カメラのメンテナンスしてますか?
カメラは屋外で使うことも多く、どうしても汚れやホコリの混入や、故障などのトラブルが付き物です。
普段メンテナンスしていない方はもちろん、毎回クリーニングキットでちゃんとお手入れしているよという方にも活用していただきたいのが、キャノンのサービスセンターなんです。
キャノンサービスセンターとは?
キャノンサービスセンターとは、キャノン製のカメラの修理やクリーニングなどのメンテナンスを行ってくれる場所です。
カメラクリーニングなどは私たちでも行うことはできますが、センサー周りのクリーニングは素人にはちょっと怖いですね。
センサー類は非常にデリケートな部品なので、ちょっとした傷でカメラを壊してしまいます。
そういったデリケートな場所をクリーニングする場合はプロに任せた方が安心ですね。
修理やクリーニングなど有償にはなってしまいますが、自分でクリーニングを行ってカメラを壊してしまったらそれ以上に多くの費用がかかってしまうリスクを考えると悪くはないと思います。
持ち込み窓口は銀座・品川・名古屋・大阪にあります。遠くて行けないよ!という方も安心して下さい。
それぞれ持ち込み修理の他に引き取り修理もできるんです。
引き取り修理は別名らくらく修理便と言って、みなさんの家まで指定の業者がカメラを取りにきて修理完了後にまた家まで送ってくれるというサービスです。
送料が1,620円かかってしまうのが難点なんですが、わざわざ行かなくていいので楽チンですし、近くにサービスセンターがない人は自分で行く交通費を考えるとむしろ安いですよね。
中々サービスセンターに行く時間がないという忙しい人にもありがたいサービスだと思います。
引き取り修理と持ち込み修理、お住まいの場所や状況に合わせて選んでください。
キャノンサービスセンターに行ってきた
6Dを購入してそろそろ1年。
故障は全く無いんですが、ファインダーを覗くと細かなホコリが映るのが気になっていました。
ブロワーやレンズペンなどを使い、自分でクリーニングをしているんですがファインダーに映る影がどうしても消えなくて。
その影は写真には映らないものの、やはり気になります。ファインダーを覗くたびに見えるホコリの影はあまり気分のいいものではありません。
そこで今回思い切ってキャノンのサービスセンターに見てもらうことにしました。
以前から気になっていたキャノンのサービスセンター。今後のためにも一度利用してみようと思い、早速足を運んでみました。
キャノンの修理持ち込み窓口は銀座・品川・名古屋・大阪にあります。
品川だけサービスセンターという名称ではなく、キャノンプラザSという名称ですが、同じように修理を受け付けてくれます。
私は今回銀座のサービスセンターを利用しました。
購入後1年間は修理保証があるので保証書を忘れないようにしましょう。
銀座のサービスセンターは銀座のビルの一角で2階にあります。1階右手にはキャノンのショールームが入っています。
ここから中に入りましょう。
中に入るとこんな感じ。あれ?間違えちゃったかな?と一瞬不安になりますが、左のエレベータで2階に上がりましょう。
このエレベーターで2階へ。大丈夫でしょうか?
エレベーターを上がって2階へ行くと、無事サービスセンターがありました。
番号札を取って5分ほどで呼ばれました。
ファインダーの中に影が映る事を伝え、軽く見てもらうと今回ファインダーの中に映っていた影はなんとゴミではなく水垢でした。
自分ではちゃんとクリーニングしているつもりだっただけに非常にショックでした。
どうやら雨の日の撮影で湿気がカメラの内部に入り、それが乾いた時にできてしまったようです。
これはクリーニングでは取れないので交換が必要という事でした。
無償修理の対象外で一体いくらかかるんだろうと内心ドキドキしていたところ1,500円ほどで良心的な値段に一安心しました。
時間も3時間ほどで修理ができるとのこと。しばし6Dとお別れです。
サービスセンターを出ようとすると入り口付近になにやらおもしろいものが。
キヤノンの白レンズとLレンズが飾ってあるな~と思ったら、なんとマグだったんです。本物のレンズそっくりのマグ、めっちゃ欲しくなりました。
このレンズマグ、キャノンのオフィシャルグッズなんだそうです。
しばらく買うかどうか本気で悩んでしまいました。しかしお値段がちょっと高めだったのと、すでにマグをたくさん持っているので今回は買うのを諦めました。
一旦外に出て時間を潰し、3時間ほどして戻ると修理してもらったかわいい6Dが丁寧に梱包されていました。
修理を担当してくださったキャノンの方がとても親切な人で、色々と教えてくれました。
キャノンの方曰く、防水とは言っても雨の撮影ではどうしても水分が多少カメラの内部に入ってしまうとのこと。
確かに本格的な雨の日はカメラの本体を濡れないように防水カバーをつけていますが、急の雨やちょっとした雨では防水カバーなしで撮影していた事もありました。
濡れたらすぐに拭いてあげていたんですが、完全に濡らさないのは難しいですよね。
しかも濡れなかったとしても湿気自体は防げないようです。
たとえば寒い日に外で撮影して暖かい部屋に入ると急に機材が暖まるためカメラの内部で結露が発生し今回のようになってしまうこともあるんだそうです。確かにそういう事ありました。
これは聞いて驚きだったんですが、湿気やホコリというのは外でレンズ交換をしていなくてもカメラの隙間などから入ってしまうんだそうです。
どうしても入ってしまうものなので完全に防ぐのは難しいとのこと。
ではどうしたらいいかというと、ホコリは使用前、使用後にブロワーで飛ばしてあげたり、電源を操作した時に行われるセンサークリーニングの時にレンズを外さないなどが大切みたいです。
水滴や湿気はまずは濡れないようにすること、濡れてしまったらすぐに拭いてあげる、寒いとこから暖かいところに入る際は徐々に暖かくする事で曇りを発生させないなど。
そしてカメラやレンズは防湿庫で保管してあげるというのが大切みたいです。
湿気などはカビの原因ともなってしまうのでカメラやレンズの天敵です。防湿庫は安いものでは3,000円以下で買えるのでぜひ用意しておきましょう。
汚れというのは時間が経つほど落としにくくなってしまうので、サービスセンターに定期的に見てもらうとさらによさそう。
普段は自分で丁寧にクリーニングをして、半年や年に一度サービスセンターで見てもらうのがいいんじゃないでしょうか?
ただのクリーニングのつもりが色々と勉強になったサービスセンター訪問でした。
丁寧に教えていただいたキャノンのサービスセンターの店員さん、ありがとうございました。
キャノンサービスセンター銀座への行き方
銀座駅からの行き方を紹介します。
まず銀座駅に着いたらA7番出口を出ましょう。
地上に出たら左に曲がり、三越沿いにまっすぐ進みます。
まっすぐ進むとS&Bの赤い看板が見えてきます。
赤い看板の手前に白い建物があるのがわかりますか?そのまま進んで白い建物の前まで行きましょう。
白い建物は交番でした。交番右にある路地に進みます。
そのまままっすぐ進みます。ここまでくると左側にキャノンプラザ銀座のビルが見えてきます。
キャノンプラザ銀座に着きました。中に入り、エレベーターで2階に行くとキャノンサービスセンターです。
おわりに
今回私のファインダーに映っていたゴミから利用することとなったキャノンサービスセンター。
カメラのメンテナンスに対してとても考えさせられました。
今回はパーツ交換だけで済んだのでよかったんですが、湿気からカビが生えてしまったら修理不可能です。
新しく買い替えとなるととても高いですし、大切なカメラが使えなくなってしまったらとても悲しいですよね。
日々のメンテナンスと何か少しでも不具合があったらサービスセンターを利用しカメラを大きな故障から守りましょう。
今回はキャノンカメラの強い味方、キャノンサービスセンターをご紹介しました。
カメラは長く使うものですので大切に使ってあげて、楽しいカメラライフを過ごしましょう。