飛行機の趣味というと、撮ったり乗ったりがメジャーですが、モデルプレーンもディープな飛行機趣味のひとつ。
細かいディテールまで精巧に作られたモデルプレーンは、自宅にいながらいつでも飛行機の世界が楽しめる大人の趣味の世界。
今回はそんなモデルプレーンの魅力について、紹介したいと思います。
もくじ
モデルプレーンの世界
モデルプレーン、初めてちゃんとしたものを買ってみましたが、これが非常にかっこよかった。
プラモデルと違って組み立てる必要がないので、買ったその時から楽しめます。
モデルプレーンは、大きな飛行機を卓上サイズで楽しめるのが魅力。
オランダにあるアビエーションメガストアで初めてモデルプレーンを購入してみたんですが、その魅力にすっかりはまってしまいました。
→オランダ・アビエーションメガストアは、世界中からファンが訪れる飛行機の聖地
モデルプレーンのメーカー・サイズ・材質
今回アビエーションメガストアで購入したのは、ヘルパの1/500スケールモデル。
モデルプレーンのメーカーとしては、
- JAL
- ANA
- ヘルパ HerpaWings
- ホーガン hoganWings
- エバーライズ EverRise
- ジェミニジェッツ GeminiJets
JALやANAは国内のメーカーですが、他は全部海外のメーカー。
モデルプレーンのサイズは、
1/72・1/100・1/144・1/200・1/400・1/500・1/1000
などがあり、1/200、1/400、1/500あたりが人気のサイズ。
大きいサイズの方が細かい部分まで作られていますが、飾る場所に困るっていうのと、次に紹介する材質にも関わってきます。
モデルプレーンの材質は、
- ダイキャスト
- ABS樹脂
材質は金属製のダイキャストの方が質感、色合いともに本物に近くて完成度・満足度ともに高いです。
ABS樹脂はいわゆるプラスチックなので、金属製のダイキャストと比べるとやや模型感があり、個人的には満足度が少し劣ります。
細かいディテールを取るか、質感を取るかといった感じですが、この辺は完全に好みですね。
モデルプレーンの魅力
モデルプレーン、恥ずかしながら昔は子ども向けのおもちゃのようなイメージを持っていたんですが、店頭で見たダイキャストモデルの精巧さにイメージが一新。
それから欲しい欲しい病に。笑
1度購入してしまうとハマってしまいそうな怖さから今まで買わなかったんですが、ついに欲求に負けて購入してしまいました。
僕は飛行機写真も撮りますが、好きな飛行機を立体的に様々な角度から眺めることができるのは、モデルプレーンだからこそ。
モデルプレーンは子ども向けどころか、本当に飛行機が好きな人のためのディープな趣味の世界でした。
実機のようなリアルさ
モデルプレーンの魅力は、なんといってもそのリアルさ。
模型というよりも、もう美術品。
ダイキャストだけあって、塗装とかもリアルな色ですし、まるで実際の飛行機をそのまま小さくしたかのよう。
今回購入したのは、全てherpaの1/500スケールのモデルで、
政府専用機、エアフォースワン、British Airways747-400ワンワールド塗装機の3つ。
さらに追加で、British Airways747-400 BOAC復刻レトロ塗装機を購入しました。
航空自衛隊 B747-400 20-1101。
アメリカ空軍 VC-25(B747-200) 28000。
ブリティッシュエアウェイズ 747-400(ワンワールド塗装)G-CIVL。
ブリティッシュエアウェイズ 747-400(BOAC復刻レトロ塗装)G-BYGC。
金属でできたダイキャスト製なので、持ってみると思ったよりもずっしりと重く、重厚感があります。
機体に書かれた日本国のフォントもリアル。
機体後部からみても、747-400の特徴的なフォルムが再現されています。
BAの機体を裏側から。
ランディングギアも曲がってないですし、塗装のムラもありません。
エアフォースワンは空中給油が可能なのは知っての通りですが、コクピット下にある給油口の膨らみまでしっかりと再現されています。
BAのワンワールド塗装機。
コクピット横にあるワンワールドロゴには目がいきますが、L1ドアの右側にある小さなワンワールドロゴまでちゃんと描かれているのはすごい。
こちらはKLMの尾翼部分。EUの旗やオランダ国旗までしっかりと描かれてます。
塗装の再現度も素晴らしいですね。
エンジンブレードなど細かいところまで。
機体番号や、鏡のように磨かれたボディ下部の様子も非常にリアル。
インテリアにもぴったり
精巧に作られたモデルプレーンは、部屋のインテリアとしても相性抜群。
ダイキャストモデルなら、ずっしりと重厚な高級感もありますし、人気の1/200、1/400、1/500あたりは棚やデスクの上などに飾るのにサイズ感ぴったり。
特に1/400や1/500あたりなら、手のひらサイズなので、並べて飾るのにベストなサイズ感です。
やっぱり飛行機好きとしては、せめて好きな飛行機のモデルプレーンくらいは部屋に置いておきたいもの。
自分の部屋やリビングなどに飾っておけば、友達とかが来たときに話のネタにもなりますし、好きな飛行機を部屋に飾るというのは、それだけで飛行機好きの心を満たしてくれます。
再生産のない希少価値
モデルプレーンは、一度売り切れてしまったらそれっきりという世界。
一度売り切れてしまったモデルは、手に入れるのが絶望的に難しくなります。
たとえ人気ですぐに売り切れてしまっても、再生産の可能性はほとんどゼロなので、生産数が低く、特別塗装機などで人気のモデルは非常に貴重です。
コレクター性
モデルプレーンは様々なメーカーから発売されており、航空会社や機種、塗装など、実に沢山のモデルがあります。
飛行機撮影においてもそうなんですが、自分の好きな機種や航空会社、特別塗装機など、思い入れのある機体ともなると、
どうしても撮りたかったり、集めたいという思いが非常に強いんですよね。
そんな自分の中で特に思い入れや愛着のある機体を集めることができるというコレクター性が、モデルプレーンの大きな魅力。
しかし先ほど説明したように、モデルプレーンは再生産がほぼないので、一度売り切れてしまったら入手は非常に困難なもの。
このハードルの高さのせいで、よりコレクター心に火がついちゃうという。
モデルプレーンはJAL、ANAの機体を除くと、ほとんどが海外製なので、人気のモデルを日本で手に入れること自体がそもそもハードルが高め。
手に入れるには通販や飛行機専門店での購入が基本ですが、最新モデルで人気の機体はすぐに購入しないと、発売されてもすぐに売り切れてしまいます。
一度売り切れてしまったモデルを購入するのは非常に困難で、購入しようと思ったらネットオークションで購入することになりますが、
そもそもほとんどの人が自分のコレクションのために購入しているので、オークションでもまず出回りません。
オークションに出品されたとしても、何万円もの値段がついたりして、非常に高価になってしまうことがほとんどだったり。
そんなコレクター性の高いモデルプレーンですが、実際の飛行機には存在しない特別な塗装のモデルプレーンなんかもあったりします。
例えばこの、庄内空港ビル30周年記念「まめうさジェット」は、庄内空港ビル創立30周年を記念した限定100機のみのモデル。
尾翼に描かれたまめうさがゆるーい感じで可愛いんですが、
100機限定という超少数生産のレアなモデルなので、庄内空港や山形に所縁がある人は気になりそうな感じ。
このように、実際にはない限定の特別な塗装が楽しめるのも、モデルプレーンの魅力です。
モデルプレーンまとめ
集めるハードルは高いですが、1/400や1/500サイズなら、並べて飾るのにも丁度いいサイズ感ですし、自分の好きな飛行機を集める楽しさや手に入れた時の嬉しさはやっぱり別格。
細部まで精巧に作られたモデルプレーンは、大人の趣味と呼べるような非常に魅力的な世界でした。
カメラで次々とレンズを集めてしまうのをレンズ沼といったりしますが、すっかり模型沼にハマってしまいそうです。