飛行機の写真を撮ろうと思った時、必要なものは何でしょうか?
そうです、カメラですね!
これから写真を始めてみようというといった時にまず悩むのがカメラ選びです。
こんなにたくさんのカメラが…
そこで初めての一眼レフでお勧めするのがこのカメラです。

CANON 6D
これから初めて一眼レフを買おうと思ってる方には断然このカメラをお薦めします。
えっ?6D?と思われた方もいると思います。飛行機撮影で6Dを勧める人はあまりいないですからね。
でもこの6D、飛行機撮影はもちろんの事、旅行の写真や料理、大切な誰かを撮るのにもこのカメラ1台で全部こなせるすごい奴なんです。
ネット上では口コミなどで動きもの(飛行機)を撮るのには向かないと、よく言われているのですが、全くそんなことはありません!
安心して下さい!
このカメラで飛行機を撮り続けている私が言うんですから間違いないです!
では私が何故この6Dをお薦めするのかと、何故口コミで動きものに向かないと言われているのかを含めてお伝えしていきます。
もくじ
飛行機初心者の最初のカメラに6Dをお薦めする理由

- 軽い
- 丈夫
- フルサイズ
- 高感度に強い
- Wi-fi搭載
- 安い
1、軽い

まずこのカメラ、めちゃくちゃ軽いんです!なんと755g!
2大メーカーのキャノン、ニコンの主なカメラと比較してもご覧の通りです。
キャノン
6D 755g
5D Mark Ⅳ 890g
7D Mark Ⅱ 910g
ニコン
D850 1005g
D810 980g
D750 840g
どうでしょう?フルサイズでこの軽さは圧倒的です!
でもたった100gから200gくらいでしょ?と思われるかもしれませんが、持ってみると違いは歴然です。
既に一眼レフをお持ちの方はお分かりかと思いますが、初めて一眼レフを購入される方はまずカメラの重さに驚かれると思います。
そもそも一眼レフって結構重いんです。特に飛行機撮影用の望遠レンズなんかを付けていると非常に重くなりがちで、他のカメラで半日撮っていると首や腕が非常に疲れます。
カメラが重いと持っていくのが面倒になり、次第に持ち出さなくなってしまう人もいますからね。
特に旅行などで荷物が多い時に重いカメラを持って行くのは本当に大変です。
しかし超軽量なこのカメラならいつでもどこでも持って行けて楽チンなんです!軽いは正義ですよ!
しかもこのカメラ、サイズも小型なので鞄なんかに忍ばせておいて、必要な時にぱっと取り出して撮れるので大事なチャンスを逃しません。
2、丈夫

エアフォースワンの飛来など、1年に1度撮れるか撮れないかといった大事な場面で、もしもカメラが壊れてしまったら後悔しても悔やみきれません…。
入門機の軽いカメラなんかだと、ボディにプラスチックを使っていたりするので壊れないか心配なんですが、6Dはこんなに軽いカメラなのに高級機と同じマグネシウムボディなんです。
撮影中はタイミングを逃さないように首から下げて歩き回るので、色々なところにガンガンぶつけるんですが、全く壊れません。マグネシウムの頑丈なボディならではの安心感があります。
そして!!そんな頑丈なボディに防塵防滴機能まで備わってます!鬼に金棒とは正にこの事です!
飛行機の撮影では、風が強かったり雨だったりと、過酷な状況で撮る事が沢山あります。
1年以上ハードに使っていますが、ホコリにまみれ、雨に濡れながら全く壊れないのは大したものです。
3、フルサイズ
まずはフルサイズならではの圧倒的な模写力と表現力!非常に綺麗な絵を叩き出してくれます。
せっかく写真を撮るなら綺麗な絵で撮りたいですよね。6Dは模写力に非常に定評があります。
最近のAPS-C機も綺麗な絵で撮れますが、やはり6DのAPS-Cサイズの2.5倍もの大型センサーを活かした表現力はひとつ上を行っています。
入門機としてはよくEOS Kissの名前が挙げられますが、写真を続けていくと必ずフルサイズが欲しくなってくると思います。
6DとEOS Kissは値段も2~3万円しか変わらないので、それでフルサイズの画質が手に入るのは魅力的ではないでしょうか。
あとフルサイズで変わってくるのは画角です。APS-Cは焦点距離が1.6倍になるため、遠くのものを撮影するには有利ですが、近い距離で大型のものを撮影しようとする場合は入りきらなくなってしまいます。
4、高感度性能

いつでも明るい場面で撮れるとは限らない飛行機撮影。夜間や夕暮れ時など、暗い場面での撮影も多々あります。
暗い中での撮影では、基本的にはシャッタースピードを遅くして流しながら撮るんですが、それでも限界はあります。
そんな時にはISO 感度をあげて対応しますが、そーすると発生するのが憎っくきノイズです。
ノイズが発生するとザラザラとした汚い写真になってしまいます。
しかしこの6D は高感度特性に強く、他の機種と比べ非常に綺麗な模写をしてくれるんです。
この高感度特性は、普段使いでも三脚を持っていない時や、夜間や屋内での手持ち撮影、夜景撮影の時などで非常に強い味方になってくれます。
5、Wi-Fi搭載

この6D、発売されてからかなり経っており、新型のマークⅡが発売された事で、いよいよ生産終了になってしまったんですが、CANONの一眼レフで初めてWi-Fi機能を搭載したんです!
今でこそ新しい機種には当たり前のように搭載されていますが、ニコンのD810などの高級機種でも搭載されてなかったりするんです。
このWi-Fi機能はあると本当便利ですよ!
Wi-Fi機能がないと、いちいちパソコンでデータを取り出す必要があるんですが、Wi-Fi機能があれば撮ったその場でスマホにデータを移せるので、何人かで写真を撮った時なんかにすぐにみんなで写真をシェアしたりできますし、LINEで送れちゃったりするんです!
すぐに写真が渡せたら喜んでもらえますよね。

6、安い
そして何より安いんです!
フルサイズカメラでこんなに安く買えるのは6Dだけでコスパ抜群です!
発売当時17万円だったのが2018年6月現在、なんと99,341円です!10万円切っちゃってます!!持ってけドロボー状態ですよ!
ひとつ上のフルサイズ、5DMarkⅣなんかだと27万円もするので、中々手の出る値段ではないですよね。
この価格差と出来上がる写真の差を比べると6Dは断然お薦めです!
6Dの気になる点は?
6Dは飛行機などの動き物の撮影に向かない?
ここまでお薦めポイントを説明してきましたが、もちろん気になる点もあります。
説明していきましょう。
6Dは風景を撮るのにはいいけど、飛行機や鉄道など、動く物には向かないとよく言われています。
その理由は連写スピードとフォーカスポイントです。
連写スピード

連続撮影速度は4.5コマ/秒です。これは1秒間に4.5枚の写真が撮れるという事です。
上位機種では1秒間に7~10枚撮れますのでちょっと力不足かなと感じます。
しかし旅客機メインで撮影するのであれば充分な性能です!旅客機は遅いですし、動きも重たいので失敗する事はほとんどありません!
ただし戦闘機など速い飛行機をメインで撮りたいのであれば、他のカメラにした方がいいでしょう。
フォーカスポイント
フォーカスポイントとはカメラがピントを合わせる事ができる場所の事をいいます。
撮影する時はこのフォーカスポイントがある場所でしか、ピントを合わせる事ができません。当然ですが、フォーカスポイントが多ければ多いほどピントを合わせやすくなります。
6D は11点フォーカスです。CANON の他の機種では45~65点なので、比べると心許ないですね。
しかも只でさえ少ない11点フォーカスなのに、中央1点を除いて他の10点は性能が悪く、ほとんど頼りになりません!笑
精度が高いのは真ん中の1点のみです!笑
真ん中以外ピント合わせられないとか使えねぇじゃん!!とお怒りの声が聞こえてきます!
しかし、この真ん中1点がめちゃめちゃ高性能なんです!もうばりばりピントが合っちゃう。
飛行機撮影ってピントを合わせる位置がすごくシビアなんですよ。別記事で詳しく書きますが、機体の中でもコクピットにピントが合ってなきゃいけないとか。

そんな時にフォーカスポイントが沢山あると、本来ピントを合わせたくないところにピントが合っちゃうんですよ、尾翼とか。
人を撮る時だって同じですよ!よくありません?顔にピントを合わせたつもりなのに、顔がボケちゃって手とかにピントが合っちゃってたとか。
後から見返した時、顔がボケちゃってたりしたらすごく残念ですよね。
フォーカスポイントが多いって事はピントを合わせたくない所にピントが合っちゃう事故も増えちゃうんですね。
だから私はピントを合わせたい所をしっかり決めるために、あえて他のポイントを切っちゃって中央1点で撮影します。だから全く問題ありません。ピントを合わせてからフォーカスロックで構図はいくらでも作れます。
しかも中央1点のフォーカスポイントは高性能!そう考えると、しっかりと考えて撮ってあげれば特にデメリットでもないのかなと思います。

おわりに
ここまで読み進めていただいてありがとうございます。
ここまで6Dを勧めておいてなんなんですが、先日後継となる6DMarkⅡが発売されたため、6Dは製造中止になってしまいました。
MarkⅡも6D の血を引くいいカメラなんですが、164,671円(2018年6月現在)します。6D と比べて6万円高いです。
もちろん機能はほぼ全ての点で向上していますが6万円をどう取るかです。私個人的には在庫があるうちは6D を買いますね。
ちなみに製造中止となったものの、在庫が無くなるまでは購入可能です。
こんなにいいカメラを安く手に入れるチャンスなので、欲しい方は無くなる前に急いだ方がいいですよ!