飛行機初心者の王道レンズ!私がCANON100-400IIをおすすめする理由

6Dを購入した時、キットレンズは付けずにボディのみで買いました。フルサイズを買ったならいいレンズが欲しくなると思ったからです。

単焦点レンズを2本購入し、そこで気づいたのです。飛行機撮りたいのに望遠レンズがない!

本当は望遠レンズの高さに中々購入に踏み切れなかっただけですが…。

何せ望遠レンズは非常に高い。安くても10万、純正だと20万以上します。購入までは非常に悩みました。

しかし実際にこのレンズで撮ってみて、購入して良かったと心から思います。

飛行機撮影のためにずっと憧れていた望遠レンズ、それがCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM なのです。

EF100-400mm F4.5-5.6L ISⅡUSMとはどんなレンズ?

紹介しましょう!

このレンズは一眼レフ用の超望遠レンズで、CANONが誇るプロ向けのLレンズなんです。

CANONはプロ向けにLレンズというものを出しており、LレンズのLとはLuxuryの頭文字で、その名の通り高級レンズです。

単に高級なだけでなくCANON最高峰のレンズであり、その名に恥じないほどの表現力、画質、機動力、操作性はどれを取っても完璧でまさに究極と呼べるレンズなんです。

特にその機動力の源である超高速オートフォーカス超高画質のその写りはこのレンズ最大の特徴と言えます。

一般的なレンズは黒い色をしていますが、Lレンズの中でも特に望遠、超望遠のものは白色をしており、遠くからでも一発でわかるほどのオーラを出しています。

その白色レンズは多くのカメラマンの憧れで、白レンズと呼ばれています。

飛行機だけでなく野球やサッカーなどのスポーツを始め、野鳥撮影など世界中の多くのプロが愛用しています。

もしスポーツを見る機会があったら是非カメラマン席にも注目してみてくださいね。

このレンズの魅力と飛行機を撮る上でのおすすめポイント

純正

やはりまずはこれ!
なんと言っても純正レンズは憧れますよね。

Canonの白レンズは目立つしカッコいい!

放つオーラが違います。空港や航空祭などで見かけるとおぉ!ってなっちゃいます。
これ使ってるだけで写真が上手そうに見えちゃう。
という見た目だけでなく、やはりその信頼感。

最近の純正以外のレンズも非常に良くなってきていますが、オートフォーカスや写りなどなどが安定しないことも…。

撮り比べてみると純正の方がいい写真になる事が多い気がします。

オートフォーカス

このレンズの最も特徴的なのはこれです!

超爆速オートフォーカス!超爆速ですよ?もう一瞬でピントが合っちゃいます。

飛行機は速いですし、オートフォーカスが遅いレンズでは、ピントを合わせている間にチャンスを逃してしまうことも…。

風景ならまだしも、飛行機などの動きものを撮るチャンスって本当に一瞬ですよね。

このレンズならそういった大事なチャンスを逃すことなく撮りたい場面でしっかり撮る事がことができるんです。

切れのある模写

オートフォーカスだけでなく画質も超高画質

こちらも超をつけましたが、本当に超高画質です。

撮った写真を10倍くらいズームしてもしっかりと模写してくれるんです。キレッキレですよ。これはもう本当にすごいです。

超高画質なだけでなく光の陰影やディテールも細部まで表現してくれ、その撮った対象の金属感だったりとか質感まで伝わってきます。初めて撮った時は感動的ですらありました。

しかも通常のズームレンズって望遠端(テレ端)や広角端(ワイド端)って画質が悪くなることがあったりするんですが、このレンズはテレ端、ワイド端も含めて全域超高画質なんです。

さらにASCという何やらすごい技術によりフレア、ゴーストも大幅に抑えてくれるといいます。

ASCとはAir Sphere Cortingの略で、レンズの上に二酸化ケイ素と空気を含んだ膜を作ることで光の反射を抑えているらしいです…。なるほどなぁ!

難しい話はよくわからないですが、この技術により逆光時でも失敗を恐れることなく撮影することができます。

広い焦点距離

100-400ミリの非常に広い範囲をカバーしてくれ、飛行機撮影では本当にもうこれ一本でほとんどカバーできちゃいます。

これが単焦点レンズとかだと、撮影対象の距離に合わせて何本もレンズを持っていかないといけなかったりするんですが、このレンズであれぼ多くの場面に充分対応できるんです。

特に荷物が多い時などはこのレンズ一本で行くこともたくさんあり、レンズをたくさん持ち歩かなくて済むのは本当に助かります。

手ぶれ補正

手ぶれ補正効果が4段分もあるのでシャッタースピードを遅くしなければならない場面で非常に助かります。

例えば1/60秒で撮った場合、4段分の手ぶれ補正効果があると1/1000秒で撮ったのと同程度の効果があるということですね。

当社比なので実際のところそこまで手ブレ補正されているかはちょっと怪しいですが…笑
でもないよりはあった方がいいですね。

さらに手ぶれ補正モードも通常の手ぶれ補正モード、流し撮りモード、露光中のみ補正モードの3つがあるので、撮影場面に合わせて最適なものを選択できます。

優れた操作性

このレンズは回転式ズーム採用なので操作しやすいです。

ズームレンズには直進ズームと回転式ズームがあって、回転式の方が細かい調整をするのに向いているので狙った位置に瞬時にピタリと止めやすいです。

機動力

1640gと決して軽いとは言えないんですが、単焦点望遠白レンズが2キロ3キロもあるのと比べれば非常にに軽いです。
このくらいの重さであれば、全然手持ち撮影でいけちゃいます。

これのいいところはサッと撮ってサッと動けるので、色々な構図で撮ることができるとこですね。

重いレンズだと手持ちは厳しいですし、そうすると三脚も必要になってくるので機動力は格段に落ちます。

飛行機撮影は太陽の位置、使用滑走路、降りてくる機体、撮りたい構図などによって撮影場所を移動することも多いのでこの機動力の高さはアドバンテージになりますね。

軽い6Dなんかに着けてあげれば一日持ち歩いてもあまり疲れません。

防塵・防滴構造

飛行機撮影では雨や雪、風が強い日など、悪天候の中で撮影することもあり、どんなに濡れたり、汚れたりしないように気をつけていても、やはり完全に防ぐことはできません。

そんなとき、防塵・防滴構造だと助かります。高価なレンズ、もし故障してしまったら修理代もバカになりません。

防塵・防滴構造のあるこのレンズであれば、悪天候の中でも安心して撮影する事ができます。

後には引けなくなる

結構バカバカしい理由なんですが、この理由って結構当てはまったりするんです。
こんなに高価なレンズを買ったんだからカメラちゃんとやらないとなみたいな。

安いカメラとかレンズしか持ってないと飽きたら大抵やらなくなっちゃいますけど、高いレンズ買っちゃったら後には引けないですよね!

しっかり趣味として取り組んでいく気持ちがあるなら背中を押す意味でも、ありだと思います!

購入を悩んだ理由

値段

やはり購入のネックになったのは値段でした。

憧れの純正ズームレンズ、非常に欲しかったのですが何せ高い。お値段現時点で24万円です。庶民には中々簡単に出せない値段ですよね。

そこで気になったのがSIGMAやタムロンのレンズです。

SIGMA・タムロン

SIGMAやタムロンのいわゆるサードパーティー系レンズ。純正と比較して半分以下の値段で買えるんです。これは非常に魅力的ですよね。
しかもそれぞれの性能表を見てみるとキャノンの100-400と大差ない。

みなさんレビューとか気にしますか?

私は非常に気にする方なんですが、価格コムのサイトレビューを見ても悪くない。正直シグマの100-400に傾きかけていました。

飛行機用のレンズとして購入を決めた理由

8割シグマの100-400に傾きかけていた私。

実際にレンズを買おうと店に足を運んでみて、試し撮りをさせていただきました。そこで考えが一気に変わったんです。

試しにシグマの100-400とキャノンのこのレンズを比べてみると全然違いました。

まずオートフォーカスの速度が全然違ったんです。

シグマがす〜〜っと合う感じならキャノンのこのレンズはスッと合う感じ。

シグマはワンテンポかかる感じですが、キャノンのこのレンズはもう本当に爆速という言葉がぴったりなほど一瞬です。大きくピントを変える時なんかその差が顕著ですね。

そしてやはり写り具合
出てくる写真のピントの正確さが全然違いました。

シグマはピントが甘いというか、なんとなくモヤっとぼやけてる写真が多かったんですが、キャノンの方は本当にピントが正確でカリッとしていました。

この差は実際に2つのレンズを撮り比べてみて初めてわかりました。
やはりこれだけの価格差があるのも納得です。

飛行機撮影においては特にこの2つの性能は重要になってきます。

冬の千歳で政府専用機のシグナスを撮影した写真
機体は高速で動くのでオートフォーカスが遅いとシャッターチャンスを逃してしまいますし、ピントの正確さもディテールを重視する飛行機撮影においては非常に大切です。

風景撮影をするなら別ですが、飛行機撮影では時間をかけてじっくりとピントを追い込んであげることができません。オートフォーカスの速さと正確さが最も求められます。

この2つの性能に大きな差を感じたので私は迷わずキャノンのこのレンズを購入することにしました。

飛行機撮影にはこのレンズしかないんじゃないかというぐらいにおすすめです。

もちろんシグマのレンズもいいレンズですし、私もシグマの単焦点レンズを持っています。

口コミの高評価も納得できますし、400ミリの望遠レンズをこの価格でここまで作り込めるのは本当にすごいと思います。

価格とこの性能のどちらを取るかというところにもなってくると思うので、ひとつの意見として聞いていただければと思います。

おわりに

いかがでしたか?私自身この望遠レンズを手にするまで相当悩みました。

毎日のように色々なレンズのレビューを読みまくったり、価格をチェックしたり。高い買い物なので失敗したくはなかったからです。

自分に合った最高のレンズを選びたいと誰しもが思いますよね。

今、当時の私と同じように悩んでいる人に少しでも参考になるよう、今回私が悩んだ理由や感じたことを含めて書かせてもらいました。

みなさんのレンズ選びのお役に立てれば嬉しいです。

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