こんにちは!ヒコ太郎です。
当たり前なんですが、撮影スポットによって撮れる写真って違いますよね?
今回は羽田空港の撮影スポットのひとつである第1ターミナルの展望デッキについてまとめてみました。
まだ行ったことがない人にとって、第1ターミナルの展望デッキではどんな写真が撮れるのか、撮影に向いている時間はあるのかなど、撮影にあたっては色々と気になりますよね。
この記事では羽田空港第1ターミナル展望デッキでの撮影についてポイントを解説していきたいと思います。
もくじ
第1ターミナル展望デッキってどんな場所?
第1ターミナル展望デッキの紹介
まず第1ターミナルの展望デッキについて紹介します。
場所は羽田空港の第1ターミナルの6階にあり、北側デッキと南側デッキがあります。
南側デッキからA滑走路方面を見た様子です。
奥に見えるのはA滑走路で、その奥には国際線ターミナルが見えますね。
こちらは北側デッキです。南側デッキと同様であまり広くはありません。
16Rから離陸滑走に入るANA機。北側デッキからの撮影です。
北側デッキに売店はありませんが、各種自販機はあります。ジュースやアイス、お菓子などが売っています。
屋上にも展望デッキがあり、北側、南側のデッキとそれぞれ階段でつながっています。
階段を上がると屋上デッキに行くことができます。
屋上デッキは6階のデッキと比べかなり広いです。A滑走路の奥に京浜工業地帯の工場群が見えますね。
南側のデッキにはスカイステーションという売店がありまして、11:00~17:00の間オープンしています。ビールも売っているので、飛行機を眺めながら飲むのもいいですね。
売店付近には屋根もあるので、雨の日でも濡れずに撮影することができます。
雨の日はここで撮影している人が多いです。濡れずに撮影できるので助かりますね。
デッキの出入り口付近にはトイレもあるので、長時間の撮影でも安心です。
撮影に向いている時間帯
午前順光で午後は逆光となるので、午前中の撮影に向いています。
展望デッキまでのアクセス方法
羽田空港第1ターミナル中央の6階にあります。
鉄道を降りて最初に出るのがターミナル中央にあるマーケットプレイス。正面のエレベーターで6階に上がりましょう。
このエレベーターを使っていくのが一番便利です。地下1階から6階まで一気に上がることができます。
エレベーターを降りたらまっすぐ進みましょう。左に行くと南側デッキ、右に行くと北側デッキです。
デッキに入れる時間は?
デッキに入れる時間は決まっており、6:30~22:00です。これ以外の時間は鍵がかかっており、入ることはできません。
ターミナル間のアクセス方法
第1ターミナル展望デッキでの撮影が終わり、ほかのターミナルのデッキへ移動する場合はシャトルバスを使いましょう。
シャトルバスは約10分間隔で運行しており、無料で利用できます。
ターミナル中央1階からシャトルバスはでています。
看板に従い1階に降りたら、8番バス乗り場に向かいましょう。
どんな写真が撮れる?
1タミデッキで撮れる写真
- JAL機沢山
- 北風運用時、A滑走路の着陸機
- 南風運用時、A滑走路の離陸機
- 京浜工業地帯の工場群と絡めた写真
- 富士山と絡めた写真
- 南風運用時B滑走路に着陸する機体
- お台場にあるフジテレビや観覧車と絡めた写真
- 政府専用機の駐機
羽田空港第1ターミナルは、JALのホームグラウンドとなっているので、地上にいるJAL機を数多く撮影することができます。
滑走路の運用の方法は風向きで決まっていまして、北風運用時はA滑走路に着陸する機体を、京浜工業地帯の工場群と絡めて撮影することができます。このA滑走路の着陸機は、南方向からの到着機がメインとなります。
南風運用時はA滑走路を離陸する機体を撮影できます。この時の離陸機は南方面に向かう機体がメインとなります。
冬の空気がよく澄んだ日は運が良ければ富士山と絡めた写真も撮ることができます。羽田空港から富士山が見えるなんてびっくりですよね。
富士山との絡みで狙いたいのがハミングバードディパーチャーです。
北風のときA滑走路の34Lは騒音を避けるため通常は着陸のみで運用されますが、朝の限られた便のみ34Lを離陸で使うことがあります。これがハミングバードディパーチャーです。
34Lの離陸は都心上空を飛行することになるので基本やりません。
ハミングバードディパーチャーは朝の7頃に比較的騒音の小さい3便だけに許された出発方式です。
このハミングバードディパーチャーは富士山をバックに離陸機を絡めることができるんです。条件が限られてくるため、ぜひ狙っていきたい写真ですね。
このハミングバードディパーチャーは残念ながら2019年3月末で終了となります。
撮影できるのはあと僅かしかありませんので、チャレンジしてみてください。
屋上デッキの北側からは南風運用時、B滑走路に着陸する機体を撮影することができます。この時にお台場のフジテレビなどと絡めた写真も狙えます。
ただし距離がちょっとあるので500ミリ以上のレンズが必要です。
また政府専用機が千歳から整備で来ている時、たまにJALの格納庫前に駐機していることがあります。
この時に屋上デッキの南側にいけば、政府専用機の駐機を撮影することができます。
政府専用機が整備の場合はJALの格納庫前ですが、首相や皇室の方が搭乗する際はVIPスポットに駐機しています。
この時に屋上デッキの北側に行けば、政府専用機を見ることができます。
鉄柱などが邪魔であまり撮影には向きませんが、VIPスポットに駐機しているかどうかの確認はできますね。
撮影に必要なポイント
撮れるタイミング(風向き)は?
北風運用時
A滑走路34L着陸
南風運用時
A滑走路16R離陸
B滑走路22着陸
参考周波数
- 118.100 A滑走路(16R/34L)タワー
- 118.575 B滑走路(04/22)タワー
- 119.1 南到着アプローチ
必要レンズ
A滑走路方向であれば100~400ミリ
B滑走路では500ミリ以上
撮影時の注意点
展望デッキでの撮影って簡単そうに見えて意外と難しいんです。
まずは空港の照明。羽田空港は以外と照明が多いため、照明の柱に機体が被らないように撮影するのは難しいです。
照明と照明の柱の間を狙って撮影するような感じになると思います。
しかも照明の間から真横を狙うとなると場所もさらに限られてくるため、難易度は上がります。
あとネックなのがワイヤーフェンスです。デッキには安全のためワイヤーフェンスが横に張ってあります。
小さなレンズであればフェンスの隙間から撮影することができるんですが、太いレンズだとそれができないため、どうしてもフェンス越しの撮影となってしまいます。
その場合、ワイヤーフェンス越しにボカして撮影することになります。
しかしこのワイヤーフェンス、頑張ってボカしても写真にがっつり写り込むことがあるので油断ならないんです。
ワイヤーフェンスにピッタリとレンズをくっつけて正面から撮影する場合はあまり失敗しませんが、斜め方向から撮影するとどうしてもレンズとフェンスとの距離が少し開いてしまうため、フェンスが写り込むことが多くなります。
着陸機や離陸機など前がちや後追いで撮る場合、斜めから撮ることになるので気を付けましょう。
このワイヤーフェンスなんですが、金属でできてるので、快晴で順光という最高の撮影条件の時に、太陽に照らされてピッカピカに光り、さらに写り込みやすくなるという残念仕様です。
もう少しだけ隙間の間隔が広ければ全く撮影に支障ないんですが、絶妙な間隔で邪魔をしてきます。
安全上必要な間隔なのかもしれませんが、このフェンスに泣かされた方も多いと思います。
撮影の際はなるべくフェンスが写り込まないように注意して撮影してください。
また羽田空港はトラフィックが多いため、撮りたいタイミングで地上走行中や駐機中の他の機体に邪魔させることも多いので注意しましょう。といってもこればかりはタイミングの問題もあるので自分の運を鍛えてください。
あとはメラにも注意です。暑い日や前の飛行機の排気熱が残っていたりすると撮影した時に写真がメラメラと揺れて撮れることがあります。
これも自分で防ぐことは難しいですが、写真的には残念ポイントなので頭に入れておいていただければと思います。
おわりに
展望デッキでの撮影は最もポピュラーですし、撮影者も多くいるので初心者の方でも安心ですね。
飛行機との距離も近いですし、離陸、着陸、転がりを狙えるのでおすすめです。
撮影でなくても、展望デッキには椅子や売店もあるので一日中飛行機を眺めるだけでも楽しめますよ。
◆こちらの記事で羽田の撮影スポットについて紹介しています⬇︎