羽田空港第1ターミナルにあるJAL国内線搭乗者用の「サクララウンジ」。
全国にある国内線サクララウンジの中でも、羽田空港のサクララウンジはシャワーも使えてかなり快適。
1タミ内に2つある国内線サクララウンジですが、それぞれの違いも含めてまとめました。
もくじ
国内線サクララウンジ設置空港
JALを代表するサクララウンジ。全国には14空港に国内線用サクララウンジがあります。
サクララウンジよりも上のダイヤモンド・プレミアラウンジは、日本にわずか5か所のみ。
ダイヤモンド・プレミアラウンジのある空港は、
国内線ファーストクラス便の設定がある基幹空港に設置されています。
国際線にもサクララウンジがありますが、同じサクララウンジでも国内線と国際線では全く違います。
国際線サクララウンジは、国内線と違って設置されている空港も少ないです。
- 【羽田空港】サクララウンジ
- 【成田空港】サクララウンジ
- 【関西空港】サクララウンジ
- 【中部国際空港】サクララウンジ
羽田空港(国内線)「サクララウンジ」ラウンジ情報
南ウィング | 北ウィング | |
場所 | 羽田空港第1ターミナル国内線制限エリア(エアサイド)南ウィング | 羽田空港第1ターミナル国内線制限エリア(エアサイド)北ウィング |
営業時間 | 5:15~最終便出発まで | 5:30〜最終便出発まで |
座席数 | 約350席 | 約390席 |
到着時の利用 | × | × |
ドリンク | ソフトドリンク・アルコール | ソフトドリンク・アルコール |
軽食 | △(スナックのみ) | △(スナックのみ) |
シャワー | 〇 | 〇 |
トイレ | 〇 | 〇 |
サービス | Wi-fi コンセント クローク マッサージチェア 通話ブース スモーキングルーム コピー機 | Wi-fi コンセント クローク マッサージチェア 通話ブース スモーキングルーム コピー機 |
入室資格 | JAL上級会員(サファイア以上) ワンワールド「サファイア」以上の上級会員 ファーストクラス搭乗者 | JAL上級会員(サファイア以上) ワンワールド「サファイア」以上の上級会員 ファーストクラス搭乗者 |
JAL公式サイト | 羽田空港JALサクララウンジ(国内線) |
入室資格
サクララウンジ(国内線)の入室資格は下記の通りです。
JAL便搭乗でoneworldサファイア相当の上級会員資格 JAL国内線ファーストクラス利用者(当日中の乗り継ぎ利用も含む)JAL国際線ファースト・ビジネスクラス利用者(翌日午前6時までの乗り継ぎ利用も含む)JGC Five Star会員(国際線通算搭乗100万マイルor国内線搭乗回数1,250回)ラウンジクーポン利用 有償利用(3,000円) |
3,000円支払えば上級会員でなくても誰でもサクララウンジを利用することができるという点が特徴のひとつ。
シャワーが無料で使えてビールも飲み放題と考えれば、悪くはないと思います。
有償で利用する場合は、事前にJALの公式サイトで予約が必要です。
ラウンジの場所
サクララウンジがあるのは、北ウイングと南ウイングの2か所。
どちらも制限エリア内の保安検査場すぐ近くにあり、北ウイングなら保安検査場Fの近く、南ウイングなら保安検査場Cの近くです。
JGCやJALサファイア以上の上級会員の場合、通常の保安検査場を利用する必要はなく、
JALグローバルクラブ専用の保安検査場を利用できます。
JALグローバルクラブ専用の保安検査場があるのは、北側・南側ともにJALグローバルクラブカウンターの横あたり。
専用保安検査場なので、保安検査で待たされるストレスがありません。
JGC保安検査を抜けると、ラウンジへ続く入り口が隣にあります。
ファーストクラス専用保安検査場と違ってラウンジに直結ではありませんが、ほぼ直結のようなものなのでスムーズです。
サクララウンジとダイヤモンド・プレミアラウンジは同じ場所にあり、レセプションも共用。
ファーストクラス専用保安検査場からやってきたD.Pラウンジ利用者とは、ここで合流します。
レセプションに着いたら、ICカードやチケットを端末にタッチして受付。
北ウイングだと左側、南ウイングだと右側がサクララウンジです。
北側と南側の違い
南・北にある2つのサクララウンジは、このように左右対象になっており、設備やラウンジサービスは全く同じ。
北側と南側の主な違いとしては、座席数。
北側は390席に対して、南側は350席と狭くなっています。その関係で南側の方が混雑気味。
ラウンジサービスは北と南で変わらないので、搭乗ゲートに近い方を利用するのがおすすめです。
シャワー、キッズルーム、マッサージ機、コピー機などの設備関係は両ラウンジにあり、全く同じ。
ビールなどお酒のラインナップ、ソフトドリンク、スナックなども全く同じメニューなので、搭乗口に近い方を利用すれば問題ありません。
ダイヤモンド・プレミアラウンジとの違い
羽田空港国内線にはサクララウンジの他に、ダイヤモンドプレミア会員やファーストクラス利用者向けのダイヤモンド・プレミアラウンジもあります。
→羽田空港JAL「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」ラウンジガイド
似ている2つのラウンジですが、国内線サクララウンジとダイヤモンドプレミアラウンジとの大きな違いは4つ。
軽食の有無、ドリンクのグレード、キッズルーム(こどもラウンジ)、搭乗ゲート直結の出口。
DPラウンジでは、パンやおにぎり、スープなどの軽食が提供されていますが、
サクララウンジはスナックと飴のみの提供。
サクララウンジ(国内線)とDPラウンジでは、お酒のグレードも違います。
ビールやウイスキーのランクが下がったり、焼酎が無かったり。
ただしキッズルーム(こどもラウンジ)はサクララウンジにしかないため、子連れでの利用はサクララウンジに軍配が上がります。
ダイヤモンド・プレミアラウンジにはキッズルームはありませんでしたが、
サクララウンジにはこどもラウンジがあるので、子連れ旅行にも優しいです。
またレセプションを通らずにラウンジから直接搭乗待合室に行ける出口があるのもサクララウンジのみ。
- 軽食はスナック菓子のみ
- お酒(ビール、ウイスキー)
- こどもラウンジ(キッズルーム)
- 搭乗待合室に直接アクセスできる出口
- ブースタイプの席
ラウンジガイド
フロアMAP
シーティングエリア
サクララウンジに入室すると正面にある桜を描いたアート作品。
ダイヤモンドプレミアラウンジでは松のオブジェでしたが、サクララウンジは桜のアート。
入り口近くは1人がけのソファーが多く並ぶラウンジエリア。
全体的にブラウンカラーで落ち着いていて、雰囲気的にはダイヤモンドプレミアラウンジと変わりません。
カウンター席は、大きな窓から空港内を見渡すことができる特等席。
目の前にはA滑走路があるので、駐機しているJALの飛行機や、離着陸する飛行機の眺めを楽しめます。
奥にある席はほとんど人のいない穴場の席です。
バーエリアではダイニングと同じようにバーカウンターでドリンクやスナックを提供。
壁側にデスクが並ぶライブラリー。
左右に仕切りがあって仕事に集中できるこの席は、サクララウンジの中でも人気の席。
ダイニングエリア
サクララウンジにあるダイニングエリア。
テーブル席を中心として、窓側にはカウンター席も。
こちらは南側にあるダイニング。
飲食物の持ち込みもOKなので、お弁当とかを買ってきて食べるのもあり。
ドリンクやスナックは、このカウンターで提供。
スナックメニュー
スナック類にはヒルバレーグルメポップコーンが2023年春に新登場。待望の甘い系!
味は塩キャラメルとストロベリーキャラメルの2種類あり、日替わりで提供されています。
- 提供開始は13〜14時頃から
- 塩キャラメル(奇数日)
- ストロベリーキャラメル(偶数日)
午前中はポップコーンが無いので、食べたい人は注意して下さい。
そのほかあられミックスと減塩柿の種、飴が提供されています。
個包装のハッピーターン、ソフトサラダ、カレーせんなどのおせんべい類は終了しました。
ソフトドリンク
冷蔵庫の中には、トマトジュース、ミネラルウォーター、牛乳。
トマトジュースはサーバーでも提供されています。
アルコール
全国にある国内線サクララウンジの中でも、特に羽田空港のサクララウンジはビールの種類が多いです。
日本の4大ブランドのビールが揃ってます。
- パーフェクトサントリービール(サントリー)
- 黒ラベル(サッポロ)
- 一番搾り(キリン)
- スーパードライ(アサヒ)
シャワールーム
空港ラウンジの中でも特にニーズがあるのがシャワールーム。
羽田空港サクララウンジでは、シャワーが使えます。
ちなみにJALの国内線ラウンジでシャワーがあるのは、羽田と成田のみ。
伊丹や福岡、那覇など、ニーズがありそうな場所にもシャワーはありません。
シャワールームはDPラウンジと共用となっており、北側・南側どちらにもあります。
シャワーを利用する場合は、ラウンジレセプションで受付。
ラウンジは朝5時台からオープンしていますが、シャワーの受付時間は6:30からなので、早朝で利用を考えている方は注意しましょう。
受付時に、歯ブラシや髭剃りなど、必要なアメニティーが選べます。
シャワーブースは5か所以上あったので、待つ心配はほとんどありません。
シャワールームの作りは北も南も同じで、ホテルのシャワールームのような快適な空間。
洗面台や荷物置き場はありますが、トイレはありません。
シャワールームにあるアメニティーは、ドライヤーと綿棒、紙コップくらいなので、歯ブラシなど必要なものはレセプションで。
シャワーヘッドは、オーバーヘッドシャワーとハンドシャワーの2種類。
水圧、温度ともにバッチリ。
アメニティーのブランドはプレディアで、シャンプー、コンディショナー、ボディソープの3つ。
こどもラウンジ(キッズルーム)
サクララウンジにはこどもラウンジという名のキッズルームがあります。
DPラウンジにはない設備で、子連れには嬉しいサービス。
周りを気にせずに子どもと遊べるのでファミリーにも安心です。
設備・サービス
新聞・雑誌コーナー。
コンセントとUSB電源。
ラウンジの奥には、プライベート感のあるブース席や足を伸ばせる席、マッサージ機など、よりリラックスできる空間になっています。
まずはこちらのブース席。
周りが仕切られていて半個室風なので、一人で落ち着きたい時におすすめの席。
オットマンがあり、足を伸ばして座れるソファー席。
照明も暗めなのがいいですね。
マッサージ機もあります。
ラウンジ入り口近くには喫煙ルームもあり。
ラウンジ内のトイレも綺麗。
サクララウンジ内には、搭乗口に向かうための出口専用エスカレーターがあります。
北側、南側どちらにもあり、こちらは北側サクララウンジの出口。
これはダイヤモンドプレミアラウンジにも無いサクララウンジだけの設備です。
レセプションを通らずに直接搭乗口へ向かうことができるので便利なんですが、隠し扉みたいな場所から出てくるので、秘密の出口感たっぷり。
16番搭乗口の近くにあるこんな扉から出てきます。
ラウンジにつながるエスカレーターがあるなんて思わないですよね。
こちらは南側サクララウンジにある秘密の出口。
南側にあるサクララウンジ出口の扉。
9番ゲートと10番ゲートの間、ちょうどタリーズの目の前あたりに出てきます。
羽田空港(国内線)「サクララウンジ」まとめ
羽田空港国内線サクララウンジは、全国にあるサクララウンジの中でもシャワーを使えるのが一番のメリット。
ポップコーンが新登場したことにより、待望の甘い系統のスナックがラインナップに加わり、ますます魅力的なラウンジとなりました。
クレジットカードのゴールド以上を所有しているなら、早朝時間帯はカードラウンジでクロワッサンの提供があるので、カードラウンジもおすすめ。
→羽田空港第1ターミナルにあるカードラウンジまとめ。各ラウンジの特徴と違い
羽田空港国内線のサクララウンジは、3,000円支払えば誰でも利用できるというのはメリットでもありますが、プレミアム感はありません。
やはりJGCなどのステータスの威力が発揮されるのは、やっぱり国際線のラウンジを利用してこそ。
→羽田空港ワンワールドラウンジまとめ。全部で8か所ある各ラウンジの場所と特徴
国際線のサクララウンジはJAL名物の特製ビーフカレーを含め、がっつり食事が楽しめます。
→羽田空港国際線「JALサクララウンジ SAKURA LOUNGE」利用ガイド