沖縄には観光名所が多々ありますが、
飛行機好きな人におすすめしたい見学スポットが「道の駅かでな」。
嘉手納基地の飛行機を見学するのに一番おすすめのスポットです。
「道の駅かでな」と、嘉手納基地で戦闘機を見学するのにおすすめの時間帯も紹介します!
もくじ
道の駅かでな基本情報(営業時間・設備・レストラン)
営業時間 | 展望デッキ 8:30〜22:00、その他は店舗による |
定休日 | なし |
館内 | レストラン、軽食コーナー、お土産店、野菜直売所、展示コーナー、スカイラウンジ、展望デッキ |
住所 | 〒904-0202 沖縄県嘉手納町字屋良1026-3 |
公式HP | 道の駅かでな |
道の駅かでなは、嘉手納基地を一望できる展望デッキが大人気。屋上の展望デッキに上がれば滑走路が見渡せる最高のロケーションです。
さらに地元のグルメやお土産を楽しめるほか、基地に関する展示コーナーなどもあり、沖縄と米軍基地について知ることができるスポットです。
アクセス
〒904-0202 沖縄県嘉手納町字屋良1026-3 那覇空港から車で約1時間。
フロアガイド
道の駅は嘉手納基地の隣、県道74号線沿いにあります。那覇市内から訪れる場合、国道58号線を北へ進み、右手に嘉手納基地が見えてきたらロータリープラザで県道74号線に入り、基地沿いに3kmほど進むと左側に見えてきます。
道の駅かでなはリニューアルオープンに向けてずっと工事を行っていましたが、ついに2022年4月にリニューアルOPEN。
フロアマップ
リニューアル後の新たなフロアマップがこちらになります。
1F フードブース
リニューアル後の1階フロアには、野菜直売所のほか、軽食コーナーのあるフードブースがオープン。
1F お土産店
1階にある人気のお土産店はリニューアル後も営業中。
お菓子やお酒など沖縄の特産品やお土産、嘉手納グッズなどを販売しています。
1F ジャンボバーガーが名物の軽食コーナー「アップキティ」
1階お土産店の向かいには軽食コーナー。
定番の各種ハンバーガーやサンド類、タコライスなどの食事や、ブルーシールのアイスなどが楽しめます。ジャンボチーズバーガーはここの人気の名物メニューなのでお試しあれ。
2F 沖縄ステーキ店「HALELEA DINNER」
2階にある沖縄ステーキ店が、「OKINAWAN STEAK HALELEA DINNER」。
沖縄ステーキやハンバーグが食べれるお店。お肉の量は好みで選べて1,000円から食べられます。ご飯、みそ汁、キムチが無料で食べ放題。たまごも1個付いてくるので、熱々の鉄板で目玉焼きにしたり、卵かけご飯としても楽しめます。
ステーキを食べたあとはステーキ店と同じフロアにあるクレープ屋さんもおすすめ。甘いものは別腹ですよね。定番のクレープのほかにオリジナルメニューもありますよ。
3F 学習展示室
3階には嘉手納基地について学べる学習展示コーナーがあり、2023年にリニューアルオープン。開場時間は9:00~18:00。
展示コーナーでは、パネルや映像、音響装置、シアターなどで展示されています。
奥にある展示部では、嘉手納基地周辺での生活を臭いや音で体験できるコーナーもありました。
壁側では沖縄戦や嘉手納基地の歴史をパネルや映像、漫画で紹介するコーナー。
リニューアル前と比べて、嘉手納基地や沖縄戦の歴史をわかりやすく学べるようになりました。
4F 展望デッキからは基地内を一望
最上階の4階は嘉手納基地を一望できる展望デッキ。
リニューアル後にできた新展望所は基地側に近くなり、ますます見学しやすくなりました。
新しくできた新デッキでは、嘉手納基地に飛来する航空機などがパネルで紹介されています。
残念ながら新展望デッキにはベンチがありませんが、
以前からある展望台にはテーブルやベンチがあるので、ゆったりと見学したい人はこちらをどうぞ。
空港の展望デッキで多いワイヤーフェンスなども一切ないので開放感も抜群。カメラで飛行機を撮影する際も撮りやすいです。
ただし展望デッキでは三脚の使用は禁止となっています。
手持ちで撮影するのは問題ないので、撮影する際は手持ちで撮影するようにしましょう。
県道74号線を挟み、嘉手納基地はすぐ隣。
展望デッキからは文字通り滑走路や管制塔、格納庫など、嘉手納基地内を一望できます。
展望デッキにあるスカイラウンジでは、ソフトクリームやローカルフードなどを販売。
自動販売機も設置されています。
こんな飛行機が見れる
嘉手納基地に所属する飛行機や飛来する飛行機などを、ここから撮影した写真を使って一部紹介します。
嘉手納基地は3,700mの2本の平行滑走路(05L/23R、05R/23L)を有する日本にある米軍基地の中でも最大の基地で、F-15C/Dなどの戦闘機も配備されています。
2本ある滑走路のうち、戦闘機は奥側を、大型機は手前側の滑走路を使用することが比較的多いです。奥側の滑走路から離着陸する戦闘機を撮影する場合、焦点距離900ミリ程度のレンズが必要です。
戦闘機は見学者にも一番人気の機体で、アフターバーナーを焚いて力強く離陸する様子はまさに圧巻。滑走路向かいの右手側にはずらっと並んだ戦闘機用のハンガー(格納庫)も確認できます。
展望台の正面、滑走路を挟んだ向かいのエリアには、P-8AやP-3C対潜哨戒機が並んでいます。
上の写真は対潜哨戒機のP-8A。
こちらは航空機に空中給油を行うKC-135。お尻にある給油ブームが特徴的ですね。
353特殊戦航空群(353SOG)のMC-130J特殊戦機。C-130J輸送機を特殊作戦用に改修した最新型の機体です。
EP-3E電子偵察機。P-3を改装した電子偵察機で、機首下にある円盤型のフェアリングが特徴的。着陸の際に激突してしまうんではないかというくらい機首を突っ込んだ姿勢で降りてきます。
道の駅かでなは基地の北側に位置しているため、南風の時(R/W23運用)はちょうど目の前に飛行機が降りてくるので、南風のシーズンがおすすめ。
R/W23運用では、離陸機もちょうど目の前で滑走路に進入していきます。
嘉手納基地の周囲はフェンスに囲まれていますが、ここの展望台であれば手前の誘導路をタキシングする飛行機もバッチリ見えます。
展望デッキの拡張工事が終わり、今よりも前方に拡張されるともっと見やすくなりそうですね。
手前側の誘導路を通る機体は目の前を通るので、迫力があります。
北風の時(RWY05運用時)は、離陸機は目の前を上っていき、
着陸機は地上を走行するタキシングを撮影することができます。
写真の離陸機はC-2Aグレイハウンド艦上輸送機(VRC-30 DET-3)で、空母ニミッツと陸上基地の間の輸送任務を行なっています。
展望デッキは夜22時までオープンしているので、暗くなっても夜間の離発着を見学できます。
戦闘機を見学できる時間帯とコツ
嘉手納基地を含め軍用飛行場では、空港のようにフライトのタイムスケジュールが公開されておらず、
飛行機の位置がリアルタイムで地図で確認できるアプリ『フライトレーダー24』でも軍用機はほぼ映りません。
戦闘機は朝から夜までどの時間帯でも飛ぶ可能性があります。
でもせっかく嘉手納基地に来たなら、戦闘機が見たい!という方のために、戦闘機を見学するためのちょっとした5つのコツをご紹介します。
- 土・日は休み
- アメリカの祝日も休み
- 駐機場に並ぶ飛行機の様子とエンジン音をチェック!
- 飛行機マニアさんの動きをチェック!
- 写真を撮るなら午後がおすすめ
軍隊といえど、基本的に訓練は土日はお休みです。またアメリカの祝日もお休みなので、平日なのに全く飛ばない!と思ったらアメリカの祝日だった…ということも。行く前にはカレンダーでアメリカの祝日をチェックしてみてください。
ただし休日でも一切飛ばない訳ではなく、基地間の移動などで一部の機体は飛ぶこともあるので、絶対見れないという訳ではありません。
また駐機場に飛行機が並んでいるか、エンジン音が聴こえるかなども見学できる可能性を上げるための判断材料のひとつ。これももちろん絶対というではなく、急にふらっと上がったり降りてくる機体もあります。
ちなみに道の駅かでなの展望デッキから正面やや右側に見える小さな格納庫が沢山並んだ場所がありますが、そこが戦闘機用の格納庫なので、注目してみてください。
さらに精度の高い方法としては、展望デッキに大きなレンズを付けたカメラを持った飛行機マニアさん達が沢山いるかチェックしてみてください。
この記事を書いている私を含めた飛行機マニアは航空無線(管制官と軍用機との交信)を聴いているので、戦闘機などの軍用機が飛ぶタイミングを把握しています。
大きなレンズをつけたカメラを構えたマニアさん達がデッキの先端に沢山いたら軍用機がすぐに飛ぶ事が多いですが、マニアさん達がデッキの方に少ない場合はしばらく飛ばないことが多いです。
話しかけやすそうな雰囲気の方がいたら、直接聞いてみるのもいいかもしれません。優しい方が多いのできっと教えてくれるはず!
これらは見れるチャンスを上げるコツという事で、ぜひ参考にしてみてください。
また飛行機撮影をするなら、機体が順光で撮れる午後がおすすめです。
「道の駅かでな」まとめ
飛行機好きには絶対おすすめの「道の駅かでな」。
沖縄に来た際はぜひドライブがてら、立ち寄ってみてください。