今回紹介するのは羽田空港P3駐車場です。
羽田空港P3駐車場は、V1.V2スポットに駐機するVIP機が撮影できるスポットとして有名な撮影ポイントです。
もくじ
羽田空港P3駐車場ってどんな場所?
P3駐車場について紹介
羽田空港P3駐車場は第2ターミナル北側にあり、7階建ての駐車場となっています。空港の駐車場なので、24時間いつでも出入りが可能。
P3駐車場は滑走路からは離れているため、離着陸機を撮影するのには向いていません。
それでも撮影スポットとしてこちらを紹介するのには理由があるんです。
その理由とはVIPスポット(V1.V2)を見渡すことができる点。そのためV1.V2スポットを利用する日本の政府専用機を始め、各国の政府専用機など貴重な機体を撮影することができるんです。
ただしVIPスポットはV1.V2スポットの北側にVN.VSスポットもあり、VN.VSスポットを利用する場合は撮影は難しいです。
撮影に向いている場所は6階か屋上です。屋上には屋根がないため、雨が降っている時は6階、降っていない時は屋上から撮影するといいと思います。
気になるトイレ事情ですが、駐車場のエレベーター付近にトイレがありますので、お腹のスクランブルにもすぐに対応できるので安心です。
P3駐車場までのアクセス
P3駐車場は羽田空港第2ターミナルの北側にあります。
駐車場なので、車で羽田空港まで来られた方はここに停めましょう。
鉄道で来た場合は、ターミナルから徒歩でP3駐車場に向かいましょう。
P3駐車場は第2ターミナルの3階と直結しており、連絡通路を渡って駐車場に向かうことができます。
P3駐車場までのアクセスは、まず鉄道を降りたら第2ターミナルの3階に向かいます。
3階に上がり北側の方へ歩いていくと、左手にP3駐車場への連絡通路があります。
連絡通路を渡って駐車場に向かいます。
渡り終えたら、ここを右に行くとエレベーターがあります。
エレベーターを上がり6階、または屋上に行きましょう。
エレベーターを降りて、駐車場の北側にいくとVIPスポットを見渡すことができます。
入れる時間は?
空港内の駐車場なので24時間出入り自由です。
どんな写真が撮れる?
V1.V2スポット利用のVIP機
- 各国の政府専用機や特別機(V1.V2スポット利用時)
- 政府専用機に搭乗するVIP(V1.V2スポット利用時)
P3駐車場は、V1.V2スポットに駐機している政府専用機や特別機を上から撮影することができます。
VIPスポットを撮影することができるのは羽田空港でもここだけ。
24時間入る事ができるので、特別機を夜間にバルブ撮影することも可能です。
VIPが羽田空港に来る場合、まず日帰りでは帰らないので、夜にバルブ撮影できる可能性も高いです。
VIPが日本にしばらく滞在する場合は、好きな時間帯に行って撮影しましょう。
ただしこのP3駐車場、残念な点があります。
- 串刺しになる
- VN.VSスポットは撮影できない
串刺しになる
まずは串刺しになる点。VIPスポットにある照明のせいで、A320などの小型機などは串刺しにならずに撮影できることもありましたが、基本的にほとんどの機体が照明の柱に被る串刺しの絵になってしまいます。
先ほど串刺しはほぼ避けられないとお伝えしましたが、実は串刺しを避ける事ができる機体もあるんです。
それが超VIP機であるVC-25。
ご存知の通り、エアフォースワンに用いられる機体ですね。
基本は串刺しのP3も、超VIP機であるVC-25の場合は、他の機体と違って横を向いて駐機するため、串刺しにならずに撮影する事ができるんです。
串刺しにならずに誰でも簡単にこれが撮れるなんて、P3駐車場には感謝ですね。
さらにVIPスポットが見渡せるというだけあって、VIPがタラップを登り機体に搭乗するシーンもP3駐車場から撮影する事ができます。
私も安倍総理が機体に乗り込むシーンをここで何度も見届けました。
こういったテレビ向けのシーンを撮影できるのもなかなか貴重ですよね。
政府専用機の出発日にここで撮影していると、テレビ局のクルーが生中継をしている場面にもよく遭遇します。
しかしこの場所、VIPの搭乗を見る事ができるということは、狙撃などもできてしまうという事でもあります。
そのためVIPの到着や出発時は、警察官の巡回がすごいです。身分証の提示や荷物チェックなどを求められる場合もあるので、素直に協力しましょうね。向こうもお仕事ですから。
基本的に撮影を止められることはありませんが、アメリカ大統領など超VIPの場合は、搭乗の間だけ撮影を止められる場合もあるので、その場合は必ずお巡りさんの指示に従いましょう。
そのお巡りさんも休みに仕事に駆り出され、イライラしているはずですからね。
これも絶対という訳ではなく、2019年5月にトランプ大統領が国賓で訪れた時などは降機の際も撮影がOKだったので、おまわりさん次第なんでしょうね。
VN.VSスポットは撮影できない
羽田空港のVスポットと呼ばれるVIP機用のスポットにはVN.VSスポットとV1.V2スポットがありますが、ここから撮影できるのはV1.V2スポットのみ。奥側にあるVN.VSスポットを利用している場合は、撮影が難しくなります。
撮影に必要なポイント
撮れるタイミングは?
政府専用機や特別機のV1.V2スポット利用時
VIPの来日や総理大臣の外交日程については、日頃からニュースをチェックしておきましょう。
私の場合、首脳会談などのニュースがでたら、外交日程を手帳に書き込んでいます。
必要レンズ
機体を撮るなら400ミリ程度
VIPの搭乗を撮るなら600ミリ程度
撮影時の注意点
デッキと違い、一般の駐車場から撮影することになるので、他の車の邪魔にならないように気をつけましょう。
駐車場なので車優先です。撮影に夢中になっていると車に気づかない場合があるので、よく周りを確認しながら撮影しましょう。
さすがにいないとは思いますが、タバコを吸ったりゴミなどを駐車場に捨てたりするのはやめましょう。出たゴミは必ず持ち帰るようにしましょうね。
デッキなどの決められた撮影場所とは違うため、マナーの悪い撮影者が出てくるとその場所での撮影が禁止になってしまいます。
マナーを守って撮影禁止にならないようにしていきましょう。
おわりに
P3駐車場はVIP機専用の撮影スポットなので、普段は全然人がいませんが、政府専用機や特別機が来ている時は必ず何人かカメラマンがいます。
難しい各国政府専用機の撮影もここでなら簡単に撮影する事ができるので、撮影初心者の方にもおすすめです。
普段見ることのできない色々な国の政府専用機は見れるだけでもテンションが上がります。
今度どこかの首脳が日本に来る機会があったら、ぜひP3駐車場に足を運んでみてください。
◆こちらの記事で羽田の撮影スポットについて紹介しています⬇︎