観光での移動に欠かせないタクシー。
シンガポールはMRTやバスなどの交通機関が整っていますが、やはりタクシーも併せて利用すると旅行の幅が広がります。
タクシーは国によってルールや安全事情が違い、中にはぼったくりなどもあったりするので、初めて利用する場合はちょっと不安ですよね。
そこで今回はシンガポール旅行初心者の方向けに、タクシーの乗り方、独自のルールなどをまとめてみました。
もくじ
シンガポールでタクシーを利用するメリット
まずはシンガポールのタクシーのメリットから。
シンガポールでのタクシーのメリット
- 日本と比べて格安
- ドアツードアで暑さが凌げる
- 他の交通手段と比べて時短
日本と比べて格安
まずシンガポールのタクシーは日本と比べて格安です。
初乗りが約4ドルですし、メーターの上がり方もゆっくりです。料金的には同じ移動距離だと日本の半額以下くらいのイメージです。
ドアツードアで暑さが凌げる
シンガポールは一年中蒸し暑く、少し歩くだけでも汗が噴き出ます。
目的地がMRTやバス停目の前ならいいんですが、20分以上歩くような場所だとちょっと大変ですよね。
タクシーであれば目的地目の前まで行けるので、汗をかきたくない時などに助かります。
他の交通手段と比べて時短
これもかなりのメリットかなと思います。
MRTやバス利用の場合、目的地まで歩く時間を入れると意外と時間がかかりますよね。MRTの場合、駅に着いてからプラットホームまで5分以上歩く事もありますし、電車やバスを待つ時間もあります。
ほとんどの場合、トータルで見るとタクシーの方が早く着くことが多いです。
効率的に多くの場所を周るならタクシー利用は欠かせないですね。
シンガポールのタクシー事情と独自のルール
次にシンガポールのタクシー事情と独自のルールについてご紹介します。
タクシーを利用する前に覚えておくと、スムーズです。
シンガポールのタクシー事情
- 乗車可能かはタクシーのサインで判断
- 様々な加算料金がある
- 支払い方法は主に3種類
- メーター制だから安心
- 黄色い2重線の停車禁止ゾーンは拾えない
- ドアは手動で開け閉め
この辺りがシンガポールでタクシーを利用するときに知っておきたいルールになるので、掘り下げて紹介します。
乗車可能かはタクシーのサインで判断
空車のタクシーの見分け方は簡単です。
様々な色のタクシーが走っていますが、見分け方は同じで、車の上のサインの色に注目しましょう。
上記の写真のように、グリーンのサインの時は空車のタクシーで乗車可能です。
反対に車体の上のサインが赤色の場合は、乗車ができません。
パッと色を見ただけで乗車可能かどうかわかるので、見分けるのが簡単ですね。
シンガポールでタクシーを利用する場合は、グリーンのサインが出ているタクシーを探してください。
様々な加算料金がある
シンガポールのタクシーは日本のタクシーよりも様々な割増料金があります。
シティエリア特別料金、深夜料金、ピークタイム料金、ERP料金、予約料金、特定場所乗降料金などですね。
現地の人も含めてこの全てを覚えるのは不可能ですし、色々な特別加算がかかるものだと覚えておきましょう。
お会計の時にこれらが料金に加算されるので、知らないとぼったくりかと思ってビックリしますが、ぼったくりではないので安心してください。
特別加算がかかりますが、それを含めても日本のタクシーと比べると格安です。
支払い方法は主に3種類
タクシー料金の支払いには、現金、クレジットカード、ez-linkカードの3つが主に利用できます。
1番確実なのは現金で、クレジットカードやEz-linkカードは稀に使えない場合もあります。と言ってもほぼ使えますけどね。クレジットカードは2016年まで大手のCOMFORTタクシーでもVISAが使えませんでしたが、2019年現在では利用可能となりました。しかし絶対利用できる訳ではない事に注意してくださいね。
クレジットカードやez-linkカードが使えない場合に備えて、細かい10ドル札などを用意しておくと安心です。現金の持ち合わせが少ない場合は、事前にドライバーに支払い方法を確認しておくといいですね。
メーター制だから安心
東南アジアでは交渉しなくてはいけないようなタクシーもあったりと、ぼったくりが怖いですよね?しかしシンガポールはメーター制なので、料金明瞭で安心です。
タクシー自体も国に厳しく管理されているので、ぼったくりの心配は全くありません。
黄色い2重線の停車禁止ゾーンは拾えない
幅広の道路に多いんですが、シンガポールの道路の路肩に黄色い2重線が引かれている場所は停車禁止ゾーンです。
実際のところ、郊外で付近に車がいなければ止まってくれる事も多いんですが、基本的には停車禁止なので注意してください。
ただしタクシースタンドが沢山ある市内の中心部などでは流しのタクシーは拾えません。
その他にもバス停付近や横断歩道の付近も停車禁止となっています。
ドアは手動で開け閉め
シンガポールのタクシーの場合はドアは手動なので自分で開け閉めします。
大きな荷物がある場合は、トランクも自分で開けて入れます。
シンガポールでのタクシーの乗り方
それではシンガポールでのタクシーの乗り方を紹介します。
タクシーの捕まえ方
シンガポールでタクシーを乗る方法は2つ。
- タクシースタンドから乗る
- 流しのタクシーを捕まえる
シンガポールでタクシーの捕まえるにはこの2つの方法がメインです。最近流行りのタクシー配車アプリなんかもありますが、シンガポールのタクシーはアプリ無しでも簡単に捕まえる事ができるので、短期間の旅行であればあわざわざこれを利用する必要もないでしょう。
シンガポール市内では、このようなタクシースタンドやタクシー乗り場からタクシーに乗るのが一般的です。
タクシー乗り場は大きな商業施設や、駅の近く、ホテルなどにあります。
郊外などで付近にタクシースタンドがないような場所から乗る場合は、流しのタクシーを捕まえる事もできます。流しのタクシーを捕まえる場合は、シンガポールのタクシー事情と独自のルールの項目で紹介した点に注意しましょう。
日本と同じように手を上げるなどして、合図を出せば停まってくれます。
乗車方法
それではタクシーの実際の乗車方法について紹介します。
タクシーの乗車手順
- ドアを自分で開ける
- 目的地をタクシードライバーに伝える
- 目的地に着いたら精算
- 降りたらドアを閉める
手順としてはこのような感じです。
①ドアを自分で開ける
タクシーに乗車する際は自分でドアを開けます。待っていても自動では開かないので注意しましょう。
②目的地をタクシードライバーに伝える
目的地を伝える際は場所の名前だけでなく、住所やgoogle mapなどの地図を活用すると確実です。
日本と違って行先によっては断られる場合もあるので、その場合は次のタクシーを見つけましょう。
③目的地に着いたら精算
目的地に着くと乗車料金の他、加算料金が加えられますので、表示された金額を支払います。
料金の支払いで使えるのは現金、クレジットカード、ez-linkカードの3種類です。
④降りたらドアを閉める
降りるときも扉は自動ではないので、自分でドアを閉めます。
おわりに
シンガポールのタクシーは日本と同じ感覚で利用でき、しかもリーズナブルなのでシンガポール観光では積極的に活用したいですね。
タクシーがあれば公共交通手段でのアクセスが不便な場所にも簡単に行けて旅行の幅が広がりますので、ぜひ使ってみてください。