香港国際空港といえばキャセイの本拠地。
ターミナル本館側は、ザ・ウィングが旗艦ラウンジでしたが、
→香港国際空港キャセイ【ザ・ウィング】ビジネスクラスラウンジ潜入レポ
サテライト側の旗艦ラウンジとなるのが、
『ザ・ピア』ビジネスクラスラウンジ。
ザ・ピアは、サテライト側の旗艦ラウンジのため、ファーストクラスラウンジも設置されていますが、
コーヒーカート、ティーハウス、リラクゼーションルームなどの、ザ・ピアでしか味わえないオリジナルサービスが展開されていて、
ファーストクラスラウンジ並みの設備を誇る快適なラウンジでした。
現在キャセイでは、2020年2月17日から香港国際空港にある3つのラウンジ(ザ・デッキ、ザ・ブリッジ、ザ・ピア(ファーストクラスラウンジ)の営業を一時的に停止していますので、ご注意ください。
現在営業しているキャセイラウンジは、ザ・ウィング(ファーストクラスラウンジ・ビジネスクラスラウンジ)、ザ・ピア(ビジネスクラスラウンジ)の3つです。
もくじ
ザ・ピア(ビジネス)の基本情報

まずは香港国際空港ザ・ピア ビジネスクラスラウンジの基本情報から。
ザ・ピア(ビジネス)基本情報
- 1タミ制限エリア内、サテライト側6階65番ゲート付近
- 営業時間 5:30〜24:30
- ビジネスクラスラウンジ
- コーヒーカート(バリスタ)
- ティーハウス(お茶)
- バーカウンター(シャンパン・カクテル)
- ヌードルバー(麺料理・点心)
- フードホール(ビュッフェ・アイス)
- ビジネスコーナー
- リラクゼーションルーム
- ザ・サンクチュアリ・バイ・ピュア・ヨガ
- シャワールーム(14室)
- BFタイプ & USB電源
香港国際空港ザ・ピア ビジネスクラスラウンジがあるのは、サテライト側65番ゲート付近。
保安検査場のある本館からは遠いサテライト側にあるため、本館側からの搭乗だと移動がちょっと面倒。
それでも、ティーハウスや、リラクゼーションルームなど、ザ・ピアにしかないオリジナルのサービスもあるので、
わざわざ移動してでも利用したいラウンジです。
ザ・ピアの営業時間・利用資格
- 5:30〜24:30まで
ザ・ウィングと比べると、30分ほど早くクローズします。
ラウンジ利用資格
- キャセイのファーストクラス・ビジネスクラス利用者
- キャセイのマイレージプログラム『マルコポーロクラブ』のダイヤモンド会員・ゴールド会員・シルバー会員
- oneworld加盟航空会社のファーストクラス・ビジネスクラス利用者
- カーゴ・クラン・エリートメンバー
- oneworldエメラルド・サファイア会員
ほとんどの場合、ワンワールドサファイア以上か、ワンワールド便ビジネスクラスでの入室が多いかと思います。
ザ・ピアの場所
ザ・ピアビジネスクラスラウンジがあるのは、第1ターミナルのサテライト側。
保安検査のある本館側からはちょっと遠い場所。
出国審査を抜けたら、1つ下のフロアへ降りて6階へ。
真っ直ぐサテライト側へひたすら進みます。
サテライト側へ到着したら、65番ゲートのある右方面へ。

ザ・ピアファーストクラスラウンジを通り過ぎ、65番ゲート付近に到着すると、ザ・ピアビジネスクラスラウンジの入り口があります。
ザ・ピアのラウンジ内

ザ・ピアビジネスクラスラウンジ専用のレセプション。
ザ・ウィングの場合はファーストクラスラウンジとラウンジ内で行き来が可能でしたが、
ザ・ピアの場合はビジネスラウンジとファーストラウンジはそれぞれ独立しており、ラウンジ内での行き来もできません。

エントランスは、大きな花のインテリアが特徴的ですね。

ザ・ピアビジネスクラスラウンジは奥に広い縦長の造りのラウンジ。
ウィングと比べると、照明がやや落とされて、落ち着いた雰囲気のラウンジエリアですね。

ラウンジエリアは、キャセイらしい王道のインテリアで、安心感があります。

キャセイカラーのソファー席。

様々なソファーやテーブルが並んでいるので、人数や好みに合わせて、色々と選べるのがいいですね。
コーヒーカート

ピアでは、色々なサービスを楽しむことができるのが魅力的。
たとえば入室してすぐの場所にある、このコーヒーカートもそのひとつ。

屋台をイメージしたカートでは、淹れ立てのコーヒーが楽しめます。

定番からフレーバーコーヒーまで色々と楽しめるので、コーヒー好きにはたまりません。

ラテアートも本格的ですね。
ティーハウス

コーヒーよりもお茶という人には、『ティーハウス』。

まるでバーのような雰囲気のティーハウスは、いろんな種類のお茶が楽しめる場所。

こちらのカウンターで、好きなお茶を入れてくれます。
手前には身体に良さそうなドリンクも置いてありました。

お茶の種類は色々とあり、説明なんかもしてくれるので、楽しみながらお茶を選ぶことができます。

茶葉を見ながら選ぶのも楽しいですね。

もちろんメニューもあるので、選ぶのも安心。

セイロンやアールグレイなどの定番の紅茶や、日本茶、中国茶など色々ありました。
バーカウンター

お酒が好きな人は、バーカウンターへ。
ホテルにあるようなお洒落な雰囲気のバーですが、もちろんこれも無料。

後ろには色んなお酒がズラッと並んでいます。

定番カクテルから、ビール、ワイン、リキュール、スピリッツなどと豊富なメニュー。
ビジネスクラスラウンジなのにシャンパンが飲めるというのも、見逃せません。
シャンパンの銘柄は『G.H.MUMM』でした。
バーと聞くと、お酒が飲めない人には無縁かと思うかもしれませんが、
ジュースやノンアルコールカクテルなどもオーダー可能なので、お酒が飲めない人でも楽しめます。

色々なメニューが楽しめるバーですが、中でも飲んで欲しいのが、オリジナルカクテル。
- キャセイデライト
- ジンジャーフォレスト
- オレンジドリーム
ソフトドリンクの種類

こんな感じで、コーヒーカート、ティーハウス、バーカウンターと、充実した飲み物が楽しめるザ・ピアですが、
もちろんセルフで気兼ねなく飲める物もあります。

フレッシュジュースやデトックスウォーター。
豆乳、牛乳、低脂肪など。
お酒の種類

冷蔵庫の中には缶ジュースやビールも用意されています。

香港のクラフトビールやアサヒなど。
フードホール(ビュッフェ料理)

ザ・ピアに入室してすぐの場所は、ビュッフェ料理が楽しめるフードホールになっています。
ビュッフェ料理も充実しているので、食事重視の人も満足度高め。
料理はセルフではなく、スタッフに取り分けてもらうスタイルです。

フードホールには、食事向けのカウンター席やテーブル席が並んでいます。

温野菜、煮込み料理、ピザなど。

中華系の料理も充実。

サラダやハム、チーズ、フルーツ、ヨーグルトなど。

パンやケーキ、タルトなど。
バニラ、ストロベリー、コーヒーとハーゲンダッツも食べ放題なので、デザートもなかなか豊富ですね。
ヌードルバー(アラカルト)

キャセイラウンジといえばヌードルバーが定番ですが、もちろんザ・ピアにもあります。

こちらのカウンター席で、麺料理などをオーダーする事ができ、作り立ての料理が楽しめる人気のサービス。

大きなカウンター席やテーブル席などが並び、レストランみたいな雰囲気ですね。
大人数でも余裕の広々とした店内。

サクッと食べるなら、カウンター席。

ゆっくり食べるなら、テーブル席がおすすめです。

食事の注文をするのは、こちらのカウンターで。
注文すると呼び出し用のベルを渡されるので、待っている間に、ほかの料理を持ってきたり、飲み物を用意して待ちましょう。

ヌードルバーのメニュー。
- 担々麺
- ワンタン麺
- 魚団子スープ麺
- 野菜とキノコ麺
- 肉まん
- 饅頭

オーダー後に調理してくれるので、出来立てほやほやのものが食べられます。
リラクゼーションルーム

ザ・ピアにしかない特徴的な設備が、このリラクゼーションルーム。
ラウンジ1番奥にあるリラクゼーションルームにはベッドタイプのソファーがあり、文字通りリラックスできる空間。

ここは他のラウンジフロアよりも照明が落とされているため、仮眠にもぴったり。
頭の部分はパーテーションで仕切られているため、隣に人がいても気になりません。
トランジットなどで時間がある時や、軽く一眠りしたい時に、嬉しい設備ですね。
ザ・サンクチュアリ・バイ・ピュア・ヨガ

ザ・ピアに入室して右側には、ヨガができるエリアがあります。
その名も、『ザ・サンクチュアリ・バイ・ピュア・ヨガ』。

ヨガ向けのさまざまなスペースがあり、やり方も動画で流れているので、誰でもヨガを体験することができます。

横にはデトックスウォーターも。
ただ、ヨガをやっている人をまだ一度も見たことがないので、あまり人気はないみたい。
ザ・ピアに来たら、ぜひチャレンジしてみてください。
シャワールーム

ザ・ピアビジネスクラスラウンジには、シャワーがあります。
シャワーがあるのは、ラウンジ奥の左側。
シャワーを利用する場合は、シャワールーム手前にある専用のレセプションで受付。

決して広い訳ではないんですが、綺麗で落ち着いたシャワールーム。

シャワーヘッドは、レインシャワーとハンドシャワーの2タイプ。
温度・水圧ともに申し分ありません。
むしろ強いくらい。

アメニティーはAesopブランドで、シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュの3つ。

洗面台周りには、ハンドソープやハンドクリーム。
歯ブラシなどのアメニティー関係も充実。

シャワールーム内にトイレもあり。
その他の設備・サービス

コーヒーカートの後ろ側には、PCとプリンターが設置されたビジネスコーナーがあります。

向かい側はPCがないので、自分のを使うならこちらの方が広く使えますね。

新聞や雑誌類も豊富。
日経新聞なんかもありました。

電源はBFタイプとUSB。
USBタイプならそのまま使えますが、コンセントの場合、BF型に日本のコンセントを使用するには変換プラグが必要。
マルチプラグがあれば、世界中どのコンセントでも対応できるので、1つ持っておくと安心です。
ヒコ太郎のラウンジ採点!香港国際空港ザ・ピア(ビジネス)は【88点】でした
ヒコ太郎のラウンジ採点では、ヒコ太郎の独断と偏見により、ラウンジを以下の9点についてそれぞれスター付けを行い、それらを総合して採点します。
※ヒコ太郎の完全主観による採点です。
ヒコ太郎のラウンジ採点
- ラウンジ内の雰囲気 ★★★★★★★★★★
- 広さ ★★★★★★★★★★
- シャワーの有無と清潔さ ★★★★★★★☆☆☆
- トイレの有無と清潔さ ★★★★★★★★★☆
- 食事メニューの豊富さと満足度 ★★★★★★★★★☆
- オーダー式ミール有無と満足度 ★★★★★★★★☆☆
- ドリンク充実度とアルコールの有無 ★★★★★★★★★☆
- 混雑度 ★★★★★★★★☆☆
- ラウンジ独自のサービス ★★★★★★★★★☆
香港国際空港ザ・ピア(ビジネス)ラウンジは、79スター獲得で【88点】でした!
ヒコ太郎のラウンジ採点一言コメント
ザ・ピアは、これぞキャセイといった堂々のラウンジ。羽田や桃園、チャンギ、ヒースローといったキャセイラウンジ王道のインテリアで固めています。ラウンジで受けられるサービスや食事、ドリンクなど、どれも他社のファーストクラスラウンジ並み。文句なしに最高でした。
ザ・ピア ビジネスクラスラウンジまとめ

ザ・ピアは、キャセイの旗艦ラウンジだけあって、大満足のラウンジでした。
同じく旗艦ラウンジのザ・ウィングと比べた場合、タイプが全然違うので、どちらを取るかはちょっと選べない感じ。
このあたりは好みになってくるかと。
ザ・ピアはファーストクラスラウンジも良かったですが、それと同じくらい素晴らしいラウンジでした。
◆香港空港のワンワールドラウンジをまとめた記事はこちら⬇︎
→香港国際空港ワンワールドラウンジまとめ。各ラウンジの特徴と利用条件