タイ空軍の歴史や沢山の飛行機が展示されている「タイ王国空軍博物館」。
駅前にある便利な立地で、なんと入場無料で楽しめます。
ハリアーやMIG-19、スピットファイアなど、日本では観れない貴重な展示機がならび、見応えのある博物館でした。
もくじ
タイ王国空軍博物館の施設情報
営業時間と入場料金
| 営業時間 | 9:00～15:30 |
| 定休日 | 月曜日 |
| 入場料金 | 無料 |
| WEBサイト | RTAF Museum facebook |
場所
BTSスクンビット線 Royal Thai Air Force Museum駅から徒歩で約3分。
タイ王国空軍博物館の展示エリア
本館エリア
タイ王国空軍博物館の入場料は無料です。
本館エリアは年代ごとにエリアが分かれ、航空史やタイ空軍の歴史が学べるエリアとなっています。
Prajadhipok Fighter
最初のゾーンでは第一次世界大戦までの航空機を紹介。
タイ空軍はここから始まりました。
Vought V-93S/SA Corsair
第一次世界大戦の時代のゾーン。タイは連合国として参戦しています。
第二次世界大戦やタイ・フランス領インドシナ紛争時代のゾーン。
解説パネルはタイ語の他に英語での表示もあるので、わかりやすいです。
Curtiss Hawk III
一式戦闘機「隼」のエンジン
P-51D「マスタング」のエンジン
第二次世界大戦ではタイは日本と同盟を結んでおり、共に連合国と闘いました。
一式戦闘機「隼」のエンジンなど、日本軍にまつわる装備も多数展示されています。
Grumman F-8F Bearcat
Lockheed RT-33 Shooting Star
第二次世界大戦後のゾーン。
装備はレシプロ機からジェット戦闘機の時代へと移り変わっていきます。
Northrop F-5A Freedom Fighter
F-5A「Freedom Fighter」。
パネルが開いていて、20mm機関砲の構造がわかります。
Northrop F-5A Freedom Fighter
SAAB JAS 39 Gripen C
Lockheed Martin F-16A/B
タイ王国空軍の現代のゾーン。
F-16やグリペンなど、現在タイ王国空軍で運用されている航空機が展示されています。
キャノピー越しにコクピットの中も見学できました。
別館エリア
本館から航空機の機内のような通路を抜けて別館へ。
別館では、世界に2機しか現存しない旧日本軍の「九九式高等練習機」などが展示されています。
第二次世界大戦時、タイと日本は同盟国だったため、日本製の装備も多数導入され、当時の機体がここで展示されています。
立川 キ55 九九式高等練習機
キ55「九九式高等練習機」は、日本で見ることはできない貴重な機体で、現存するのは世界で二機のみ。
一機は中国の博物館にあり、もう一方の一機がここタイ王国空軍博物館で保存されています。
Curtiss Wright P-36 Hawk
P-36ホークは第二次世界大戦初期まで活躍した戦闘機で、1,000機以上生産されましたが、こちらも現存するのは世界で5機のみです。
Northrop F-5E/F Tiger II
このゾーンでは、F-5戦闘機やミサイル、無人航空機などを展示。
2階ではタイ王国空軍の制服などが展示されています。
屋外エリア
Hawker Siddeley Harrier AV-8S Matador
屋外エリアでは、ハリアーやスピットファイア、MIG-21など、日本ではなかなかお目にかかれない貴重な航空機も数多く展示されています。
スペインからタイへ売却されたV/STOL戦闘機のAV-8S。
Mikoyan Gurevich MiG-21
LTV A-7 Corsair II
Supermarine Spitfire Mk.XIV
イギリスが誇る傑作機「スピットファイア」もありました。タイ軍仕様の塗装が新鮮に感じます。
20,000機以上も生産された名機で、現在でもアメリカやイギリスを中心に世界各国に残っています。
Avro 748
Boeing 737-200
タイ王室専用機などの大型機も展示されています。
Fairchild C-123 Provider
一部の機体は内部の見学も可能。コクピットにも入れます。
重火器など航空機以外のものも展示されていました。
Aeritalia G.222
一部の機体は、展示というよりも放置状態といった保存状態が悪いものも…。
ヘリ格納庫エリア
こちらはヘリコプターの展示エリア。
格納庫のような建物の中で、ヘリコプターが展示されています。
Sikorsky H-34
Bell UH-1 Iroquois
Bell UH-1 Iroquois
Sikorsky H-5
Bell UH-1 Iroquois
体験エリア
ヘリコプター格納庫から続く建物は、航空機について体験しながら学べるエリア。
装備品やパネル展示のほか、フライトシミュレーターや子供向けの飛ばして遊べる飛行機が作れるワークショップなどがあります。
タイ王国空軍博物館のショップ
アビエーションショップでは、模型やTシャツ、パッチ、おもちゃなどのグッズがたくさん並んでいます。
カフェコーナーもあるので、散策に疲れたらこちらで一休みできます。
展示機一覧
North American Rockwell OV-10 Bronco
RFB Fantrainer 400
IAI Arava
タイ王国空軍博物館まとめ
BTSでのアクセスも抜群のタイ王国空軍博物館。
数多くの珍しい飛行機が無料で見学できるので、飛行機好きにはもちろんのこと、家族連れや観光にもおすすめのスポットです。
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