こんにちは、空を愛するヒコ太郎です。
本日は前回に続いて羽田空港の撮影スポットについて紹介します。
今回は羽田空港第2ターミナル展望デッキです。羽田空港の第2ターミナルはANAの本拠地、撮れる写真も第1ターミナルの展望デッキとは変わってきます。
それではどんな写真が撮れるのか、見ていきましょう。
もくじ
羽田空港第2ターミナル展望デッキってどんな場所?
羽田空港第2ターミナル展望デッキの紹介
羽田空港第2ターミナルは羽田空港の東側、C滑走路に並行している場所にあります。
ANAの使用ターミナルでデッキから眺めるとANA機がずらっと並んでいます。
第2ターミナル展望デッキはタービナルビルの5階にあり、6:30~22:00の間、オープンしています。
第2ターミナルの展望デッキは第1ターミナルの展望デッキと違って屋上はありませんが、その分広く作られています。
ここの展望デッキは夜になると奇麗にライトアップされるので、撮影でなくてもおススメです。
ライトアップされたデッキから飛行機を眺めるなんてドラマみたいですね。
また第1ターミナルと同様、デッキは北側と南側に分かれておりまして、2つのデッキは屋内の廊下でつながっています。
第1ターミナルは北側と南側をつなぐ中央の屋内部分は壁になっていて滑走路が見えないんですが、第2ターミナルは中央がガラス張りになっており、屋内からもガラス越しに滑走路を見渡すことができます。
それではデッキをみてみましょう。
こちらは北側デッキです。第1ターミナルの展望デッキと比べるとかなりの広さですね。
屋根のあるスペースもありますので、雨の日や日差しの強いときはお目当ての飛行機が来るまでここで休みましょう。
北側デッキにはカフェはありませんが売店はあります。
11:00~18:30まで営業です。飲み物メインですが、種類豊富です。ビールあり。
売店の裏側はトイレになっているので便利です。
続いて南側デッキを見てみましょう。やはり広くて開放感がありますね。
こちらのデッキにはシーニックカフェというカフェがあり、平日10:00~19:00まで、土休日は10:00~20:00まで営業しています。
第1ターミナルのお店は売店って感じでしたが、第2ターミナルのシーニックカフェはちゃんとしたカフェです。
テラス席でゆったりとコーヒーを飲みながら飛行機を眺めるのもいいですね。もちろんデッキの近くにはトイレもあるので安心です。
なお南側デッキの奥は国際線の施設を作っており、現在工事中となっています。
撮影に向いている時間帯
午前中は逆光、午後は順光となるので、午後からの撮影に向いています。
展望デッキまでのアクセス
羽田空港第2ターミナル中央の5階にあります。
京急やモノレール利用なら、ターミナル中央にあるエレベーターで上がると便利です。
鉄道を降りて上に上がるとこの場所に出ます。右手のエスカレーターに乗らずに左手奥のエレベーターを利用しましょう。
このエレベーターでデッキのある5階まで上がることができます。
5階に上がると正面に見えるガラス張りの広場。ここからC滑走路を見渡せます。左が北側デッキ、右が南側デッキです。
入れる時間は?
第1ターミナル展望デッキと同様で、6:30~22:00です。
どんな写真が撮れる?
それでは第2ターミナルの展望デッキから撮れる飛行機写真を紹介します。
- ANA機沢山
- 北風運用時、C滑走路の着陸機
- 北風運用時、C滑走路の離陸機
- 南風運用時、C滑走路の離陸機
- 東京スカイツリーと絡めた写真
- 東京ゲートブリッジと絡めた写真
- 南風運用時B滑走路に着陸する機体
- 政府専用機(シグナス)
- エアフォースワンなどの超VIP機
第2ターミナル展望デッキはANAの使用ターミナルなので、ANAの転がりが沢山撮影できます。
北風運用時、C滑走路は北方面から来る機体の着陸、また北方面に向かう機体の離陸に使われるので、離陸と着陸の両方を撮影することができます。
南風運用時も北方面に向かう機体の離陸を撮影することができます。
北風運用時、離陸機と東京スカイツリーを絡めた写真を撮影することができます。小さな機体は上がりが早いので、スカイツリーの上に行ってしまう事が多いですが、大型機は上がりが遅いためスカイツリーと絡めて撮りやすいです。
羽田はスモッグというか、空気が霞んでいる事がとても多いので、空気が澄んでいる日はスカイツリーとの絡みをぜひ狙ってみてください。
北風運用時、離陸機はスカイツリーだけじゃなく、東京ゲートブリッジとの絡みも撮影できます。東京ベイブリッジじゃないですよ?ゲートブリッジの方です。
うまくいけばひとつの機体の上がりで、東京ゲートブリッジとの絡みと東京スカイツリーとの絡みを一度に撮ることもできます。
また政府専用機も第2ターミナル展望デッキで撮れる事が多いです。
C滑走路は北風では北方面の離着陸に、南風では北方面の離陸と、北方面絡みの離着陸に多く使われるため、必然的に北海道をベースとする政府専用機の撮影機会は多くなります。
ところでエアフォースワンなどの超VIP機、撮ってみたいですよね?
しかしアメリカ大統領来日や、サミットなど超VIPの来日時は、警備のために羽田空港のデッキは全て閉鎖されてしまいます。
ただし例外があるんです。第2ターミナル5階の中央広場はガラス張りになっていて滑走路を見渡す事ができるんですが、なんとこちらは閉鎖されないんです。
そのためガラス越しにはなってしまいますが、エアフォースワンなどを撮影する事ができるんです。
ただし時間ギリギリに行くと中央広場はこのような状態に。ここまで人が集まってしまうと、しっかりと撮る事は難しいと思うので、朝から行って最前列を狙いましょう。
ガラス越しの撮影で怖いのは、映り込みとピン甘ですよね。これを避けるためには窓側最前列の確保が重要です。
ガラス越しでも一列目が確保できれば、外のデッキから撮る写真と同じように撮影する事ができますよ。
今回撮ったこのエアフォースワンの写真は、2019年5月25日にトランプ大統領が国賓として羽田空港に到着した時に撮影してきました。
ガラス越しでの写真ですが、ガラス越し感はあまり感じませんよね!
この日は17時頃に到着という事で、2タミからの光線状態は最高でした。
中央広場付近は照明柱もありませんし、何しろエアフォースワンの到着時は他の飛行機を全て止めているので、他の機体が被る心配もほぼありません。
場所さえ確保できれば、警備の厳しいエアフォースワンでもデッキと同じように撮影できますよ!
この日はビジも良く、東京ゲートブリッジとの絡みも撮れました。
スカイショットは横田の方が撮りやすいですが、転がりを撮るなら断然羽田ですね。
エアフォースワンからやや遅れて到着したC-32。
残念ながらVC-25では無かったんですが、C-32もちゃんと撮った事がなかったので、やっと撮る事ができました。
第2ターミナルは何かと、VIP機の撮影に向いていますね。
ちなみにエアフォースワンだと閉鎖されてしまうデッキですが、日本の政府専用機の運行はもちろんのこと、日中韓首脳会談の際もデッキは閉鎖されませんでした。
サミットなど各国首脳が集まる時や、アメリカの大統領来日など、特に重要な時にしかデッキは閉鎖されないんですね。ありがたや。
展望デッキの南側からは頑張ればD滑走路を撮れなくもないんですが、700ミリ程度のレンズが必要になります。
距離があるため、メラメラですね。羽田はメラが多いので、あまり遠距離の撮影はしたくありません。
撮影に必要なポイント
撮れるタイミング(風向き)は?
北風運用時
C滑走路34R着陸
C滑走路34R離陸
南風運用時
C滑走路16L離陸
B滑走路22着陸
参考周波数
- 124.35 C滑走路(16L/34R)タワー
- 118.575 B滑走路(04/22)タワー
- 119.4 北到着アプローチ
必要レンズ
C滑走路は100~400ミリ
B滑走路では500ミリ以上
撮影時の注意点
こちらのデッキもお馴染みワイヤーフェンスがあります。
夕方などは順光でいい感じに光が当たりますが、ワイヤーフェンスもいい感じに光が当たりキラキラしています。
そのため上手に撮らないとワイヤーフェンスに当たった光が写真に写り込み、失敗写真となってしまいます。
ワイヤーフェンスの隙間に入り込む小型の望遠レンズなら問題ありませんが、太めでワイヤーフェンスの隙間に入らない望遠レンズを使用している場合は、レンズをワイヤーフェンスにしっかりとくっつけて撮影しましょう。
レンズが斜めになったり、ワイヤーフェンスから少しでも離れてしまうと映り込んでしまうので注意して下さい。場合によってはレンズフードを外して撮影するのも有効です。
あとは他のトラフィックの映り込みにも気をつけたいですね。誘導路走行中の他の機体以外にも、海上を航行する船も意外と多いです。
機体と船が被ってしまうとあまり見栄えは良くないので、できれば映らないように気をつけて下さい。
あとは第1ターミナル展望デッキ同様、第2ターミナルの展望デッキにおいても一見広く見えますが、照明の柱が邪魔になり滑走路上の機体の真横を撮影できるポイントは意外と少ないので、撮影前に柱と機体の位置関係を良く見て撮影場所を選んでみてください。
おわりに
今回は羽田空港第2ターミナル展望デッキについて紹介しました。展望デッキといっても撮影できる写真は色々とありそうでしたね。
私は特に冬場はスカイツリーがはっきりと見えるので、ここから撮影するのが好きです。スカイツリーが見えると東京って感じがしていいですよね。
最後にひとつ、ここの展望デッキは羽田空港にある展望デッキの中で、一番夜のライトアップが奇麗だと思います。
昼でも夜でも楽しめるのが、ここ第2ターミナル展望デッキの魅力ですね。
◆こちらの記事で羽田の撮影スポットについて紹介しています⬇︎