士林夜市といえば台湾で最も有名な夜市ですが、夜市でお腹いっぱい食べた後、最後に食べたくなるのはやっぱりスイーツ。
台湾スイーツの王道は、そう!かき氷。
日本でも大人気の台湾風ふわふわかき氷ですが、実は士林夜市に、ふんわりかき氷発祥のお店があるんです。
それが『辛發亭』というお店。
ということで今回は、辛發亭でローカルに人気のかき氷や、かき氷の値段、場所や行き方をわかりやすく紹介します。
もくじ
士林夜市の辛發亭は、台湾風ふんわりかき氷の創始店
台湾かき氷の超有名店・アイスモンスターが表参道に進出するなど、日本でもメジャーになってきた台湾かき氷。
その独特のふんわりとした食感と美味しさは、1回食べたら病みつきで、日本のファンもおおいはず。
今でこそメジャーなふんわりかき氷ですが、実はこのふんわり食感のかき氷を最初に作ったのが、士林夜市にある辛發亭なんです。
辛發亭は50年近く続く老舗のかき氷屋さんで、お店の入り口の看板には雪片冰創始店の文字が。
美味しさの秘密・ふんわり食感の正体
台湾風かき氷の美味しさは何といってもふわふわな食感。
普通のシャリシャリとしたかき氷もいいですが、まるで雪を食べているかのようなふんわりとしたその食感は、一度食べたら忘れられません。
辛發亭が開発したこのふんわり食感の秘密は、
『雪片冰』といって、牛乳で作ったミルク氷を使っているから。
お皿に乗った雪片冰は、綺麗な花のよう。
50年続く老舗辛發亭は、店内もどこかノスタルジックで懐かしい雰囲気
辛發亭のテーブルに着くとまず目に飛び込んでくる、このルーレット式のおみくじ機。
めちゃめちゃ懐かしくないですか?
えっ?知らない?
このルーレット式おみくじ機を知っているあなたはおじさん(おばちゃん)確定です。笑
僕は昭和の終わり生まれなんですが、小学生くらいの頃は、ラーメン屋とか、喫茶店とか、どこにでもあったんですよね。
家族でラーメン屋とか行って、ラーメン待っている間によくやらせてもらいました。
使い方は、自分の星座のところの穴にお金を入れてレバーを引くと、上のルーレットが回り、おみくじが出てきます。
今でこそ全く見なくなってしまったこの卓上おみくじ機ですが、台湾でまさか見られるとは・・・!
昭和生まれだからこそわかる、リアルな昭和の雰囲気を感じられる店内は、懐かしさ満点です。
辛發亭でローカルに人気のかき氷
辛發亭にはたくさんのメニューがあります。
僕が何度か通って目にしたところ、日本人の観光客は新鮮芒果雪片(マンゴーかき氷)を頼んでいる方が多かったんですが、
地元台湾のカップルとかは新鮮芒果雪片でなく、他のかき氷を頼んでいることが結構多い。
中でもローカルに人気があったのが、珈琲雪片(コーヒーかき氷)でした。
ということで、定番の新鮮芒果雪片でなく、ローカルに人気の珈琲雪片を食べてみることにしました。
薄くスライスされた茶色い氷がふんわりと積み上げられ、まるでカーテンや花みたいな第一印象。
花のような氷の上には、練乳とチョコチップ。これ絶対美味いやつ!
食べてみてまず驚くのは、口に入れたときのふわふわ加減。ひと口目から食感が病みつきです。
意外と甘すぎずしつこくないので、パクパクいけちゃう。
上にかかっている練乳と一緒に食べると、今度は甘いカフェオレのような味わいに!
そしてふんわりな食感にアクセントを加えるのが、チョコチップ。
ふんわりの中にチョコチップの甘さと、噛んだ時の食感が快感です。
見た目は結構ボリュームありそうに見えて、全部いけるか不安になりますが、ふんわり柔らかいから全然いけます。
この雪のようなふんわり食感は、時間が命。
グループでお店に来た時にありがちなのは、先にかき氷が来た人は、みんなのかき氷が来るまで食べないで待ってるという暗黙のルール。
でもここではそんなにの気にしない!先に来た人から食べましょう!
このふんわり感は時間とともに失われていくので、溶けないうちに食べるのがおいしいです。
かき氷が来たら、写真もほどほどに、ガンガン食べて食感を楽しみましょう。
辛發亭のメニューと料金
辛發亭のメニューはこちら。
2020年1月現在のメニューですが、2018年から料金はほとんど変わらず。
唯一値上げしたのは、布丁雪片が5ドル(約20円)値上げしたくらい。
日本は増税や便乗値上げと、値上げばかりで嫌になってしまいますが、台湾は良心的ですね。
メニューはこのように、ローカルに人気の珈琲雪片以外にも色々あるので、好みのものを食べてみてください。
メニュー左列の雪片冰が台湾風ふんわりかき氷、刀削氷が普通のかき氷です。
珈琲雪片は80元(約320円)、新鮮芒果雪片は120元(約480円)です。安い!!
珈琲雪片と似ているピーナッツ味の雪片は激甘なので、甘党の人はぜひお試しを。
珈琲雪片と間違えないように注意してくださいね。
京都などで食べることのできるガチ抹茶系のかき氷は結構苦めですが、辛發亭の抹茶紅豆雪片はミルク氷で作っているので、優しい甘さで美味しいです。
ガチ抹茶は駄目だけど、スタバの抹茶クリームフラペチーノとか好きな人にはおすすめです。
辛發亭の場所と行き方
辛發亭の場所
最寄り駅は、MRT淡水信義線・剣潭駅。
剣潭駅から士林夜市へ向かい、徒歩約10分程度。
辛發亭の行き方
辛發亭は初めてだとちょっとわかりにくい場所にあるので、写真付きで説明します。
MRT淡水信義線・剣潭駅方面から、士林夜市のメインストリートである大東路を歩いていくと、左手にアディダスが見えるので、そこで右に曲がり、安平街という路地に入りましょう。
安平街はファッション系のお店が並んでいるので辛發亭があるか不安になりますが、少し歩くと右手に辛發亭が見えてきます。
士林夜市のふんわりかき氷まとめ
辛發亭で生まれた本場のふんわりかき氷は、1度は食べたい味。
みんなで行って、色々な味をシェアして食べるのも楽しいです。
士林夜市で食べ歩いた最後の締めに、辛發亭のふんわりかき氷はオススメですよ!
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