こんにちは、ヒコ太郎(@torihikolife)です。
今回は松島基地の飛行機撮影スポットをまとめました。
もくじ
松島基地データ
空港コード(ICAO/IATA) | RJST/なし |
滑走路 | 2,700×45(RWY07/25) 1,500×45(RWY15/33) |
航空管制周波数 | APP/ASR : 261.20 120.10 315.00 TWR : 236.80 126.20 304.60 DEP : 362.30 120.10 GCA/ASR : 335.60 270.80 134.10 125.30 307.00 315.00 300.70 316.00 238.80 302.40 GND : 275.80 TCA : 123.85 |
松島基地WEB | 松島基地公式サイト |
松島基地撮影スポット
アクロバット飛行チーム『ブルーインパルス』のベースとして有名な松島基地。日常的にブルーインパルスの基地上空展示飛行訓練(フィールドアクロ)が見学できることで人気。十字交差した2本の滑走路があり、短い方の滑走路RWY15/33は横風時に使用されます。第4航空団第11飛行隊ブルーインパルスのほか、F-2の教育部隊である第21飛行隊も配置されています。松島基地は東日本大震災による津波で大きな被害を出したため、津波対策としてエプロンや格納庫が嵩上げされたほか、基地外周に造られた防潮堤は撮影スポットとしても利用されています。
松島基地の駐車スペース解説
松島基地でほとんどの撮影ポイントは車でアクセスが可能。ただし東側エリアは少し解説が必要なので、松島基地東側エリアの駐車可能エリアと車での通行が可能な道、ならびに徒歩推奨ルートを上記の地図にまとめました。
撮影スポット②、③は県道247から未舗装路を走行して河南矢本土地改良区下街排水機場脇の駐車エリアやその途中の駐車エリアに駐車しますが、この未舗装路はgoogleマップのナビでは案内されないので、上記地図を参考にしてください。
①ブルーハンガー前
- 場所 : ブルーインパルスハンガー前の土手
- 光線 : ハンガー方面は午前、滑走路方面は午後順光
- 駐車 : 土手の下に駐車エリアあり
- 環境 : 近くにコンビニ
松島基地で最も有名な撮影ポイントで、土手の上からブルーインパルスの格納庫やエプロンが見渡せるスポット。土手の先端から先のフェンスまでの間は立ち入り禁止となっているので、フェンス際で張り付いての撮影はできません。フェンス越しでの撮影となりますが、ブルーのハンガーが目の前にあるので、パイロット(ドルフィンライダー)や整備員(ドルフィンキーパー)の動きがよく見えます。こちらに手を振ってくれるのでめちゃめちゃ嬉しいです。航空祭では早朝から並んで最前列に陣取らないと中々見学できないウォークダウンからタクシーアウトまでの一連の流れも目の前で見学することができるのでファンにはたまらないスポット。R/W25着陸機やフィールドアクロ(基地上空訓練)なども撮影できます。車は県道247号線沿い、オートガレージ(車屋)脇の砂利道を入っていくとすぐ左側に駐車可能エリアがあります。そこからブルーハンガー前の土手は目の前です。
ここで撮れる写真例
②25エンド
- 場所 : R/W25エンド外柵周辺
- 光線 : 終日順光
- 脚立 : 滑走路上の機体を撮影するなら必要
- 駐車 : 25エンドの南側とブルーハンガー前に駐車スペースあり
R/W25エンドのフェンス沿い。R/W25着陸機やアクロなどが撮影できるスポット。特にアクロの撮影ではショーセンターに近いので迫力ある写真が撮影できます。滑走路上の機体を撮影する場合は脚立が必要。立ち位置を移動すれば終日順光で撮影できます。ブルーハンガー前から徒歩2~3分とすぐ近くです。車はブルーハンガー前の駐車スペースまたは北上運河堤防近くの駐車スペースに駐車可能。
ここで撮れる写真例
③北上運河堤防
- 場所 : 北上運河堤防の排水機場周辺
- 光線 : 午前順光
- 脚立 : 不要
- 駐車 : 排水機場横に駐車スペースあり
北上運河の堤防の上から撮影できるポイント。距離はありますがちょうどブルーハンガーが正面に見える位置。R/W25着陸機やアクロが撮影できます。アクロを撮影する場合、堤防上をR/W33エンド方面へ進むと海側からの演目を正面から狙えます。R/W25着陸機は午前順光。防潮堤が邪魔となるので滑走路上の機体は撮影できません。R/W25エンドから排水機場脇を通って北上運河まで進むと北上運河の堤防が見えてきますが、そこに広めの駐車スペースがあるので車はそこに駐車できます。
ここで撮れる写真例
④33エンド
- 場所 : 北上運河土手のR/W33エンド周辺
- 光線 : 午前順光
- 脚立 : 不要
- 駐車 : 排水機場横に駐車スペースあり
③の北上運河堤防を南方面へ歩いて行ったR/W33エンド付近。アクセス方法は徒歩のみで、③のスポットから堤防上を徒歩で移動します。横風用滑走路R/W33運用時、R/W33着陸機を目の前で撮影できるほか、R/W25やR/W07の離着陸機も午前順光で狙えます。メインの滑走路の見通しがあまりよくありませんが、立ち位置を移動すれば滑走路上の機体も撮影可能です。車は③の北上運河土手ポイントの駐車スペースに駐車できます。
ここで撮れる写真例
⑤お手振りポイント
- 場所 : 滑走路(07/23)北側のフェンス沿い
- 光線 : 午後順光
- 脚立 : 必要
- 駐車 : フェンス沿いに駐車スペースあり
R/W07/23の北側フェンス沿いのポイント。フェンス沿いに未舗装路があり、その周辺から誘導路上のタキシングや離着陸機が狙えます。フェンスのクリアには脚立が必要。R/W25着陸後やR/W07離陸前に目の前をタキシングしますが、誘導路上の機体との距離が近く高確率でお手振りしてもらえます。アクロはセンターから右寄りとなる位置。光線は午後順光。フェンス沿い未舗装路脇に駐車スペースがあります。
ここで撮れる写真例
⑥管制塔横
- 場所 : 管制塔横の土手と未舗装路L字付近
- 光線 : 午後順光
- 脚立 : フェンス際での撮影では必要
- 駐車 : フェンス沿いに駐車スペースあり
松島基地の管制塔脇のポイント。管制塔脇にある盛り土の上や未舗装路フェンス沿いから撮影可能。盛り土の上から撮影すればフェンスをクリアできます。未舗装路をフェンス沿いまで近づけば、⑤のお手振りポイントと同様にお手振りや転がり、RWY07/25離着陸機、さらに横風時はRWY15/33の離着陸機も撮影できるなど、撮れる幅の広いポイント。フェンス沿いから撮影する場合は脚立が必要。管制塔の横にある盛り土からはF-2のハンガーなども望めます。アクロはセンターからやや右寄りとなる位置。車は未舗装路のフェンス沿いに駐車可能。脱輪して用水路に落ちないように注意してください。
ここで撮れる写真例
松島基地での撮影ガイド
ブルーインパルスの飛行スケジュール
ブルーインパルスの基地上空展示飛行訓練(フィールドアクロ)の時間は下記のように決まっており、
- 08:00
- 10:30
- 13:00
訓練予定は事前に確認できるので、遠くから来る人も安心。
とはいえ訓練予定日であっても悪天候の場合は中止することもあります。直前の訓練の可否については松島基地の公式Twitterで確認できます。
基地上空訓練の飛行ルート
フィールドアクロの飛行ルートは上記のコースを飛行するパターンが多く、ショーセンターはブルーハンガー付近。
フィールドアクロを撮影するならブルーハンガー前、25エンド、北上運河堤防、管制塔前付近がおすすめです。
基地上空訓練の気象条件
ブルーインパルスの演目は気象条件によって第1から第4区分まであり、視程(ビジビリティー)と雲底(シーリング)によって決められます。
第1~2区分では垂直系のダイナミックな演目が多く含まれますが、視程が悪く雲底が低いほど区分が下がり、第3~4区分では垂直系の演目ができず水平系の演目が中心となります。
ナイト訓練
松島基地ではほかの基地と同様、ナイト(夜間飛行訓練)も行われます。
夜間飛行訓練の予定も基地の公式HPで公開されているので、チェックしてみてください。
ブルーインパルスの撮影で欠かせないのがエアバンド受信機。区分の確認や演目時の合図など受信機を通して伝わってくるので、絶対に手に入れておきたいアイテム。
初めて購入するならアイコムのIC-R6が圧倒的におすすめです。安い上に受信感度やサーチスピードは抜群なので、初心者から上級者まで高い評価を受けている受信機でまさに名機。
エアバンド受信機を購入したら強化しておきたいのがアンテナ。受信機自体の性能も重要ですが、アンテナも本体と同じくらい重要。
SRH1230はサイズ的にはちょっと大きいですが、エアーバンド専用だけあって値頃なのに感度は抜群なのでおすすめです。
エアバンドの使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→【完全版】エアバンド初心者のための航空無線使い方ガイド!今日から聴ける
ブルーインパルスグッズ販売ショップ(RUNWAY 15 END)
松島基地のR/W15エンド近くには、ブルーインパルスのグッズを販売しているショップ、
その名も「RUNWAY 15 END」があります。
豊富なラインナップでここでしか買えないグッズも売っているので、松島基地に行った際には必ず立ち寄りたいお店です。
松島基地撮影スポットまとめ
松島基地は航空祭やイベントなどでなければお目にかかれないブルーインパルスのアクロバット飛行を見学できる貴重な基地。
東京からも車で5時間ほどと気軽にアクセスできるので、訓練の予定を確認して訪れてみてください。
→日本全国 & 世界の飛行機撮影スポットまとめ。遠征で使える空港別撮影ガイド
松島基地の飛行機撮影スポットをまとめました。