沖縄にある那覇空港は軍民共用空港で、飛行機撮影を趣味にする人にとっては民間機も軍用機も楽しめる素晴らしい空港ですよね。
そんな那覇空港には嬉しいことに展望デッキが設けられています。
そこで今回は、沖縄・那覇空港の国内線ターミナルにある展望デッキについて紹介したいと思います。
那覇空港・国内線ターミナルにある展望デッキの特徴、展望デッキから撮影できる飛行機写真など撮影に役立つポイントなどをご紹介していきます。
もくじ
那覇空港・国内線ターミナル展望デッキってどんなところ?
那覇空港・国内線ターミナル展望デッキを紹介
那覇空港国内線ターミナル展望デッキは、国内線ターミナルの3階にあります。チェックインロビーがあるフロアですね。
滑走路と並行に南北両サイドにあります。
展望デッキは有料の時期もあったんですが、現在は無料で開放されているので、気軽に入ることができますよ。
展望デッキからは滑走路やハンガー、建設中の第2滑走路などを見渡すことができます。
展望デッキに入れる時間は?
展望デッキに入れる時間
- 8:00〜19:00
展望デッキの場所
那覇空港国内線ターミナルの展望デッキは、国内線ターミナル3階、南北に1か所ずつあります。
那覇空港国内線ターミナル展望デッキで撮れる飛行機写真を紹介
それでは那覇空港国内線ターミナルにある展望デッキから撮れる飛行機写真を紹介します。
まずは北風運用時のランウェイ36からの離陸機。
朝早い時間だとデッキも空いていますし、いい感じに光が当たるのでおすすめです。
小さなF-15戦闘機もデッキからだと距離が近いので撮影しやすいですね。
北風運用時は着陸機を狙うには遠すぎるので、離陸機か転がりが撮影の中心になります。
離陸機の背景には沖合に建設中の第2滑走路も見えますね。
那覇空港では陸上自衛隊機も見ることができますよ。
北風運用時の離陸機は上りが早いため、下からの絵になってしまいますね。
こちらは36に降りたバニラの転がりですね。
続いて南風運用時の写真を紹介します。
南風運用ではランウェイ18への着陸機を中心に撮影することができます。
展望デッキは滑走路の北側に位置しているので、着陸機との距離が近いですね。
ランウェイ18に向かう対潜哨戒機のP-3C。那覇ではP-3Cもよく見る機体ですね。
沖の方には建設中の第2滑走路も見えます。
プロペラ機の撮影では、シャッタースピードが速いままだとプロペラが止まってしまうので注意ですね。
撮影前に設定を変えるのを忘れないようにしましょう。
迷彩色がかっこいいC-1輸送機。C-130とともに見る機会の多い航空自衛隊の輸送機ですね。
続いてやってきたのはC-2輸送機。
さすがC-2はかなり大きいですね。C-1輸送機と比べると大きさの違いがよくわかります。
ちょっと遠いですが、デッキの南端からはなんとか上がるシーンも撮影可能です。
JTAの機体も那覇空港ではよく見る機体。
JTAは機首部分のうちなーの翼のロゴが可愛くて好きなんですよね。うちなーの翼で『沖縄の翼』。
うちなーの翼のロゴをよく見ると、南十字星が描いてあるのに気づきましたか?
デザインの細かいところまで沖縄らしさが込められています。
ボーイング737-500のエンジンにのみ描かれているイルカちゃん。
那覇空港ではどことなく嬉しそうに見える気がします。
エバー航空などの近距離アジア線も数多く撮影できる那覇空港。
展望デッキの南側では接地間際の真横カットも撮影できますが、第2滑走路の工事現場が気になりますね。
北側展望デッキでは真横カットよりやや前がちでの撮影になってしまいますが、後ろの工事現場が気にならないのでいいかもしれません。
トラフィックが多い那覇空港。北側展望デッキでは着陸機待ちの離陸機の姿もよく見る光景です。
航空自衛隊の輸送ヘリ・チヌーク。
プロペラブレードの回転が遅めなので、撮影時しっかりとシャッタースピードを落としてあげないとプロペラが止まってしまいます。
続いてランウェイ18に進入するバニラエアを遠景で。北側デッキから撮影できます。
JTAのサクラジンベエは青のジンベエジェットと並んで人気のあるJTAの特別塗装機。
その姿はまるで空を置いでいるよう。
サクラジンベエはやはり沖縄の空が似合いますね。
展望デッキでの飛行機撮影におけるポイント
撮影に向いている時間帯や風向きは?
那覇空港の展望デッキでは午前順光、午後から逆光です。
南側方面へカメラを向けての撮影は半逆光気味で、北側方面へカメラを向けた撮影の方が綺麗な順光で撮影することができます。
必要レンズ
滑走路真横を撮るなら300ミリ程度、南方面への上がりを撮るなら600ミリ程度必要です。
撮影時の注意点
那覇空港・国内線ターミナル展望デッキでの撮影において注意したいのがこれです。
フェンスとワイヤーフェンスのダブルガード。せっかく広いデッキなのに、このダブルフェンスによって撮影がかなり制限されてしまいます。
特に邪魔になるのが手前のフェンス。
フェンスとワイヤーフェンスの間は少し距離があるため、フェンスの手前から飛行機を撮影しようとしても、ワイヤーフェンスにレンズをくっつけて撮影することができません。そのためワイヤーフェンスをぼかすのが難しくなってしまいます。
ただし曇りや日陰でワイヤーに太陽光が当たっていなければ、結構ワイヤーはぼかすことができるので、チャレンジしてみてください。
もし天気が良く、ワイヤーフェンスをぼかすのが難しい場合、一部フェンスがないところがあるので、そこからであればワイヤーフェンスにくっついて撮影することができ、ワイヤーを消して撮影することが可能です。
但し、このフェンスがない場所というのがかなり少ないので、撮影者が複数いると場所がない場合もあるのでご注意ください。
もう一つは、障害物が多く真横カットが撮りにくい点に注意が必要です。フェンスがない場所から真横カットをいざ撮影しようとすると、搭乗口の建物やボーディングブリッジが意外と邪魔になる場所が多いです。
フェンスや障害物が多いため、せっかく広めの展望デッキがあるのに撮れる場所は少ない印象ですね。
おわりに
広めの割には意外と撮影場所が限られてしまう那覇空港の展望デッキでしたが、色々な飛行機を撮影することができるので楽しまると思いますよ。
展望デッキなら移動もいらず気軽に撮影できますし、隙間時間にももってこいです。