香港国際空港といえばキャセイラウンジ。
ターミナル本館側にあるラウンジとしては、ザ・ウィングがあまりにも有名ですが、
→香港国際空港キャセイ【ザ・ウィング】ビジネスクラスラウンジ潜入レポ
本館側にもうひとつあるのが、『ザ・デッキ』。
ザ・デッキは、香港のキャセイラウンジの中では最もコンパクトですが、解放感はNo1。
オープンカフェにいるような気分を味わえるラウンジで、しかも空いているため意外と穴場。
個人的にも結構好みなラウンジでした。
現在キャセイでは、2020年2月17日から香港国際空港にあるザ・デッキを含めた3つのラウンジ(ザ・デッキ、ザ・ブリッジ、ザ・ピア(ファーストクラスラウンジ)の営業を一時的に停止していますので、ご注意ください。
現在営業しているキャセイラウンジは、ザ・ウィング(ファーストクラスラウンジ・ビジネスクラスラウンジ)、ザ・ピア(ビジネスクラスラウンジ)の3つです。
もくじ
ザ・デッキ基本情報
まずは香港国際空港ザ・デッキの基本情報から。
- 1タミ制限エリア内、本館側6階6番ゲート前のエスカレーター上
- 営業時間 5:30〜24:30
- ビジネスクラスラウンジ
- ヌードルバー(麺料理・点心)
- ビュッフェ料理
- シャワールーム(8室)
- BFタイプ & USB電源
香港にあるキャセイラウンジの中では最もコンパクトなため、設備関係は最小限といった感じですが、
ヌードルバーや、シャワールーム、シャンパンなどのサービスはありますし、その辺のラウンジと比べたら充分すぎるくらい。
そしてザ・デッキの特徴は、なんといってもオープンカフェ気分を味わえる解放感。
眺望のいいテラス席からの眺めと、キャセイラウンジっぽくないオープンカフェな雰囲気が最高でした。
営業時間・利用資格
- 5:30〜24:30まで
- キャセイのファーストクラス・ビジネスクラス利用者
- キャセイのマイレージプログラム『マルコポーロクラブ』のダイヤモンド会員・ゴールド会員・シルバー会員
- oneworld加盟航空会社のファーストクラス・ビジネスクラス利用者
- カーゴ・クラン・エリートメンバー
- oneworldエメラルド・サファイア会員
ラウンジの場所
ザ・デッキは、保安検査通過後の制限エリア内、本館側6番ゲート前にあります。
制限エリア内に入ったら、5-9番ゲート方面へ。
Lounge案内にもザ・デッキの表記があるので、迷うことはないかと。
6番ゲート前まで来ると、ザ・デッキのLoungeの案内とともにエスカレーターが見えてきます。
ザ・デッキはこのエスカレーターの上。
エスカレーターで上にあがると、ザ・デッキが目の前にあります。
ラウンジレセプションでチェックイン。
ビジネスクラスラウンジなので、ワンワールドサファイアや、ビジネスクラス搭乗で入室できます。
ラウンジ内
リビングルーム
入室してすぐ横にあるが、ラウンジエリア。
広すぎないちょうどいいサイズ感で、リビングみたいにリラックスできる雰囲気。
温もりを感じるデザイナーズ家具で揃えられたラウンジエリアは、安定のキャセイスタイル。
ゆったりとしたキャセイカラーのふかふかソファーは、最高の座り心地です。
ザ・テラス
リビングのようなラウンジエリアを抜けると、バルコニーのようなここが『ザ・テラス』。
オープンカフェのような感じで、いままでのキャセイラウンジのイメージとは全然違う感じ。
キャセイらしさの良さも残しながら、キャセイっぽくない感じがまた素敵。
テラス席に併設されているヌードルバーが、オープンカフェ感を出してますね。
ザ・デッキは空港ビューの眺望も魅力。
ガラス越しになりますが、タキシングする飛行機や駐機する飛行機の様子など、空港ビューが楽しめます。
明るい雰囲気のテラス席で食べる食事は、心なしかいつもよりも美味しく感じました。
ダイニング
ザ・デッキでは、麺料理などのアラカルトが楽しめるキャセイ定番のヌードルバーと、ビュッフェ料理が楽しめるビュッフェカウンターがあります。
テラス席に併設されたこちらのオープンキッチンが『ヌードルバー』。
担担麺やラクサなどの麺料理や、点心などがアラカルトで楽しめます。
注文を受けてから調理してくれるので、出来立てが食べられるのが嬉しいポイント。
レセプション近くにはビュッフェカウンターがあり、軽食を中心としたラインナップがビュッフェスタイルで楽しめます。
食事は、オープンカフェ風のテラス席でも楽しめますし、
ラウンジ内にあるレストランのようなテーブル席で楽しむこともできます。
ビュッフェ料理
ビュッフェメニューは、ラウンジ内のビュッフェカウンターで。
温野菜や、ベーコン、ソーセージなどのホットミール。
スクランブルエッグにスープ。
各種サラダや、カットフルーツ。
チョコクロ、クロワッサンなどのパンや、シリアルなど。
冷蔵庫にはプリンやヨーグルトなど。
フルーツもありました。
お洒落に並べられていますが、もちろん食べてもOK。
チョコレートやゴマのクッキー。
ヌードルバー(アラカルト)
キャセイラウンジ定番のヌードルバーは、テラス席に併設されています。
点心、麺料理、朝はお粥なども提供しており、メニューの中から好みでオーダー可能。
注文を受けてから調理してくれるので、熱々の料理が食べられます。
ヌードルバーはなかなか本格的で、調味料だけでもこんなに豊富。
お粥のトッピングもたくさんありました。
お酒を飲んだ後だったので、あっさり系のお粥とワンタン麺をオーダー。
ワンタン麺はあっさりとしたスープに海老の旨味が最高でした。
お粥も程よい塩味が優しい味で、飲んだ後にはぴったりですね。
お粥にネギは定番ですが、ピータンも塩気がいい感じ。
ピータン単品では食べられない人も、マジで合うのでぜひ試しに入れてみてください。歯ごたえが欲しい人は、ピーナッツもおすすめです。
ソフトドリンクの種類
ソフトドリンクは、フレッシュジュースや牛乳などもありますし、
冷蔵庫の中には炭酸系の缶ジュースなどもありました。
エスプレッソマシン、
紅茶はキャセイラウンジでお馴染みの『JING TEA』。
お酒の種類
冷蔵庫では缶ジュースやビールなどが用意されています。
- 香港ビール(クラフトビール)
- ドラゴンズバック(クラフトビール)
- チンタオ
- ヒューガルデン
- アサヒ スーパードライ
- カールスバーグ
ビールの種類はなかなか豊富で、
香港のクラフトビールが2種類に、チンタオや日本のアサヒなども。
スピリッツ系は少ないですが、ウイスキー、ジン、ラム、ウォッカが1種類ずつ。
ザ・デッキでは、ビジネスクラスラウンジなのにシャンパンが飲めるのも嬉しい点。
シャンパンの銘柄は、ラウンジシャンパンの中でもレギュラーメンバーの『G.H.MUMM』。
すっきりとした味で飲みやすい安定のシャンパンです。
シャワールーム
コンパクトなザ・デッキですが、シャワールームは用意されています。
しかもシャワールームは8室もあるので、待つ心配もほとんどなし。
シャワーを利用する場合は、ラウンジ内にあるシャワー専用のレセプションで受付するか、近くにいるスタッフに声をかけましょう。
シャワールームは他のキャセイラウンジと同じ造りで、落ち着いた雰囲気。
シャワーは、レインタイプとハンドタイプの2つ。
アメニティーはAesopで統一。
シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ。
シャワールームはそこまで広い訳ではありませんが、十分な広さ。
洗面台にトイレ、荷物置き場もあります。
ゴージャスな蛇口が特徴の洗面台。
Aesopのハンドソープやハンドクリーム、化粧水や洗顔クリームまで置いてあります。
化粧落としにコットン、綿棒、歯ブラシ、ゴミ袋、シャワーキャップとアメニティーもすごい。
ここまで充実しているのは、他の航空会社のラウンジではなかなか見たことがありません。
シャワールーム内にはトイレもあります。
その他の設備・サービス
電源はBFタイプとUSB。
コンセントは残念ながらBF型なので、日本のコンセントを使用するには変換プラグが必要。
マルチプラグがあれば、世界中どのコンセントでも対応できるので、1つ持っておくと安心です。
ヒコ太郎のラウンジ採点!香港国際空港ザ・デッキは【66点】でした
ヒコ太郎のラウンジ採点では、ヒコ太郎の独断と偏見により、ラウンジを以下の9点についてそれぞれスター付けを行い、それらを総合して採点します。
※ヒコ太郎の完全主観による採点です。
ヒコ太郎のラウンジ採点
- ラウンジ内の雰囲気 ★★★★★★★☆☆☆
- 広さ ★★★★★☆☆☆☆☆
- シャワーの有無と清潔さ ★★★★★★★☆☆☆
- トイレの有無と清潔さ ★★★★★★★☆☆☆
- 食事メニューの豊富さと満足度 ★★★★★★★☆☆☆
- オーダー式ミール有無と満足度 ★★★★★★★☆☆☆
- ドリンク充実度とアルコールの有無 ★★★★★★★☆☆☆
- 混雑度 ★★★★★★★★☆☆
- ラウンジ独自のサービス ★★★★☆☆☆☆☆☆
香港国際空港ザ・デッキは、59スター獲得で【66点】でした!
ヒコ太郎のラウンジ採点一言コメント
ザ・デッキは香港にあるキャセイラウンジの中では最もコンパクトなので、他のキャセイラウンジより得点は低くなってしまいましたが、ヌードルバーやシャワーなどもあり、ザ・デッキも充分満足できるラウンジでした。
ザ・デッキまとめ
キャセイラウンジの中では一番コンパクトなラウンジであるザ・デッキは、
コーヒーロフトやティーハウス、パントリーなどのサービスもないので、あまり目立たない存在。
といっても、いい意味でキャセイラウンジっぽくないオープンカフェ的な雰囲気が楽しめるのは魅力です。
ヌードルバーやシャワー、シャンパンなどの嬉しいサービスも揃ってますし、比較的空いている穴場的なラウンジなので、
眺望を楽しみながら利用するにはいいラウンジでした。
食事やお酒などを楽しむなら、ザ・ウイングやザ・ピアなどもありますし、
他にも利用できるラウンジはたくさんあるので、色々と周ってみるのもいいと思います。
◆香港空港のワンワールドラウンジをまとめた記事はこちら⬇︎
→香港国際空港ワンワールドラウンジまとめ。各ラウンジの特徴と利用条件