超高層ビルが建ち並ぶ、大都市香港。
そんな香港の中心部から少し外れたところに、レトロ感漂うカラフルな団地があります。
その団地の名前は『彩虹邨』。
このちょっと古い団地が、最近世界中の写真好きから大人気なんです。
今回は、香港にある思わず写真を撮りたくなってしまうカラフルな団地を紹介します。
香港にあるカラフルな団地は世界の写真好きに大人気
香港では、写真を撮りたくなる景色の場所がたくさんあるんですが、ここ彩虹邨もそのひとつ。
狭い土地に人が密集している香港では、一戸建ての家はほとんどなく、マンションや団地が多く立ち並んでいます。香港の人たちにとって家というのは、団地やマンションなんですね。
そんな香港に数多く立ち並んでいる団地やマンションの中で、彩虹邨はその名前の通り、虹色のカラフルな外観から世界の写真好きに大人気となりました。
団地全体を見渡せるこの場所では、いつも写真を撮影する人でいっぱいです。バスケットコートがあるこの場所は公園かと思いきや、実はこの団地の駐車場の屋上なんです。
団地の駐車場の上にあるので住民しか入れないのかなと思うかもしれませんが、この場所は住民以外の人にも解放されているので大丈夫です。
バスケットコートやベンチもあるので、地元の方がバスケをしていたり、観光客が写真を撮ったりと、いつも多くの人で賑わっています。
バスケットコートの中央付近から団地を撮影するとカラフルで綺麗ですね!ゴールの後ろにある木がアクセントになっていい感じです。
私は別に団地萌えとかではないんですが、日本の団地のようなちょっと古臭い外観が魅力的ですね。
バスケットコートのあるこの場所は、撮影場所としても大人気です。撮影の順番待ちをしている人がたくさんいます。笑
昼間は人が多いので、早めに来ると人がいない風景で撮影できそうですね。
団地の窓から顔を覗かせる洗濯物が香港ならでは。今日は天気がいいので、洗濯物がいっぱい干してありました。
日本にいてもそうなんですが、マンションと違って団地というのは生活感を感じるというか、そこに住む家族の温もりみたいなものを感じますよね。
彩虹邨の場所と行き方
場所
彩虹邨のある場所は、地図のこの場所です。
MTR観塘線の彩虹駅を降りて、すぐの場所にあります。
香港中心部、尖沙咀からは約30分ほど。
行き方
彩虹邨へはMTRを使って行くのが簡単です。
最寄り駅は、MTR観塘線の彩虹駅。
彩虹駅で列車を降りるとまず目に入るのが、色鮮やかなカラフルなタイルで彩られた柱の駅名表示。
彩虹駅の駅名にぴったりですね。駅に着いた時からワクワクします!
改札を出たらC3出口を目指しましょう。
この先の地下トンネルを抜けるともうすぐです。
出口の階段を上り地上へ出て少し進むと、右側にこのような景色が見えてきます。
正面にあるのが駐車場の入り口ですね。
ここの階段を上って、駐車場の屋上へ向かいましょう。
薄暗い階段を一番上まで登ると、このような美しい景色が広がっています。
ボールで遊んだり、座って談笑したり、写真を撮ったり、みなさん思い思いに過ごしていますね。
マナーを守って楽しく撮影しよう
写真撮影をしていると思わず盛り上がってしまうのは誰でもあると思うんですが、やはりマナーは守りたいですよね。
解放されているとは言っても、住民達の駐車場の上ですからね。撮影者が増えてマナーが悪いと住民達は不快に感じてしまいますよね。
あまりにも度が過ぎると、もしかしたら住民以外立ち入り禁止になってしまうかもしれません。
現に、同じ香港で写真撮影スポットとして非常に有名な上の写真のマンションでは、撮影禁止になってしまいました。
ここのマンションの中庭で以前はこのような写真を撮影できたんですが、壁の上によじ登ったりとマナーの悪い人が増えてしまったため、現在では撮影禁止となっています。
住民の方に不快に思われないように、マナーを守って楽しく撮影したいですね!
おわりに
香港の中心部から少し離れたところにある虹色の団地。
忙しく感じる香港ですが、ここでは心なしかゆっくりと時が流れているような気がします。
駐車場の屋上から見上げたパステルカラーのカラフルな団地に干された洗濯物や布団を見たとき、少しだけ香港人の日常に触れられた気がして暖かい気持ちになりました。
この場所が世界の写真好きから愛されるのは、美しいパステルカラーのカラフルな景色だけでなく、そんなところも魅力のひとつなのかもしれませんね。
香港の人たちの生活感が感じられるこの場所で、ぜひ素敵な写真を撮ってみてくださいね。