成田空港B滑走路の着陸機を間近で撮影できるポイント『東雲の丘』をご紹介します。
東雲の丘はどれくらい飛行機に近いかというと、デッキよりも間近に飛行機に迫れる撮影スポット。
そんな東雲の丘で撮れる飛行機写真、アクセス、撮影ポイント情報をまとめてお伝えします。
もくじ
東雲の丘撮影ガイド
- 光線 : 午後順光
- 写真 : R/W16着陸機や離陸機のラインナップ、34R着陸機の転がり
- 脚立 : 必要無し
- 駐車スペース : 無料駐車場あり
- 環境 : トイレ、自販機、近くにコンビニ
東雲の丘は正式名称『十余三東雲の丘』(とよみしののめのおか)といい、成田空港北側のB滑走路16Lエンド目の前にある公園です。光線は午後順光。
B滑走路16Lエンド付近から着陸機の真横が撮影できるので、飛行機のスポッティングにもってこいの場所。
公園には無料の駐車場に、トイレ、自動販売機があり、近くにはコンビニもあるので、撮影環境は抜群です。
遊具などは無く、まさに飛行機を見るためだけに作られたような丘で、その潔さが気持ちいいです。
丘の目の前に無料駐車場があり、車を降りて1分で撮影可能。外観はちょっと古墳チック。
丘の上に登るとこのようになっていてフェンスとベンチくらいしかありませんが、B滑走路16Lエンドが目の前に。滑走路との距離も近く、撮影には最高の眺望です。
フェンスにはご親切に撮影用のレンズ穴も開いてますが、わざわざここから撮らなくてもフェンスの上から撮影可能。脚立も特にいりません。
丘の上にあるこちらの看板では、成田空港に就航している飛行機が紹介されているので、チェックしてみると楽しいかも。
東雲の丘は南風運用時、成田空港B滑走路16Lに着陸する飛行機を撮影できる絶好のポイントです。
なんといっても素晴らしいのは飛行機との距離。本当に滑走路の目の前にあるので、デッキよりも飛行機に迫れます。
そしてもうひとつのポイントはその高さ。例えば成田で超有名なさくらの丘や飛行機の丘はやや低い場所にあるため、どうしても飛行機を見上げるような形になってしまいますが、
東雲の丘は高台にあるため、飛んでいる飛行機をアイレベルで真横から撮影できるんです。
これはスポッターとしては嬉しいポイント。
見上げながら目の前に飛行機が迫る迫力のある写真もいいですが、やはり真横から撮影できるのは魅力的ですよね。
十余三東雲の丘の場所
東雲の丘は、地図のこの場所。駐車場は無料で63台駐車可能。
東雲の丘で撮れる飛行機写真
フェンスから飛び出す飛行機
東雲の丘から飛行機を撮影するのは、初心者の方だとやや難しいかもしれません。
その理由はこのフェンス。
このように左側に大きなフェンスがあるため、飛行機はフェンスから飛び出してくる形になるんです。
まずB滑走路にアプローチしてくる飛行機はこのように見えてきます。
この時点ではまだフェンスは被りません。
その後、飛行機は左側にあるフェンスの中に潜る形になり、フェンスに一旦隠れてしまいます。
そしてフェンスの横から、このように飛び出してくるような流れとなります。
一旦隠れてから飛び出してくるため、慣れないとちょっと焦ってしまいますよね。特にお目当ての飛行機だった場合はドキドキかもしれません。
でも大丈夫です!
フェンスから飛び出していきなり真横になる訳ではないので、真横に来る前にピントを合わせる余裕はあります。
このタイミングで落ち着いてピントを合わせてあげれば、真横はバッチリ撮れます。
壁から飛び出してから真横に来るまでは0.5秒程度ですかね。
慣れるまでは難しいかもしれませんが、何度かやっているうちに慣れますよ!
そして真横を通り過ぎてタッチダウンかというところで、今度は手前の電線に邪魔されます。
東雲の丘での撮影は、こんな感じの流れですね。
フェンス、電線と邪魔なものは多い場所ですが、間近で真横がバッチリ撮れるのはとても魅力的です!
電線の隙間を狙えばタッチダウンも
これはややハードルが高いですが、電線と電線の隙間をうまく狙えばこのようにタッチダウンの瞬間も撮影可能です。
絶妙な位置にあるので確実ではありませんが、余裕があれば狙ってみてください。
スポッティングカットを撮るのにベスト
やはり東雲の丘はスポッティングカットを撮るのがベストですね。
着陸機はB滑走路に降りてくる方が多いので、スポッティングカットを狙うには非常にいい場所です。
短い滑走路とはいえ、777も普通に降りてきます。
現在オーロラを日本で見る事ができるのは成田と千歳のみ。
見れたらちょっと嬉しい航空会社ですね。
スカチ塗装のダイナジャンボ。
シルバーの塗装が超クールですよね!これを撮るためだけに成田に行った事ある人は私だけじゃないはず。
A滑走路着陸機をシルエットで
東雲丘は午後にB滑走路を順光で撮影できるんですが、反対にA滑走路方面は逆光です。
しかしその逆光を活かしてA滑走路にアプローチする機体をシルエットで撮るのもおもしろいですね。
東雲の丘は見晴らしがいいので、シルエット写真が簡単に撮れます。シルエット写真は思い切って露出を低めにして撮るといい感じですね。
天気がいい日はシルエット写真もぜひ撮ってみてください。
使用滑走路で東雲の丘とさくらの山を使い分け
個人的には、東雲の丘はB滑走路版さくらの山ともいえるようなポジションかなと思います。
というのはどちらも南風運用時、午後に着陸機を撮影できる場所という事で、同じような条件で撮影するスポットだから。
B滑走路はA380以外はすべての機種が降りられるので、絶対に撮りたい飛行機がある場合、どちらの滑走路に降りてくるかを見極めて、東雲の丘とさくらの山を使い分けることになります。
A滑走路に着陸するならさくらの山、B滑走路なら東雲の丘ですね。
東雲の丘からさくらの山までは車で約20分程度。中間地点で待機していれば、エアバンドでアプローチを聴いてから移動してもなんとか間に合う距離感です。移動中は焦ってしまうと思いますが、運転はくれぐれも気を付けてくださいね。
おわりに
フェンスがやや邪魔にはなってしまいますが、南風の午後にB滑走路の着陸機を撮影するには最高の場所ですよ!
真横の撮影も慣れてしまえば難しくはありませんので、ガンガン撮って練習してみてください。
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