます。

撮影の合間にはさくっと食べられるハンバーガーがおすすめ。

都内からのアクセスもそこまで悪くないので、ぜひ訪れてみてください。

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2020年7月26日



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