こんにちは、ヒコ太郎(@torihikolife)です。
今回は航空自衛隊、岐阜基地の飛行機撮影スポットをまとめました。
もくじ
岐阜基地撮影ポイントMAP
岐阜基地データ
空港コード(ICAO/IATA) | RJNG/なし |
滑走路 | 2,700×45(10/28) |
航空管制周波数 | TWR : 236.8 126.2 307.0 247.0 122.0 123.1 120.1 GND : 275.8 |
岐阜基地WEB | JASDF 航空自衛隊 岐阜基地 |
岐阜基地撮影ポイント
岐阜県の各務原市にある岐阜基地は、航空自衛隊の基地の中でも特殊な基地です。ここに配備されているのは、機体や兵装・装備品などの試験を行う飛行開発実験団(ADTW)で、F-15J/DJ・F-2A/B・C-1FTB・T-4・T-7など多くの種類の航空機を運用し、飛行試験やテストパイロットの養成などを行っています。これらの機体を目当てに全国から多くの航空ファンが訪れる人気の基地となっており、岐阜基地の航空祭では異機種編隊飛行が名物です。
①空の森運動公園
- 場所 : 空の森運動公園
- 光線 : 終日順光
- 駐車 : 駐車場あり(無料)
- 環境 : ベンチ、トイレ、自販機
- 脚立 : 不要
空の森運動公園は岐阜基地で最も定番の撮影ポイント。岐阜基地ではほぼRWY28で運用されるので、ここから撮ればまず間違いありません。
公園の駐車場付近からRWY28に着陸する機体を間近に撮影することができ、終日順光で撮影できる良好なスポッティングポイントです。
公園内にはトイレやベンチが、公園前には自販機、近くにはコンビニもあるので撮影環境は良好。岐阜基地での撮影の拠点となるような場所。
駐車場は約20台くらい停められますが、早朝から満車になることも多いです。
ここで撮れる写真例
②28エンド
- 場所 : RWY28エンドのフェンス沿い
- 光線 : 午前順光
- 脚立 : 必要(3段以上推奨)
- 駐車 : 路地の路肩
RWY28エンドにあるフェンス沿い。通称アミアミポイント。RWY28への着陸機やラインナップを撮影できます。岐阜基地では数少ない滑走路を絡めて撮影できるポイント。光線は午前順光。夕方も半逆光でいい感じに撮影できます。フェンス越しでの撮影となるため、3段以上の脚立推奨。周囲を木で囲まれていて撮影できるスペースは狭いため、譲り合って撮影しましょう。フェンス沿いの路地は狭いため、運転や駐車の際はマナーに注意してください。
ここで撮れる写真例
③岐阜かがみはら航空宇宙博物館
- 場所 : 博物館敷地内または東側の農道
- 光線 : 終日順光
- 脚立 : 必要なし
- 環境 : トイレ、自販機、ベンチ、売店
- 駐車 : 博物館駐車場(無料)
航空祭の機動飛行時の定番撮影ポイント。博物館の駐車場や博物館東側に広がる畑の農道周辺から機動飛行が撮影できます。機動飛行は完璧に立ち位置を予測することは難しいですが、この周辺は撮れ高が良いです。博物館の駐車場は混雑時は臨時駐車場も開放されるなど、実質撮影利用でも黙認されていますが、せめて自販機や売店などを利用するといいかと思います。
博物館には飛燕や飛鳥など、ここでしか観ることができない貴重な機体が多数展示されているので、ぜひ見学してみてください。
→「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」展示機まとめ。三式戦闘機『飛燕』がかっこ良すぎて惚れた。
ここで撮れる写真例
④三井山(三井城跡)
- 場所 : 三井山山頂
- 光線 : 終日順光
- 脚立 : 必要なし
- 環境 : ベンチ、トイレ
- 駐車 : 駐車場あり(無料)
岐阜基地の南西に位置した三井山は、山の上から岐阜基地を一望することができ、RWY28上がりやRWY10降りを俯瞰で撮影できるポイント。飛行機までの距離がかなりあるため、機体をアップで撮影する場合は1000ミリ以上必要です。RWY28上がりの捻りを狙えることもあります。山頂までは徒歩15分ほど。
三井山は三井城跡としても知られていて、撮影ポイントである山頂付近は本丸跡となっており、現在も山頂付近には当時の曲輪などが確認できます。
岐阜基地内を俯瞰で見れる数少ないスポットのため飛行機撮影ファンにも人気の場所で、山に設置されている案内看板にも飛行機マニア撮影SPOTとして紹介されています。
ただしこの場所はローカルルールをめぐるトラブルが多く発生している場所でもあり、ここから撮影したエプロンやハンガーの様子は公開しないといったローカルルールが一部であります。基地側は問題視している訳ではないのですが、長年トラブルが絶えないルールとなっているのでご注意ください。また山頂付近は狭いため人数が多い日もご注意ください。
ここで撮れる写真例
⑤協定グラウンド
- 場所 : 各務原市協定グラウンド周辺
- 光線 : 終日順光
- 脚立 : 必要なし
- 環境 : ベンチ、トイレ
- 駐車 : 駐車場あり(無料)
RWY10運用時の着陸機やRWY28運用でのハイレートクライム撮影ポイント。各務原市協定グラウンド周辺の飛行場通り沿いから撮影できます。岐阜基地ではRWY10を使用することは少なく、ここで着陸機を撮影できる機会はあまりありません。RWY28運用時はハイレートクライムが狙えます。通常の離陸を撮影する場合は、かなり見上げるような写真となってしまいます。
ここで撮れる写真例
岐阜基地撮影ガイド
岐阜基地の訓練
岐阜基地では他の航空自衛隊の基地と同様、訓練が行われるのは平日です。土日や祝日でも輸送機など多少の飛来はありますが、訓練を撮影する場合は平日を狙いましょう。
訓練は多い時で1日4回行われます。
- 1st 8:00〜
- 2st 11:00〜
- 3st 14:00〜
- ナイト 17:00〜
上記が訓練開始時刻の目安。これはあくまで目安なので参考までに。日によって訓練開始時刻は1〜2時間前後することもあります。またこれらの訓練は全て必ず行われる訳ではなく、午前しか飛ばなかったり、午後からだったりと日によってまちまち。ノーフラの日もあります。
夜間訓練は毎週火曜日に行われる事が多く、夜間訓練のスケジュールは基地のWEBサイトで公開されています。その他、機動飛行訓練などの通常と異なる訓練予定も基地のWEBサイトで公告知されるので、遠征前はチェックしてみてください。
岐阜基地撮影での注意事項
ローカルルール
岐阜基地では撮影をめぐるトラブルが長年多い飛行場でした。そのひとつが三井山でのローカルルール。この場所は山の上から飛行場が俯瞰で見えますが、ここからエプロンやハンガーを撮影した写真はSNSなどで公開しないといったローカルルールが一部で存在しています。ここでの撮影は特に禁止されている訳ではなく、撮影自体は問題はありません。三井山に設置されている案内看板にも公式に飛行機撮影スポットとして紹介されている場所でもあり、基地の関係者もエプロンやハンガー含めて撮影は問題無しとのスタンスですが、それでもこのローカルルールを巡って長年トラブルが絶えない場所となっていることは知っておいてください。
脚立使用
28エンドの柵沿いや三井山では撮影できるスペースが狭く、多くの人が訪れる日は脚立の使用をめぐってのトラブルが発生しています。三井山などの脚立が必要ない場所では使用しない、使用する場合には前列ではなるべく高い脚立は使わないなど、周りの方に配慮して脚立を使用しましょう。
駐車スペース
岐阜基地ではどのスポットにも駐車場がありますが、駐車可能台数が少ない場所も多いです。空いている時は特に問題ありませんが、多くの人が集まる日は駐車できないこともあります。駐車可能場所以外に駐車しない、乗り合いや名鉄などの公共交通機関や自転車を利用するなどして、駐車をめぐるトラブル防止にも注意したいところです。
ゴミ捨てマナー
岐阜基地に限らないことですが、撮影地周辺ではゴミを捨てていく人が増えてきています。ゴミのポイ捨ては地元の方の迷惑となりますし、印象も悪くなります。それ以前に人としてゴミは必ず持ち帰るようにしたいですね。
撮影装備
飛行機撮影で持っておきたい装備のひとつが、モバイルバッテリー。
いつでもどこでもスマホの充電ができ、1つ持っていると撮影や普段の生活でも非常に便利です。
モバイルバッテリーは様々なものが発売されていますが、私も使ってる大容量で機内持ち込みもOKな、リモワのようなデザインのROMOSSリモワ風モバイルバッテリーがおすすめ。
フライトレーダーに映らない軍用機の撮影で欠かせないのが、エアバンド受信機。
岐阜基地では基地内を見渡せる場所が少ないため、エアバンドは必須装備といえます。
エアバンドがあれば飛行機の離陸や着陸のタイミング、基地内の状況を掴むことができ、
ちょっとコンビニに行く時や車の中で待機する時など、飛行機が見えない状況下でも基地の様子を把握することができます。
エアバンドがあれば空の世界がもっと楽しめるので、飛行機ファンなら絶対持っておきたいアイテムです。
エアバンド受信機は多くのものが発売されていますが、初めてなら価格も手頃で高性能なIC-R6が圧倒的におすすめです。
もともとのアンテナはエアーバンド専用ではなく感度はイマイチなので、併せてエアーバンド専用のアンテナも用意しておきたいですね。
→【完全版】エアバンド初心者のための航空無線使い方ガイド!今日から聴ける
岐阜基地撮影ポイントまとめ
飛実団のベースである岐阜基地は、飛行機撮影ファンにとっても魅力的な基地。
近くには小牧基地(名古屋空港)もあるので、遠征に訪れた際は併せて訪問してみてください。