どうもこんにちは!
台湾の十分といえば、ギリギリのところを列車が通り抜けていく景色や、夜空に数千ものランタンが一斉に上がる平渓天燈祭(ピンシーランタンフェスティバル)などが有名ですよね。
この記事では、台北からほど近い十分の魅力や見どころ、見るだけじゃもったいない平渓線の乗り方から、いつでもランタンがあげられるのか?など十分の気になる情報を紹介したいと思います。
もくじ
ランタンだけじゃない!台湾の十分に来たら絶対見たい3つの景色
台湾の十分は、台北から約2時間で行ける観光スポットです。
九分ほど有名ではないですが、十分で毎年開催される平渓天燈祭はCNNの『世界の参加する価値のあるイベント52選』に選ばれるなど、とても魅力的な観光スポットとなっています。
十分は知らなくても、テレビなどで夜空を埋め尽くすランタンのシーンは見たことありますよね?
そんなホットな十分ですが、初めて十分に来たら絶対に外せない3つの景色をご紹介します。
十分で絶対に見たい3つの景色
- 超すれすれを通る迫力満点の列車
- 空に舞い上がるランタン
- 台湾のナイアガラ・十分瀑布
超ギリギリを通る列車は迫力満点
十分に行くとまず驚くのがその作り!
線路を挟んだ両側にお店が広がっているんですが、それが本当にぎりぎりなんです。
列車が来ると真横スレスレを通って、今にもぶつかりそう!
しかも列車は1時間に1本程度しか来ないので、列車が来ない間はみんな記念写真を撮ったり、線路の上を自由に歩いたりとフリーダム状態。
電車が近づくとみんな横の歩道にササっと逃げます。
日本だったら線路に人が入ったら電車が止まって大騒ぎですよね。このアバウトさが台湾のいいところ。
空に舞い上がるランタン!せっかくなら上げてみよう
平渓天燈祭にランタンを上げられたら最高ですが、年に一度のお祭りに合わせて台湾に行くのはちょっと難しいですよね?
でも安心して下さい。平渓天燈祭でなくてもいつでもランタンを上げる事が出来るんです!
平渓天燈祭のように一斉にランタンが上がるシーンを見ることはできませんが、いつでも上げる事が出来るのは嬉しいですね。
空に舞い上がる美しいランタン、見るだけじゃあもったいない。
せっかく来たなら上げちゃいましょう!
ランタンは願いを書いて上げるんですが、色によって叶うお願いが変わります。
1色だけのランタンもありますし、4色のランタンで複数のお願いをする事もできますよ。
中にはなんと8色のランタンまで!笑 欲張りさんはこれですね!
ランタンの料金
- 1色なら150元(約600円)
- 4色なら200元(約800円)
- 8色なら350元(約1400円)
線路脇で沢山のランタンが売られています。
私は煩悩が多いので、どんなお願いをしようか悩んでしまいます。笑
ランタンを購入したら願い事をランタンに書きましょう。
みなさん思い思いのお願い事を書いています。
カップルやグループで一緒に願い事を書くのもいいですね。
願い事を無事書き終えたら、いよいよランタンを上げましょう。
緊張の一瞬ですね。
空に舞い上がる美しいランタン。
お願い事が叶うといいですね!
台湾のナイアガラ・十分瀑布
十分でもうひとつ観たい景色が十分瀑布。
十分瀑布は台湾のナイアガラとも呼ばれ、とても人気のある滝です。高低差があり半円の形をした曲線から落ちる滝の姿は美しく、一見の価値ありです。
◯◯のナイアガラとか呼ばれているのは大体ハズレが多いんですが、十分瀑布は中々の滝ではないでしょうか?
上からも下からも色々な角度で滝を楽しむ事ができるので楽しいですし、マイナスイオンもたっぷり浴びれますよ。
そして実は十分瀑布は行くまでの道中も含めて楽しいんです。
十分瀑布は十分駅から歩いて30分ほどかかるので暑い台湾では行くのも大変ですし、時間ももったいないです。
そこでおすすめなのがレンタルバイク。
ぜひ十分瀑布まで台湾の風を感じながら行ってみましょう。
十分の駅を降りて、線路沿いの通りを端まで来るとレンタルバイク屋が見えてきます。
レンタルバイク屋はいくつかあり、私は手前にあるレンタルバイク屋で借りました。時間貸しで1時間200元でしたが、30分サービスしてくれました。
滝をゆっくり観て回ってくるなら1時間半で充分ですよ。
ちなみにもうちょっと奥に行くとすぐ近くに1時間100元のお店もあります。笑
お金を払ったら地図で滝までの行き方や、バイクの乗り方などの簡単なレクチャーを受けて出発します。
ここで気になるのは運転免許と滝までの道ですよね?
ここ十分では滝まで行くのにバイクの免許が無くてもオッケーなんです。もちろん国際ライセンスもいりませんし、日本での運転免許も必要ありません。
誰でも乗れちゃいます。
滝までの道は車もほとんど通りませんし、モーターバイクのためスピードもそんなに出ないので女性や初めての人でも安心です。
滝までの道もほぼ1本道なので迷う心配はありません。
のどかな1本道を5分ほど走って、ここを右に曲がったらもう滝への入り口です。
かなり気合いの入ったバイクですが、田舎の1本道なのでスピードメーターが見えなくても大丈夫。
こーゆーところに台湾らしさを感じますね!笑
5分ほど走り滝の入り口の駐車場にバイクを停めたら、そこから遊歩道を15分ほど歩いて滝に向かいます。
途中に大きな吊り橋があったりと滝までの道も景色を楽しむ事ができます。
高所恐怖症の人はちょっと怖いかも!
鮮やかな赤色のリボンをまとったドラゴン。
赤いリボンは幸運を祈願するためのもの。
沢山の赤いリボンが巻かれた木は美しかったです。
日本のおみくじみたいですね。
吊り橋を渡り、赤い幸運のリボンのゾーンを抜けると、十分瀑布に到着です。
十分瀑布のポイント
- バイクは1~1.5時間で100~200元。
- バイクは免許の必要無し
- 1時間半程度借りれば充分
他にもあるよ!十分の見どころ
十分には吊り橋がいくつかあるので、それらを全て渡ってみるのもおもしろいかもしれません。
十分老街は食べ物屋さんやお土産物屋さんなど多くのお店が並んでいるので、十分老街をゆっくり散策するのもいいですね。
平渓線に乗って十分に行こう!台北からの行き方は?
十分といえば平渓線。せっかくなら見るだけじゃなくて乗っちゃいましょう。
という事で、台北駅からの行き方をご紹介します。
台北駅に着いたら地下にある台湾鉄道(TRA)の改札へ向かいます。
ここで用意しておきたいのが悠遊カード。
悠遊カードは台湾鉄道はもちろん、MRTやバス、そして平渓線など、台北ほぼ全ての交通機関で使えます。これがあるといちいち切符を買う手前も省けますし、台湾旅行では沢山使うことになるので、絶対手に入れましょう。
悠遊カードについては『台湾旅行には悠遊カード!MRT・バス・買い物に色々使えて便利すぎ』の記事をご覧ください。
悠遊カードは空港や駅の窓口、コンビニなどで手に入れる事ができます。
平渓線は瑞芳という駅から出ているので、まずは台北駅から台湾鉄道に乗って瑞芳駅を目指します。
瑞芳駅は區間車以外に特急なども一部止まりますが、止まらない電車や乗り過ごす危険があるので、瑞芳行きの區間車に乗って瑞芳駅に向かいましょう。區間車なら瑞芳駅が終点ですし、所要時間も特急と15分ほどしか変わりません。
必ず瑞芳行きの區間車に乗って下さいね。基隆行きの區間車は瑞芳には行かないので注意してください。
瑞芳行きの列車が出る4番ホームに向かいます。時刻表にも4番線Bホームと出ていましたね。
4番線Bホームに到着。自分の乗る列車が間違いないか時刻表で確認しましょう。
10時20分発の瑞芳行きが表示されているのが確認できました。
列車に乗ったら瑞芳駅までは約1時間ほど。
終点の瑞芳駅まで列車の旅を楽しみましょう。
無事瑞芳駅へ着きましたね。
ここからはいよいよ平渓線に乗り換えて、十分駅を目指します。
十分駅に行くには菁桐行きの列車に乗ります。基本的には3番線から出ますが、時刻表で菁桐行きの列車のホームを確認しましょう。
十分へ行くには必ず菁桐行きの列車です。八斗子行きは十分とは反対方向なので、乗らないように注意してください。
平渓線は約1時間に1本しか走っていないため、3番ホームは十分に行く人達でいっぱいでした。
瑞芳駅から平渓線に乗って山の中をひたすら走り、ついに十分に着きました。瑞芳駅から十分までは4駅で、約30分ほどで到着します。
十分で降りる時もこちらに悠遊カードをタッチするのを忘れずに。
平渓線は約1時間に1本しかないので、何時の列車に乗って帰るのか事前に時間を調べておくと、駅で無駄に待たずに済みますよ。
駅を降りたらそこは十分老街。帰りの時間まで十分散策を楽しみましょう!
実は、十分は有名な観光地である九份のすぐ近くにあり、瑞芳までは行き方が同じです。
ですので同じ日に両方行くと、効率的に観光する事ができますよ。
朝から十分に行き、夕方までに九份に到着するコースがお勧めです。
おわりに
間近すれすれを通る列車やランタン上げ、マイナスイオン溢れる十分瀑布など、見どころいっぱいの十分はいかがでしたか?
九份のすぐ近くですので、九份観光に行かれる際はぜひ十分にも寄ってみてくださいね。