香港の玄関口、香港国際空港はキャセイパシフィック航空の本拠地ということで、
キャセイのラウンジをはじめ、ワンワールドのステータスで入室可能なワンワールドラウンジが沢山あります。
今回は香港国際空港にあるワンワールドラウンジについてまとめました。
もくじ
香港国際空港ワンワールドラウンジの場所
香港国際空港にあるワンワールドラウンジは、全部で7ヶ所。

香港国際空港7階エリア

香港国際空港6階エリア
それぞれのラウンジの位置を上記の地図上にまとめました。
- ザ・ウィング ファースト:出国審査左(7F)
- ザ・ウィング ビジネス: 2番ゲート(6F)
- ザ・デッキ : 6番ゲート(6F)
ザ・ブリッジ(閉鎖) : 36番ゲート(6F)- ザ・ピア ファースト : 63番ゲート(6F)
- ザ・ピア ビジネス : 65番ゲート(6F)
- カンタスラウンジ : 出国審査右へ(7F)
ワンワールドラウンジがあるのは、全て第1ターミナル制限エリア内で、
出国審査のある7階と、メインフロアの6階に各ラウンジがあります。
香港国際空港ワンワールドラウンジの営業時間
続いて香港国際空港にある各ワンワールドラウンジの営業時間について。
- ザ・ウイング ファースト : 5:30〜24:30
- ザ・ウイング ビジネス : 5:30〜24:30
- ザ・デッキ : 5:30〜24:30 ※コロナ閉鎖中
- ザ・ピア ファースト : 5:30〜24:30 ※コロナ閉鎖中
- ザ・ピア ビジネス : 5:30〜24:30 ※コロナ閉鎖中
- カンタスラウンジ : 9:30〜23:30
香港国際空港におけるワンワールドラウンジの営業時間は上記のとおり。
現在、コロナウイルスによって各国渡航制限下にある状況ですので、香港に行かれる方はほとんどおりませんが、
行かざるを得ない事情がある方のために、2020.3.12現在の営業時間を一応まとめておきます。
とはいえ状況は流動的ですので、営業時間はあくまで参考程度にどうぞ。
香港国際空港ワンワールドラウンジの利用条件

香港国際空港には、ファーストクラスラウンジならびにビジネスクラスラウンジがあります。
ファーストクラスラウンジは、
- ザ・ウイング ファーストクラスラウンジ
- ザ・ピア ファーストクラスラウンジ
ファーストクラスラウンジの利用条件は、
- キャセイファーストクラス利用者と同伴者1名
- ワンワールド加盟航空会社ファーストクラス利用者と同伴者1名
- マルコポーロクラブダイヤモンド会員と同伴者2名
- ワンワールドエメラルド会員と同伴者1名
といった感じ。
キャセイのファーストクラスに乗らずとも、JGCプレミアなど、ワンワールドエメラルドのステータスを保有していれば、
キャセイの超豪華なファーストクラスラウンジに入室可能です。
そのほかのラウンジは、全てビジネスクラスラウンジとなり、
- キャセイのファーストクラス・ビジネスクラス利用者
- キャセイのマイレージプログラム『マルコポーロクラブ』のダイヤモンド会員・ゴールド会員・シルバー会員
- oneworld加盟航空会社のファーストクラス・ビジネスクラス利用者
- カーゴ・クラン・エリートメンバー
- oneworldエメラルド・サファイア会員
入室条件は上記のとおり。
エコノミー利用のJGC平会員であっても、ワンワールドのビジネスクラスラウンジは全て入室できます。
香港国際空港ワンワールドラウンジの特徴


それでは香港国際空港にある各ワンワールドラウンジの特徴を紹介します。
①The Wing First(ザ・ウィング ファースト)
- 場所 : 出国審査通過して左(7F)※6階ビジネスクラスラウンジからも入室可能
- 営業時間 : 5:30〜24:30
- 食事 : ビュッフェ、レストラン(ヘイブン)
- ドリンク : シャンパンバー、バーカウンター、ティーラウンジ
- サービス : カバナ、シャワー、ビジネスコーナー(ITゾーン)、Wi-Fi、BF電源
保安検査場目の前にあり、ワンワールドエメラルドで一番お世話になる機会の多いファーストクラスラウンジが、『ザ・ウィングファーストクラスラウンジ』。
ファーストクラスエリア自体はピアと比べるとコンパクトですが、ビジネスクラスラウンジと繋がっているため6階からもアクセス可能ですし、行き来は自由。
ビジネスクラスエリアと合わせて利用すれば非常に快適なラウンジです。

ウィングファーストクラスラウンジの特徴といえば、入室して正面にあるシャンパンバー。
季節ごとに変わる3種類ほどのシャンパンがいつでも楽しめます。

さらにウィングファーストクラスラウンジ最大の魅力はこの『カバナ』。
ラウンジ内で貸し切りのお風呂に入れる非常に贅沢な空間で、
先ほどのシャンパンバーでシャンパンをもらってカバナで飲むなんていう贅沢過ぎる体験もできちゃう。
まさに至福の時間ですね。
→香港空港キャセイ最高峰ファーストクラスラウンジ【ザ・ウィング】の極上空間
②The Wing Business(ザ・ウィング ビジネス)
- 場所 : 2番ゲート前(6F)
- 営業時間 : 5:30〜24:30
- 食事 : ビュッフェ、アラカルト(ヌードルバー)
- ドリンク : コーヒーロフト、ロングバー
- サービス : シャワー、ビジネスコーナー、Wi-Fi、BF電源
ザ・ウィングビジネスクラスラウンジは、6階と7階の2フロアにまたがったキャセイを代表するラウンジ。

7階にあるファーストクラスエリアと合わせると広大なラウンジ空間で、まさに旗艦ラウンジと呼ぶのにふさわしいラウンジです。

保安検査場から近くアクセスは便利な反面、時間帯によっては利用者が多く、混雑気味ではあります。
混雑している点を除けば、開放感抜群のラウンジ内の雰囲気は最高ですし、
コーヒーロフトやロングバー、ヌードルバーなど受けられるサービスは多彩で、とても魅力的なラウンジです。
→香港国際空港キャセイ【ザ・ウィング】ビジネスクラスラウンジ潜入レポ
③The Deck(ザ・デッキ)
- 場所 : 6番ゲート前(6F)
- 営業時間 : 5:30〜24:30
- 食事 : ビュッフェ、アラカルト(ヌードルバー)
- ドリンク : ソフトドリンク、アルコール
- サービス : シャワー(8室)、Wi-Fi、BF & USB電源
ザ・デッキは6番ゲート前にあるラウンジのため、5〜9番ゲートを利用する際に便利なラウンジ。
ただ5〜9番ゲートからの出発はあまりないので、利用する機会は少ない印象。

ウィング同様に開放感抜群のラウンジで、キャセイっぽくないオープンカフェのような雰囲気がこのラウンジ最大の魅力。
香港のキャセイラウンジの中では一番コンパクトですが、空いている穴場的なラウンジ。

ヌードルバーやシャワー、シャンパンなど、キャセイらしいサービスもひと通りあるので、
テラス席で離着陸する飛行機を眺めながら、ゆったりとカフェタイムしたい時におすすめのラウンジです。
→香港国際空港キャセイ【ザ・デッキ】は、開放感抜群のオープンカフェ風ラウンジ
④The Bridge(ザ・ブリッジ)2021年8月に閉鎖
- 場所 : 36番ゲート前(6F)
- 営業時間 : 5:30〜24:30
- 食事 : ビュッフェ(ザ・ベーカリー、ビストロ)
- ドリンク : ロングバー、コーヒーロフト
- サービス : シャワー(9室)、ビジネスコーナー(ITゾーン)、Wi-Fi、BF & USB電源
ザ・ブリッジは、36番ゲート前にあるラウンジで、連絡シャトル降り場のすぐ近くということもあり、30〜70番台ゲート利用時に便利な立地。

オリジナルサービスのザ・ベーカリーを筆頭に、ロングバーやコーヒーロフトなど、ラウンジサービスも充実していて、満足度も高いです。
レセプションの左右でエリアが分かれており、それぞれのエリアで受けられるサービスが違うのが特徴。

中でも右側エリアにあるザ・ベーカリーは、このラウンジ独自のサービスで、オープンで焼き上げた焼き立てのピザやパンが大人気。
ヌードルバーやレストランなどのアラカルト的な料理が唯一無いラウンジではあるんですが、個人的にはベーカリーも好きなサービスです。

右側エリアのベーカリーに比べると左側エリアは目立たない存在ですが、ビストロという名のビュッフェコーナーもあり、空いていて快適。
右側エリアと左側エリアは自由に行き来できるので、ベーカリーで焼き立てパンを食べたら右側エリアのコーヒーロフトでカフェタイムなんてのもおすすめです。
→香港国際空港キャセイラウンジ『ザ・ブリッジ(THE BRIDGE)』レビュー。
⑤The Pier First(ザ・ピア ファースト)

- 場所 : 63番ゲート前(6F)
- 営業時間 : 5:30〜24:30
- 食事 : ビュッフェ(ザ・パントリー)、レストラン(ザ・ダイニングルーム)
- ドリンク : バーカウンター(ザ・バー)
- サービス : 仮眠ルーム8室(デイスイート)、マッサージサービス(ザ・リトリート)、シャワー、ビジネスコーナー(ザ・ビューロー)、Wi-Fi、BF & USB電源
ザ・ピアファーストクラスラウンジは、ザ・ウィングと並ぶキャセイを代表するファーストクラスラウンジ。
63番ゲートにあるため、30〜70番台ゲートを利用する時に便利です。
出国審査からは遠いですが、その分ウィングよりも空いてるのがメリットかなと。

ザ・ピアファーストクラスラウンジ最大の魅力は『ザ・リトリート』と呼ばれるスパサービス。
仮眠などに使える個室『デイスイート』や、マッサージサービスなどが大人気です。
マッサージやデイスイートは予約必須の人気サービスなので、利用するなら時間に余裕持っておきたいところ。

ザ・ピアファーストクラスラウンジにはザ・リトリート以外にも、オリジナルカクテルやシャンパンなどが楽しめるザ・バーや、

レストランでアラカルト料理が楽しめるザ・ダイニング、そしてスイーツが豊富なザ・パントリーなど、飲食関係が充実しているのも見逃せない点。
ファーストクラスラウンジらしい多彩なサービスが満載のザ・ピアファーストクラスラウンジは、ザ・ウィングに並ぶ魅力的なラウンジです。
→香港国際空港キャセイ【ザ・ピア】ファーストクラスラウンジ潜入レポ
⑥The Pier Business(ザ・ピア ビジネス)

- 場所 : 65番ゲート前(6F)
- 営業時間 : 5:30〜24:30
- 食事 : ビュッフェ(フードホール)、アラカルト(ヌードルバー)
- ドリンク : コーヒーカート、ティーハウス、バーカウンター
- サービス : リラクゼーションルーム、ザ・サンクチュアリ・バイ・ピュア・ヨガ、シャワー(14室)、Wi-Fi、BF & USB電源
ザ・ピア ビジネスクラスラウンジは、65番ゲート前と、香港にあるワンワールドラウンジの中では、出国審査から最も遠くにあるラウンジ。
60番台のゲートを利用する場合は、搭乗時間ぎりぎりまで利用できます。

ザ・ウィングに並ぶキャセイを代表する旗艦ラウンジで、ラウンジの広さは最大級。
その広さのアドバンテージを活かし、ビジネスクラスラウンジとは思えない多彩なラウンジサービスが展開されているのが魅力。
ヨガエリアなんてのもありますからね。

バリスタの淹れたてコーヒーが楽しめるコーヒーカートや、多彩なお茶が楽しめるティーハウス、様々なお酒をオーダーできるバーカウンターなど、ドリンク関係には力を入れています。

さらにラウンジ奥にはソファーベッドで仮眠もできるリラクゼーションルームがあったりと、
ビジネスクラスラウンジとは思えない充実っぷりに、文句無しの満足感が味わえるラウンジです。
→香港国際空港キャセイ【ザ・ピア】ビジネスクラスラウンジ潜入レポ
⑦Qantas Lounge(カンタスラウンジ)

- 場所 : 出国審査通過して右(7F)
- 営業時間 : 9:30〜23:30
- 食事 : ビュッフェ、アラカルト
- ドリンク : バーカウンター
- サービス : シャワー、Wi-Fi、BF & USB電源
カンタスラウンジは、香港空港で唯一キャセイ以外のワンワールドラウンジで、JALの指定ラウンジにもなっています。
出国審査審査を通過してすぐの場所にあり、アクセスは非常に便利。
その分、夜など時間帯によってはそこそこ混むことも。

香港のカンタスラウンジは本国にも負けないクオリティーで、ラウンジも非常に広く開放感も抜群。
バーカウンターではバリスタ淹れたてのVittoria Coffeのコーヒーやお酒が楽しめますし、ビュッフェ料理だけでなく、麺料理をオーダーできたりと、食事もなかなか充実しています。

豊富なラインナップのオージーワインが飲めるので、お酒好きにはたまらないですし、
塩キャラメルチーズケーキやティラミスなど、意外とスイーツもクオリティー高めなので、甘党にもおすすめのラウンジです。
→香港国際空港カンタスラウンジレビュー。バーカウンターでアラカルトが楽しめる
香港国際空港ワンワールドラウンジまとめ

香港国際空港にあるワンワールドラウンジは、正直どれも魅力的なラウンジなので、甲乙つけ難いですね。
素敵なラウンジが多いので、混雑度もうまく分散してるイメージ。
ザ・ウィングとザ・ピアの2つファーストクラスラウンジも、それぞれ利用できるサービスが異なるので、どちらがいいかは人それぞれの好みかなという印象。

カバナのウィングに、マッサージとデイ・スイートのピア、どちらも最高でした。
せっかくサービスを受けられるなら、アーリーチェックインや前日にチェックインして、ラウンジ巡りするのもありかなと。
特に早朝便の場合、せっかくステータスがあっても、前日チェックインしないと、ほとんどラウンジを使う時間がないですからね。
ただし、香港のワンワールドラウンジは、0:30〜5:30の深夜時間帯はすべて閉まっているので、24時間営業しているプライオリティパスラウンジが使えると助かるところ。
年会費10,000円の『楽天プレミアムカード』が1枚あれば24時間営業のPPラウンジが使えるので、
前日チェックインするならプライオリティパスを用意しておきましょう。
あとはどのラウンジもコンセントはBF型でマルチタイプは無いので、日本のコンセントを使用するには変換プラグが必要なのが若干不便なところ。
マルチプラグを持っておくと、世界中どのコンセントでも対応できるので、1つあると安心です。

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