空港にある展望デッキといえば、気軽に飛行機ウォッチングが楽しめる人気のスポットですよね。
羽田空港には各ターミナルに展望デッキがありますが、
今回紹介するのは、羽田空港第3ターミナル(旧国際線ターミナル)展望デッキ。
ということで、第3ターミナルの展望デッキの様子や、そこで撮れる飛行機写真を紹介したいと思います。
もくじ
羽田空港第3ターミナル展望デッキを紹介
羽田空港第3ターミナル展望デッキは、こんな場所

夜遅い時間でも撮影できる貴重な展望デッキ
羽田空港第3ターミナルの展望デッキがあるのは、第3ターミナルの5階。
A滑走路の西側に位置しており、羽田にある展望デッキの中では唯一24時間オープンしています。
そのため夜遅い時間や早朝など、他の展望デッキが開いていない時間はこちらで撮影している人も多いですね。
国際線がメインのターミナルのため、他のデッキと比べて普段見ることの少ない海外のエアラインなどを多く見ることができるのも特徴のひとつ。
飛行機を撮影するなら午前中は逆光、午後から順光となるので、午後の撮影に向いています。

デッキは24時間開いていることもあり、夜間の流し撮りやバルブ撮影をするのにもおすすめのスポットですね。
展望デッキまでのアクセス
展望デッキは羽田空港第3ターミナルの中央5階にあります。
展望デッキまでのアクセスは、鉄道やバスを降りたらまず出発ロビーに向かいましょう。

出発ロビー中央、Eカウンターの左にあるエスカレーターを上がって行くのが最短です。

Eカウンター横エスカレーターを上がったら、真っ直ぐ進みましょう。

そのまま真っ直ぐ進み、正面の左右にあるエスカレーターを上がったら展望デッキです。
第3ターミナル展望デッキの様子

展望デッキは南北に長く、ワンフロアでつながっています。
上の写真は展望デッキ北側の様子。
窓側には屋根がありますが、フェンス側に屋根のある場所はありません。
写真のようにフェンス側には屋根がなく、雨に濡れずに撮影できる場所はないので、雨の日の撮影では注意が必要です。

デッキ南側を見た景色です。
左手の奥に小さく見えるのは、JALとANAの格納庫です。

また展望デッキ内には椅子やテーブルは一応ありますが、売店やカフェはないので、飛行機を見ながらゆっくりとくつろぎたいなら、出発階にあるコンビニでお茶などを買って持参しましょう。

長時間の撮影で気になるトイレの方はデッキのすぐ近くにあるので大丈夫です。
他のターミナルと第3ターミナル間の移動方法
羽田空港には第3ターミナルのほかに、第1ターミナル、第2ターミナルがあります。
第3ターミナルと他のターミナル間を移動する方法はいくつかありますが、シャトルバスが圧倒的に便利。
無料で利用することができ、約10分間隔で運行されています。
シャトルバスを使えば、無料で楽に各ターミナルへアクセスすることができるので、ぜひ利用しましょう。

シャトルバス乗り場は、第3ターミナルの1階にあります。

一階に降りたらこの看板を目印にターミナルの外へ出ましょう。

外に出たら0番バス乗り場へ向かってください。
0番バス乗り場が各ターミナルを結ぶシャトルバスの乗り場となります。
第3ターミナル展望デッキで撮れる飛行機写真

羽田空港第3ターミナル展望デッキで撮れる飛行機写真を紹介します。
ここで撮れる飛行機写真
- 海外エアライン
- 北風運用時、A滑走路の着陸機
- 北風運用時、C滑走路の離陸機
- 南風運用時、A滑走路の離陸機
- スポッティングカット
- 管制塔と絡めた写真
- 他のデッキが開いていない時間帯での撮影
第3ターミナル展望デッキで撮れる写真は、大体こんな感じですね。

まず、国際線がメインのターミナルだけあって、海外エアラインの転がりや駐機を多く撮影する事ができます。
特に午前や、夕方以降から深夜にかけてはトラフィックが多いので、色々なエアラインが見れますね。

第3ターミナル展望デッキは、A滑走路の横にあるため、北風運用の際はA滑走路への着陸機を撮影する事ができます。
A滑走路34Lへの着陸機は、南方面からの飛来機が多くなります。

着陸機撮影では、タッチダウンの瞬間も狙えます。

A滑走路への着陸機を撮影する場合は、デッキ南側からの撮影がおすすめ。

D滑走路の機体と絡めることもできます。

アクアラインの換気塔も絡めてもおもしろいですね。

A滑走路へ着陸した機体はそのまま目の前を通るので、スポッティングカットの撮影にも最適。

南風運用時はA滑走路からの離陸機を撮影する事が可能。
エアボーンはやや後方からのカットになります。

16R上がりは、基本的に南方面へ行く機体。
たとえばルフトの747の場合、いつもはフランクフルト行きなので16L上がりですが、
2020年3月26日に上がった特別機はオークランド行きだったため16R上がり。

第3ターミナル展望デッキは、午後順光のポイント。
夕方頃になるといい感じに機体に光が当たります。

第3ターミナル展望デッキからA滑走路を見渡してみると、滑走路の奥には国内線ターミナルと管制塔が見えます。

ここでは飛行機と管制塔を絡めて撮影する事ができるので、羽田空港らしい写真になりますね。
距離はありますが、上の写真のようにC滑走路の離陸機と管制塔を絡めることもできます。

第3ターミナルの展望デッキでは、A滑走路の離着陸機に目が行きがちですが、空気が澄んでいれば、C滑走路の離陸機も意外と撮れるんですよね。

第3ターミナル展望デッキは24時間オープンしているため、深夜や早朝など他のデッキが開いていない時間も、こちらのデッキで撮影する事ができます。

夜間の流し撮りやバルブ撮影をするのに、おすすめのスポットです。
また撮影ではないんですが、こちらの展望デッキから、政府専用機が羽田にいるかどうかの確認をできる事があります。
政府専用機は通常千歳基地にいますが、羽田に来ているかどうか怪しい時ってありますよね?
政府専用機は現在ANAが整備を行ってますが、国際線ターミナル展望デッキからANAの格納庫を見渡す事ができるので、格納庫の扉が開いていれば、政府専用機がいるかどうかがわかるんです。
400ミリ以上の望遠レンズでANAの格納庫を撮影して見てみましょう。
もし扉が閉まっていても、よ~く見てみると確認できることもあります。

シグナスがいました。
尾翼しか見えていなくても、この日の丸は明らかにシグナスとわかりますね。
撮影に必要なポイント
撮れるタイミング(風向き)は?
北風運用時
A滑走路34L着陸
南風運用時
A滑走路16R離陸
参考周波数
124.35 C滑走路(16L/34R)タワー
118.575 B滑走路(04/22)タワー
119.4 北到着アプローチ
必要レンズ
A滑走路400ミリ程度
飛行機撮影時の注意点
他のデッキと比べ、第3ターミナルの展望デッキは滑走路からの距離が若干離れているので、400ミリ程度の望遠レンズが必要です。

ワイヤーフェンスなので、フェンスの映り込みや、晴天の場合はワイヤーフェンスに当たった光の反射に気をつけて撮影してください。
曇りだとそんなに映り込まないんですけどね。
ワイヤーフェンスが邪魔に感じることもありますが、ワイヤーフェンスをこじ開けて撮影するのはマナー違反なのでやめましょう。
また、国際線の離発着は午前中や夕方以降が多く、昼間は国際線が少ないので、海外エアラインを目的に撮影する場合、注意してください。
おわりに

第3ターミナルは24時間開いているので、朝まで夜通し撮影できます。バルブ撮影の練習にも最適ですね。
またJALやANAに見飽きてしまった方も楽しめるかと思います。
ぜひ第3ターミナル展望デッキで、色々な航空会社の写真を撮影してみてくださいね。
◆こちらの記事で羽田の撮影スポットについて紹介しています⬇︎