羽田空港の使用滑走路を完全解説!運用がわかれば飛行機が撮れる!

羽田空港は日本が誇る巨大空港です。

世界の大きな空港と比べて敷地面積は1,516haとそこまで広くはありませんが、滑走路がなんと4本もあります。

羽田空港から飛行機に乗って、今日はどの滑走路から離陸するのかな~なんて考えたこと一度はありませんか?

えっ離陸前に寝ちゃう?そーゆー人もいますよね!

さてさて、飛行機撮影においてここまで滑走路が多いと困るのは撮影ポイントではないでしょうか?

撮りたい機体があってもどこの滑走路に降りるかわからないと撮れませんよね。たとえ直前でわかったとしても移動してたら間に合いません。

狙った飛行機を撮るためにはどの滑走路を使用するかを知ることは必須と言えます。

一見複雑そうに見える羽田空港ですが、実は滑走路の使用も運用方法が決まっています。

滑走路の運用

滑走路をよーく見てみると、始端に数字が書いてあるのがわかりますか?

この数字は滑走路の方位を10度刻みで表しています。

例えばセントレアの滑走路には18と36が書いてあり、36は360度の方位、つまり真北を向いています。

反対側は18なので180度方向、つまり真南を向いています。

この写真の滑走路の画像を見てみると、09と書かれているので方位は090、ですので真東を向いていますのがわかりますね。

ちなみに同じ方角に滑走路が並行してある場合は、右側の滑走路にR左側の滑走路はLと書いてあります。

例えば南から羽田空港へ進入する際、A滑走路は左側にあるので34L、C滑走路は右側にあるので34Rとなっています。

1本の滑走路というのは特殊な場合を除き、どちらの方向からでも使えます。

この使い方の向きを決めるのは風向きです。離陸も着陸も必ず向かい風になるように滑走路は運用されています。

これはなぜかというと、追い風になってしまうと空気と飛行機の相対速度が下がってしまうので、揚力が低下して失速してしまい、墜落の危険があるからなんです。

飛行機は離着陸時は速度が低いので、低速でも大きな揚力を得られる向かい風で離着陸を行っているんですね。

羽田空港の滑走路

羽田空港には滑走路が4本あり、それぞれA滑走路、B滑走路、C滑走路、D滑走路と呼ばれています。

  • A滑走路 (16R/34L)  3000 m×60 m 北風時着陸用および南風時離陸用
  • B滑走路 (04/22) 2500 m×60 m 南風時着陸用
  • C滑走路 (16L/34R): 3360 m×60 m 北風時離着陸用および南風時離陸用
  • D滑走路 (05/23): 2500 m×60 m 北風時離陸用および南風時着陸用
言葉で書くとわかりにくいんですが、図を見れば一目でわかると思いますので下の図を見てください。

羽田空港の実際の滑走路運用

北風運用時

北風運用時、着陸機はA滑走路またはC滑走路に着陸します。通常ですと、北方面(ヨーロッパ、アメリカ、北海道等)から飛来する機体はC滑走路、南方面(沖縄、韓国、アジア、オーストラリア等)から飛来する機体はA滑走路に降りることが多いです。

離陸機はC滑走路またはD滑走路から離陸します。

こちらも行き先の方面別で大体決まっており、北方面に向かう機体はC滑走路、南方面に向かう機体はD滑走路から離陸する事が多いです。

南風運用時

南風運用時、着陸機はB滑走路またはD滑走路に着陸します。通常ですと、北方面(ヨーロッパ、アメリカ、北海道等)から飛来する機体はD滑走路、南方面(沖縄、韓国、アジア、オーストラリア等)から飛来する機体はB滑走路に降りることが多いです。

離陸機はA滑走路またはC滑走路から離陸します。

こちらも行き先の方面別で大体決まっており、北方面に向かう機体はC滑走路、南方面に向かう機体はA滑走路から離陸する事が多いです。

羽田空港の使用滑走路を予想してみよう!

これで羽田空港の滑走路の運用の方法を何となくわかっていただけたと思います。

それではこれから練習問題をいくつか出すので羽田空港の滑走路を当ててください。

これがわかれば羽田空港の運用はバッチリです。それではいきますよ!

練習問題
  1. 北風運用時、アメリカから来た機体はどの滑走路に着陸する?
  2. 北風運用時、バンコクから来た機体はどの滑走路に着陸する?
  3. 北風運用時、フランクフルトに向かう機体はどの滑走路から離陸する?
  4. 北風運用時、台北に向かう機体はどの滑走路から離陸する?
  5. 南風運用時、北海道から来た機体はどの滑走路に着陸する?
  6. 南風運用時、韓国から来た機体はどの滑走路に着陸する?
  7. 南風運用時、ロンドンに向かう機体はどの滑走路から離陸する?
  8. 南風運用時、那覇に向かう機体はどの滑走路から離陸する?
答え
  1. 34R(C滑走路)
  2. 34L(A滑走路)
  3. 34R(C滑走路)
  4. 05(D滑走路)
  5. 23(D滑走路)
  6. 22(B滑走路)
  7. 16L(C滑走路)
  8. 16R(A滑走路)
いかがでしたか?全問正解できたあなたは羽田空港マスターです。

しかしここで紹介した滑走路の運用は絶対ではないのであくまでも目安としてください。

早朝深夜時間帯や、トラブル、管制の都合によりこの通りに運用されない事もあります。

ですので絶対外せないような大事な機体の場合には、フライトレーダー24エアバンドを使用して最終確認を必ず行ってください。

羽田の主な撮影ポイント

滑走路がわかればあとは撮影ポイントに移動するだけです。

ここではそれぞれの滑走路別に有名な撮影ポイントを紹介します。

A滑走路

第1ターミナル展望デッキ

A滑走路の離着陸機が見られます。午前順光なので午前の撮影に向いています。

羽田空港撮影スポットガイド!第1ターミナル展望デッキを徹底解説

国際線ターミナル展望デッキ

A滑走路の離着陸機が見られます。第1ターミナル展望デッキよりもやや滑走路は遠め。午後順光なので午後の撮影に向いています。

羽田空港撮影スポットガイド!国際線ターミナル展望デッキを徹底解説

B滑走路

城南島海浜公園

B滑走路への着陸機を間近で見られます。アクセスが悪いので車かバスの利用が必須。

バスなら平和島駅停留所から森32系統に乗車、城南島四丁目停留所下車、または流通センター駅駅より森32系統に乗車、城南島四丁目停留所下車。

車なら駐車場あり、利用時間は7:30~21:00です。

羽田空港撮影スポットガイド!城南島海浜公園を徹底解説

京浜島つばさ公園

B滑走路への着陸機を間近で見られます。

平和島駅停留所から京急バス京浜島循環に乗車、京浜島海上公園下車。

一応駐車場が2か所ありますが、どちらも駐車場に停められる台数は非常に少ないのであまりおすすめはしません。

羽田空港撮影スポットガイド!京浜島つばさ公園を徹底解説

C滑走路

第2ターミナル展望デッキ

C滑走路の離着陸機が見られます。午後順光なので午後の撮影に向いています。

羽田空港撮影スポットガイド!第2ターミナル展望デッキを徹底解説

D滑走路

無し

D滑走路は沖合にあるので距離が遠く、離着陸機を狙うのは超望遠レンズがないと難しいです。

500ミリ以上の超望遠レンズを購入するか、小型の船をチャーターすれば海上から狙えないこともないですが、あまり現実的ではありませんね。

各展望デッキなどから転がりを狙えますので、狙った機体がD滑走路を使用する場合は転がりを撮りましょう。

おわりに

このルールを知っていれば羽田空港で使用する滑走路がわかるので、撮りたい飛行機がどこで撮ればいいのかがわかります。

ポイントは風向きと撮りたい飛行機の来るまたは行く方面です。羽田空港の運用を覚えて、狙った獲物を確実に仕留めて下さいね。