設定もモードも難しくない!カメラの基本をわかりやすく解説

カメラを買いたてでホクホクしてるみなさん、こんにちは!カメラ買ったときって沢山写真撮りたくなっちゃいますよね。

でもちょっと待ってください!

写真を撮る時にオートで撮っていませんか?

最近のカメラは性能が高く、オートでも綺麗な写真を撮ることができるようになりました。しかし、オートで撮ると綺麗ではあるけれども、iPhoneで撮った写真とあまり変わらなかったりします。

そこで今回はカメラの設定と機能をしっかりと覚えていただいて、思い通りの写真を撮れるようになりましょう!

オートでしか撮らない?オートモードを使う事の弊害

オートモードって便利ですよね。

僕も始めて一眼レフを買った時はオートでしか撮っていませんでした。オートで綺麗に撮れるし、設定って難しそうだし…。

一眼で撮ってるだけで満足しちゃって、写真がうまくなったように錯覚しちゃうんですよね。

確かにオートでも綺麗に撮れますが、人物写真を撮っても、風景を撮っても、料理を撮っても、夜景を撮ってもみんな同じような写真になってしまい、思い通りの写真が撮れないんですよね。

オートを使うとそこそこ綺麗に撮れる反面、場面に合わせた写真が撮れないため、似たり寄ったりな写真になってしまいます。

さらに個人的に思うのが、オートしか使ってないと設定を勉強しないので、いつまでたってもカメラの腕が上達しないんですよ。そーすると写真を撮る楽しさもだんだんと薄れてきてしまいます。

でももし写真を撮る時、あなたの思い通りに写真が撮れたら、写真を撮るのがもっと楽しくなると思いませんか?

せっかく高額な一眼レフを買ったなら、カメラの機能を使いこなして楽しく撮れるようになりましょう!

カメラの設定はとっても簡単!調節するのは3つだけ!

写真を趣味にするならカメラの仕組みを知っておきましょう!

カメラの設定を考えるうえで必ず知っておきたいのが、露出絞りシャッタースピードISO感度です。

露出とはカメラに入る光の量の事で、この光の量を調節する事で写真の明るさが変わります露出は絞り、シャッタースピード、ISOの3つで決まります。

写真が適切な明るさになっているものを適正露出、写真が暗過ぎて黒潰れを起こしているものを露出アンダー、写真が明る過ぎて白とびを起こしてしまっているものを露出オーバーといいます。本来は色を持っているものが真っ黒になってしまっているものを黒潰れ、真っ白になってしまっているものを白とびと呼び、一般的には失敗写真となります。

写真を適切な明るさにするためには、カメラの設定で、絞り、シャッタースピード、ISOの3つを調節してあげる必要があるんですねー。ねっ?簡単でしょ?

でも設定しろと言われても、絞り、シャッタースピード、ISOって何よ?となりますよね。それをこれから説明していきます。

絞り

レンズには光が通る穴があって、穴の開き具合を変えることで光が入る量を調整します。その開き具合の量の値をF値といいます。F値が大きくなるほど穴は閉じます。

穴が開くと入る光が増えるので写真は明るくなります(F値小さい)。

逆に穴を絞って閉じてあげると、入る光が減るため写真は暗くなります(F 値大きい)。

そしてこの絞りは写真の明るさだけでなく、背景のボケ具合も変わります。

絞りを開く(F値を小さくする)ほど背景はボケて、逆に絞りを絞る(F 値を大きくする)ほど遠くまでピントが合います

違いを見てみましょう。まずは絞りを開いてF2.8で撮影した画像がこちら。

背景がしっかりとボケていますね。背景がボケて後ろになにがあるのかちょっとわかりません。

次はF8まで絞った画像です。

どうでしょう。先ほどのF2.8で撮影した画像では背景がわかりませんでしたが、F8まで絞ってあげると後ろに本棚があることがわかりました。

知ってる人もいるかもしれないんですが、遠くの文字が見えにくい時に小さい穴からその文字を見てあげると、ピントが合ってその文字を読める事があります。人間の目はカメラのレンズとよく似ており、それと同じ原理なんです。

まとめると、写真を明るくしたい、または背景をボカしたい時はF値を小さくしてください。

シャッタースピード

写真の明るさはカメラに入る光の量で決まるんでしたよね。シャッタースピードは、シャッターが開いている時間の長さでカメラに入る光の量を調節します。

このシャッターは普段閉じており、写真を撮る時だけ開きます。

シャッターが開いている時間が長いほど取り込める光の量が増えるので、写真は明るくなります。

シャッターが開いている時間が短いと一瞬しか光が入ってこないため、取り込める光の量が少なくなり、写真は暗くなります。

シャッタースピードは明るさだけでなく、ブレにも関係してきます。

シャッターが開いている間にカメラや被写体が動くとブレてしまうため、シャッター時間が長いほど写真はブレやすくなります。

カメラが動いてブレてしまったものを手ブレ、被写体が動いてブレてしまったものを被写体ブレといいます。ブレを防ぐためには、シャッタースピードを早くしてあげる必要があります。

ISO感度

写真の明るさは何で決まりますか?そうです!カメラに入る光の量ですよね。

そろそろしつこいって声が聞こえて聞こえてきそうですが、聞こえなかったことにします。

ISO感度は、カメラに入る光の量を増幅させる事で写真を明るくします。少ない光を無理やり明るくするので、ISOを上げすぎるとノイズが増えてしまいます。なので、ISOは低いほど画質はよくなります

なるべくISOは上げないようにするのが理想的です。

暗い場所で写真を撮る時、F値やシャッタースピードで対応できない時に上げてくようなイメージですね。

今日でオートは卒業!カメラの設定が上達する3つのモード

AV 絞り優先モード

男子諸君!AVはアダルトビデオじゃないですよ!絞り優先モードです!

女子のみなさんすみませんでした。

AVモードはF値、ISOを自分で決めることができます。このモードでは写真が最適な明るさになるよう、カメラが自動でシャッタースピードを決めてくれます。

このモードの利点は、ボカし具合を自分で決めることができ、明るさの心配がないことです。

しかし、シャッタースピードが自由に調整できないので、暗いシーンの場合、想定よりもシャッタースピードが遅くなり、手ブレや被写体ブレが起こる可能性や、シャッタースピード低下によってシャッターチャンスを逃してしまう危険があります。

せっかく撮った写真がブレブレだったらげんなりですよね。

逆にシャッタースピードが想定より早くなると、回ってる状態のプロペラを撮ったつもりが止まって見えるなど、意図した写真を撮れないことがあります。

TV シャッタースピード優先モード

TVモードはシャッタースピードとISOを自分で決めることができます。このモードは写真が最適な明るさになるようにカメラが自動で絞りを調整してくれます。

このモードの利点は自分でシャッタースピードを決めることができるので、手ブレや被写体ブレを防ぐことができる点です。

半面、絞りを調節できないので、背景をボカしたいのにくっきりしてしまう事があります。

ブレなどの失敗は減るかもしれませんが、背景のボカし具合で写真のイメージは大きく変わるので、なかなか使いにくいと感じます。

M マニュアルモード

全ての設定を自分で決める事ができます。

さっきの説明でAV、TVでは意図しない写真が撮れる事がわかりましたよね。簡単そうに見えて、使える場面を選ぶのが逆に大変なんです。

意図する写真をとるためには結局このマニュアルモードが1番便利で使いやすいと私は気付きました。

設定の組み立て方と基本設定

それではマニュアルモードにしてF値、シャッタースピード、ISOを調節して実際に写真を撮ってみましょう。

まず設定の組み立て方から!これを知ってると設定に悩まないですよ!

止まってるものを撮る時は絞り、動きものはシャッタースピードを基準に考える。

風景や、集合写真、ポートレートなど動きが少ないものは被写体ブレの心配が少ないので、手ブレのしない範囲で背景のボカし具合を好みに調節し、そこからシャッタースピードを設定します。

ISOは基本的には上げないので、暗い場合にISOも調節してあげてください。

『風景撮るからピントはなるべく遠くまで合わせたいな。そーするとFは8くらいかな。ISOは100にして、あとは適切な明るさになるようにシャッターを調節しよう!』

『人を撮るから背景はボカして印象的にしよう。ボケ具合はF2.8くらいがいいな。夕方でちょっと暗いから、シャッタースピードは手ブレしない範囲で1/100にしよう。あとは適切な明るさになるようにISOで調節しよう!』

言葉にするとこんな感じです。

次に飛行機や、スポーツをやってる人など、動きものは被写体ブレを防止するためにシャッタースピードを基準に考えます。

ブレない範囲でシャッタースピードを決定し、そこからF値とISOを天秤にかけながら調節します。

『飛行機をブレないように撮りたいから、シャッタースピードは1/500にしよう。Fは8がいいけどちょっと曇ってて暗いな。ISOをあまりあげたくないからFは7.1にしてISOは400くらいに設定しよう』

こんなルーティンで決定していきます。

基本設定を覚えて失敗を防ごう

組み立て方がわかったら、F値、シャッタースピード、ISOの基本となる設定を覚えましょう。

F値は背景をボカしたいなら2.8程度まで小さくし、背景までくっきりさせるなら8あたりを基本として調整しています。

Fがどこまで小さくできるかはレンズによって違うんですが、明るいレンズだと1.4とかまで小さくできるものもあります。

一般的にF値を1番小さくするより若干絞った方が画質がよくなると言われているので、例えばF1.4のレンズなら1.8とかで撮影すると画質の劣化は避けられそうです。

しかし、最近では高価なレンズは一段絞らなくても綺麗に撮れると言われています。

シャッタースピードは手ブレと被写体ブレを防ぐように調整してあげましょう。

手ブレは1/焦点距離 秒が起こさない目安とされています。35mmのレンズなら1/35秒ですね。

わかりやすい!

しかし、実際のところ1/35秒まで遅くしてしまうと手ブレ率が高いので、1/100より速いシャッタースピードで撮ると失敗が減ると思います。

動きのあるものを撮影する時は、被写体ブレにも注意が必要です。

ゆっくり動くものなら1/200辺り、乗り物など速いものを撮る時は1/500辺り、スポーツや戦闘機など、高速のものをしっかりと止めるには1/1000辺りを基本としています。

ISOは画質に直結するので、明るい場面では400まで、夜など暗い場所では4000までを基本としています。

これを踏まえて、適切な明るさになるようF 値、シャッタースピード、ISOを決定していきます。

適切な明るさに調節するためには、露出レベルマークを活用しましょう。

ファインダーを覗くと下に目盛りみたいなのが見えると思います。それが露出レベルマークです。

目盛りの左側にバーがある場合は露出アンダー。これだとやや暗めです。

シャッタースピードを少し遅くするか、F値を少し解放するか、ISOを上げるなどして明るくしてあげましょう。

バーが中央に来ました。これで適正露出です。

写真の明るさをある程度決めたら、必ず試し撮りをしながら露出レベルマークを活用して微調整を行いましょう。

撮影してみよう!シーン別設定例

晴れた日の飛行機撮影

F8、シャッタースピード1/1000、ISO100

この場面では、動く飛行機をしっかりと止めてあげたいので、シャッタースピードを1/1000基準としました。ピントも飛行機全体に合わせてあげたいので、F8に決定しました。

露出レベルマークと試し撮りにより明るさを確認すると、ISO100で適正な明るさでした。

昼間のカフェでの撮影

F2.8、シャッタースピード1/500、ISO 100

料理などのアップでの撮影では撮影対象にスポットを当てたいので、背景をボカすためにF値を2.8まで解放しました。

お店の中は外より少し暗いですが、画質も綺麗に撮りたいのでISOを100とし、露出レベルマークと試し撮りによりシャッタースピード1/500で適切な明るさになりました。

最後に

どうだったでしょうか?

言葉で見てみるとやっぱり難しいですよね。実際にカメラをいじりながら撮ってみてください。自分で設定を考えるようになると、気づいたら自然と設定ができるようになります。習うより慣れろですね!

やってみると本当に簡単ですよ!

失敗しないためのコツは撮影前にファインダー内の露出レベルマークの確認試し撮り明るさの変化が大きい場所ではISOオートです。

設定を自分で決め、思い通りの写真が撮れるようになると、カメラが本当に楽しくなるので、ぜひ楽しみながら撮ってみてくださいね。