関西空港は大手エアラインが使用する第1ターミナルと、LCC専用の第2ターミナルに分かれており、
ワンワールド系の航空会社は、第1ターミナルからの出発。
したがってワンワールド系ラウンジも、すべて第1ターミナルにあります。
なおLCC専用の第2ターミナルには、カードラウンジ、プライオリティパスラウンジ、エアラインラウンジはありません。
そんな関西空港空港には、5か所のワンワールドラウンジがあります。
関西空港に全部で5か所あるワンワールドラウンジですが、利用条件から営業時間、ラウンジサービスなどはラウンジごとに結構違っていたり。
そこで、関西空港にあるワンワールドラウンジについてまとめました。
もくじ
関西空港の各ワンワールドラウンジ利用条件
関西空港では、ワンワールド系エアラインで利用できるラウンジはいくつかありますが、それぞれ利用条件が異なります。
提携している航空会社でないと利用できないラウンジもあるため、各ラウンジごとに利用条件をまとめました。
- シンガポール航空
- ベトナム航空
- エアチャイナ
- チャイナエアライン
- フィリピン航空
- エミレーツ航空
- ガルーダインドネシア航空
- 中国東方航空
※JALの場合は、プレミアムエコノミー(搭乗アップグレードは不可)または、エコノミークラスFlex Y運賃(韓国・中国除く)でも利用可能です。
サクララウンジは関西空港にあるラウンジの中でも利用対象が広く、最も利用しやすいラウンジ。
ワンワールド系の航空会社だけでなく、アジア系各アライアンスの提携航空会社も多いので、スタアラやスカイチームの上級会員でも利用機会が多いラウンジです。
- キャセイパシフィック航空のビジネスクラス搭乗または上級会員
- ルックJTB利用でラウンジクーポン保有
KIXノースラウンジは、ほかのワンワールドラウンジと違って利用対象が限られます。
ワンワールドで対象なのはキャセイのみで、あとはルックJTBのラウンジクーポンでも利用可能。
- キャセイパシフィック航空
- フィンエアー
- マレーシア航空
- デルタ航空
- ユナイテッド航空
- 香港航空
- 海南航空
- 四川航空
- 天津航空
ワンワールドでは、キャセイやフィンエアー、マレーシア航空などが対象になっています。
- キャセイパシフィック航空
- マレーシア航空
- フィンエアー
- エアインディア
キャセイが運営するパシフィックラウンジは、ワンワールドではキャセイのほか、マレーシアやフィンエアーが対象になっています。
- JAL国内線ファーストクラスで出発、またはそれに当日乗り継ぐ人
- JAL国際線ファースト・ビジネスクラスから、またはそれに翌日6時までに乗り継ぐ人
- JAL上級会員(サファイア以上)
- JALクリスタル会員でラウンジクーポン利用
- oneworldエメラルド・サファイア会員
国内線でJALに搭乗時、対象であればラウンジKANSAIが利用できます。
関西空港にあるワンワールドラウンジの営業時間
関空空港にある各ワンワールドラウンジの営業時間は、以下のようになっています。
- サクララウンジ 7:00~00:40
- KIXノースラウンジ 7:30〜21:40
- 飛鳥ラウンジ 7:30〜22:00
- パシフィックラウンジ 7:00〜19:00
- ラウンジKANSAI(国内線) 5:30〜最終便まで
営業時間を見ると、各ラウンジともに朝は大体同じくらいの時間から営業が始まりますが、営業終了時間はラウンジによって結構まちまち。
極端に営業時間が短いラウンジというのはないので、そこまで困ることはないと思います。
関西空港にあるワンワールドラウンジの場所
関西空港にあるワンワールドラウンジは、すべて第1ターミナル。
各ラウンジは、国際線制限エリアもしくは、国内線制限エリア内にあります。
制限エリア外の一般エリアには、1か所もありません。
国際線エリア
5か所あるうちの4か所は、出国審査(イミグレーション)通過後の国際線制限エリアにあります。
- サクララウンジ
- KIXノースラウンジ
- 飛鳥ラウンジ
- パシフィックラウンジ
国際線制限エリアは、本館・北ウイング・南ウイングにわかれていて、それぞれの場所へはウイングシャトルを利用することで自由に行き来が可能。
国際線制限エリア内のワンワールドラウンジは、南ウイング、本館、北ウイングそれぞれに設置されているので、
基本的には自分の搭乗ゲートに近い場所のラウンジを利用することができるため、搭乗時間までゆっくり過ごすことができるようになっています。
南ウイングのワンワールドラウンジ
南ウイングにあるワンワールドラウンジは、サクララウンジ。
38番ゲート横にあり、ウイングシャトル中間駅と先端駅のちょうど中間あたりの場所。
本館のワンワールドラウンジ
本館にあるワンワールドラウンジは、KIXノースラウンジ。
本館北側のシャトル乗り場近くにあるスターバックス(地図内❶の場所がスタバ)の前を右手に進んでいくと、奥にラウンジがあります。
北ウイングのワンワールドラウンジ
北ウイングにあるワンワールドラウンジは、飛鳥ラウンジとパシフィックラウンジの2か所。
飛鳥ラウンジは11番ゲート前、
パシフィックラウンジは13番ゲート前です。
国内線エリア
5か所あるうちの1か所は、国内線制限エリア内にあります。
- ラウンジKANSAI
ラウンジKANSAIは国内線保安検査通過後のゲートエリア内にあります。
セキュリティーチェックを通過後、レストランエリア中央付近にあるレストラン「ぼてぢゅう1946」の横にあるエスカレーターを上がったところにラウンジKANSAIがあります。
国際線にあるワンワールドラウンジ
関西空港に5か所あるワンワールドラウンジのうち、出国審査(イミグレーション)通過後の国際線制限エリアにあるラウンジは4か所。
サクララウンジ
- 場所 : 第1ターミナル国際線制限エリア内、南ウイング38番ゲート横
- 営業時間 : 7:00〜0:40
- 食事 : ビュッフェ
- ドリンク : ソフトドリンク、お酒
- サービス : トイレ、クローク、ビジネスコーナー、プリンター、マッサージチェア、喫煙ルーム、雑誌、電源、wi-fi
サクララウンジの基本情報は、上記のとおり。
サクララウンジは、関西空港国際線制限エリア南ウイング38番ゲート付近にあります。
サクララウンジはJALが運営するラウンジということで、クオリティーの高いラウンジ。
マッサージチェアを備えた落ち着いたラウンジエリアや、ビジネスコーナー、スモーキングルームなど、ラウンジ設備も充実しています。
マッサージチェアが利用できるのはサクララウンジだけですし、無料で使えるプリンターも便利。
さらにサクララウンジで提供される食事やお酒は、ほかのラウンジと比べてもかなり充実。
特にJAL特製カレーは、必ず食べたい一品です。
ビールなんかは3種類から選べますし、みかん梅酒なんて珍しいものもあったり、お酒が好きな人にもおすすめのラウンジ。
関空のワンワールドラウンジの中でも、食事とお酒の充実度はサクララウンジが圧倒的に上なので、
北ウイングからの出発でも、わざわざ移動してでも利用する価値はありますね。
→関西空港国際線『サクララウンジ』レビュー。JAL特製カレーも食べられる
KIXノースラウンジ
- 場所 : 第1ターミナル国際線制限エリア内、本館スタバ奥
- 営業時間 : 7:30〜21:40
- 食事 : ビュッフェ
- ドリンク : ソフトドリンク、お酒
- サービス : トイレ、喫煙ルーム、雑誌、電源、wi-fi
KIXノースラウンジの基本情報は、上記のとおり。
KIXノースラウンジは、関西空港国際線制限エリア本館北側のスタバ奥にあります。
KIXノースラウンジの魅力は、なんといってもこの解放感。
吹き抜け構造のオープンな開放的なラウンジからは、滑走路を一望できます。
目の前を離発着する飛行機を眺めながら寛ぐことができる贅沢なラウンジ。
ラウンジ内で提供される食事は基本的には軽食ですが、チョコレートやプリンなど、ほかのラウンジには無いスイーツもあり、甘いもの好きにもおすすめ。
提携航空会社はキャセイしかないので、ほかのラウンジと比べると利用条件はやや厳しめ。
→関空国際線KIXノースラウンジは開放感抜群でクール。ルックJTBやキャセイで入れる
飛鳥ラウンジ
- 場所 : 第1ターミナル国際線制限エリア内、北ウィング11番ゲート前
- 営業時間 : 7:30〜22:00
- 食事 : ビュッフェ
- ドリンク : ソフトドリンク、お酒
- サービス : トイレ、雑誌、電源、wi-fi
飛鳥ラウンジの基本情報は、上記の通り。
飛鳥ラウンジがあるのは、関西空港国際線制限エリア北ウイングの11番ゲート付近。
飛鳥ラウンジは、北ウイングにあるラウンジの中ではおすすめのラウンジ。
ラウンジ内の雰囲気も悪くないですし、ビジネスコーナーもあるので仕事や作業をするのにも便利。
暗すぎず明るすぎず、程よい感じのラウンジエリアで、ソファー席でゆったりするには一番落ち着くラウンジかも。
食事は軽食程度ですが、いなり寿司などのご飯ものもあります。
お酒もビールは2種類飲めますし、ワイン、スピリッツ、リキュールなども各種あるので全然十分。
海外にあるプライリティパスラウンジのような感じのイメージですね。
→関西空港『飛鳥ラウンジ』利用レポ。キャセイやデルタの指定ラウンジ
パシフィックラウンジ
- 場所 : 第1ターミナル国際線制限エリア内、北ウィング13番ゲート前
- 営業時間 : 7:00〜19:00
- 食事 : ビュッフェ
- ドリンク : ソフトドリンク、お酒
- サービス : トイレ、雑誌、電源、wi-fi
パシフィックラウンジの基本情報は、上記の通り。
パシフィックラウンジがあるのは、関西空港国際線制限エリア北ウイングの13番ゲート付近。
キャセイが運営するラウンジではあるんですが、本国にある豪華なラウンジとは程遠く、雰囲気的には一番微妙な感じ。
カードラウンジに食事とお酒が置いてあるようなイメージですね。
とはいってもラウンジ自体は綺麗ですし、比較的空いていて穴場のラウンジ。
ほかのラウンジが混雑しているなら、ここを選ぶ価値は充分あり。
食事やお酒などは、KIXノースラウンジや飛鳥ラウンジよりも若干少ないくらいなので、そこまで物足りない感じでもないです。
パシフィックラウンジには、本国のヌードルバーを意識しているのか、インスタントのチキンラーメンもありました。
このインスタント感が、なぜか食べたくなる味なんですよね。
→関西空港国際線キャセイ指定【ラウンジ パシフィック】利用レビュー。
国内線にあるワンワールドラウンジ
ラウンジKANSAI
- 第1ターミナル国内線制限エリア
- 営業時間 5:30〜最終便出発まで
- スナック
- ソフトドリンク
- アルコール
- 通話ブース、コピー機
ラウンジKANSAIの基本情報は、上記の通り。
ラウンジKANSAIがあるのは、国内線保安検査を通過後、レストランエリアにあるぼてぢゅう1946右脇にあるエスカレーターを上がった先。
JAL&ANAの共用ラウンジで国内線唯一のエアライン系ラウンジ。
国内線用ということで、国際線のラウンジと比べると全然ですが、お酒やおつまみもあるので搭乗時刻まで時間をつぶすには十分。
新しいラウンジなので居心地もいいです。
ハイネケンやジョニーウォーカーなど、国内線サクララウンジでは見かけないラインナップが楽しめます。
→関西空港国内線JAL&ANA共用ラウンジ「ラウンジKANSAI」利用ガイド
関空は無料で使えるシャワーがない
ラウンジといえば一番欲しい設備がシャワーなんですが、関空のワンワールドラウンジはシャワールームはありません。
そもそもワンワールド系に限らず、関空にはシャワーが無料で使えるラウンジというのは無いので、
制限エリア内本館の有料シャワールームか、
一般エリアにあるKIXエアポートカフェラウンジNODOKAの有料シャワーを使うことになります。
→関西空港「KIXエアポートカフェラウンジ NODOKA-ノドカ-」ラウンジガイド
関西空港ワンワールドラウンジまとめ
関西空港には、5か所もワンワールドラウンジがあり、意外と充実している印象。
ただ残念なのは、やはりシャワールームがないこと。
これだけ長距離便を含めて国際線が充実している関西空港なのに、無料で利用できるシャワーがないというのは、ちょっと考えられないですね。
エメラルドのステータスで利用できるファーストクラスラウンジがない点も、ヘビーユーザーにとってはちょっと微妙。
羽田や成田なら、お寿司などが食べられる豪華なJALのファーストクラスラウンジがあるので、
→羽田国際線JALファーストクラスラウンジの豪華すぎる内部を紹介!どんなサービスがある?
→JAL最高峰!成田空港【JALファーストクラスラウンジ本館3・4階】3つの魅力
エメラルド持ちなら、わざわざ移動してでも使いたくなるほど、やっぱりファーストクラスラウンジは魅力的。
関空の国内線の場合は、たとえエメラルドでもラウンジで食事の提供は無いので、
プライオリティパスで使えるぼてぢゅう1946で、たこ焼きやお好み焼きを食べながら塩レモンサワー飲んでたほうが、何だかんだで満足度高め。
もし楽天プレミアムカードがあれば、KIXエアポートラウンジカフェNODOKAでシャワーが使えますし、
無料でプライオリティパスが付いてくるのが最大のメリット。
関空だったら国内線利用でも、年会費10,000円の『楽天プレミアムカード』が1枚あるだけで、ぼてぢゅう1946も使えるので、
→関西空港「ぼてぢゅう1946」プライオリティパスの利用方法まとめ
関空ユーザーなら、楽天プレミアムカードは、あると絶対便利。
シャワーを浴びてサッパリしたら、ぼてぢゅうでお好み焼きやアイスクリームと、関空ライフが快適になります。
◆関西空港を利用するなら、おすすめのクレジットカード⬇︎
楽天プレミアムカード(プライオリティパスが無料でついてくる)