伊丹空港の名物といえば「捻り」。
捻りが狙えるポイントは何ヶ所かあるけど、それぞれ捻り方に違いはあるのか?
伊丹空港の捻りポイントを周って撮り比べてみたよ、という記事です。
伊丹空港の捻りポイント
伊丹空港でRWY32運用時、離陸するとすぐに左旋回に入ります。
離陸してすぐに左旋回することから、捻りが狙いやすいポイントとして有名で、主に下記の3カ所から捻りが狙えます。
①昆陽池公園
昆陽池は3ヶ所周った捻りポイントのうち、伊丹空港から最も離れた場所です。
伊丹で捻りを狙う時にいつも撮影している場所で、結論から言うとベスト捻りポイント。
迷ったらここで撮ればOK。
アクセスは伊丹空港のターミナルからは徒歩1時間10分、阪急の伊丹駅から徒歩20分、宝塚線北伊丹駅からは徒歩35分と、アクセスはあまり良くはありません。
昆陽池と貯水池の2つの池がある公園。
昆陽池の中には日本の形をした島がある。
公園内にはトイレ、自販機、ベンチがあり、近くにはコンビニもあるので、撮影環境としては文句なし。
公園内のどこからでも撮れますが、池の周りがおすすめ。捻る前から見えるので撮影しやすいです。
Bランの捻りを狙うのにおすすめの公園。
捻りを少し突っ込みながらの姿勢で撮れることが多いので、写りが個人的に好み。
焦点距離は787クラスで900ミリ程度欲しいところ。
Aランの捻りは遠いです。(そもそもAラン上がりは機体が小さいし。)
捻りが甘いとこんな感じ。体感的に787はよく捻ってくれる率が高いです。
野鳥も沢山いるので、暇な時間は野鳥を撮りながら遊べます。
②瑞ヶ池公園
昆陽池よりも約1kmほど東側(滑走路寄り)にあるのが瑞ヶ池公園。
アクセスは伊丹空港のターミナルからは徒歩1時間、阪急の伊丹駅や宝塚線の北伊丹駅からは徒歩25分といった距離感。
瑞ヶ池公園交差点側の入り口にはトイレ、自販機があり、公園内にはベンチも設置されていて、こちらも撮影環境は良好。
Bラン上がりの捻りは、決まればこちらもいい感じにバッチリ撮れますが、どちらかといえば昆陽池と比べるとやや捻りが甘くなるイメージ。
昆陽池より距離が近い分、見上げる感じが強くなる感じです。
その分昆陽池よりAランの捻りが狙いやすい場所。
焦点距離はBラン上がりなら500ミリ、Aランなら900ミリ程度欲しいところです。
見通しが良い公園なので、落ち着いて捻りが狙えます。
昆陽池と悩みますが、昆陽池より距離が近いので、決まれば解像度の高い写真が撮れるイメージ。
③緑ヶ丘公園
瑞ヶ池公園よりさらに約500mほど東側(滑走路寄り)にあるのが緑ヶ丘公園。今回紹介するポイントでは最も滑走路に近いポイント。
アクセスは伊丹空港のターミナルからは徒歩50分、宝塚線の北伊丹駅からは徒歩15分、阪急の伊丹駅から25分といった距離感。
公園内にはトイレ、ベンチがあります。
滑走路に最も寄れるポイントですが、捻り始めに位置するため、捻った絵を狙うとどう頑張ってもケツ追いに。
また捻る位置に近すぎるため、見上げるような写真が量産されがち。
と言うことで緑ヶ丘公園は捻りを狙うにはちょっと微妙でした。
この中ではアクセスしやすいポイントなだけに残念。
でも上がりの真横を撮る場所として考えれば悪くないかなと思います。
必要レンズ
捻りを狙うためには焦点距離が900ミリは欲しいところ。
900ミリ以上の焦点距離を稼ぐには方法は色々あるけど、あまりコストをかけないでとなると方法は限られます。
ゴーヨンやロクヨンなどの大口径単焦点はなかなか手が届かないので、僕はAPS-C機に100-400のレンズ、それに×1.4のテレコンを付けてます。
具体的な撮影装備としてはこれを使ってます。
あとはSIGMAやタムロンから600ミリ程度のズームレンズが出てるので、それをAPS-C機につけて稼いでる人もいたりしますね。
伊丹空港捻りポイントまとめ
それぞれの捻りポイントは、公共交通機関でのアクセスがちょっと悪い場所なのが難点。
今回は折りたたみ自転車を持って行ったので楽に周れました。
10kg以下の降りたたみ自転車だと持ち運びも苦じゃないし、1台あると遠征先でレンタカーや駐車場探しから解放されることもあるので助かります。
ちなみに僕が持ってる折りたたみ自転車はキャプテンスタッグの軽いやつ。
ほんとオススメです。
捻りポイントを周ってみましたが、捻り方は1機1機違います。
いい感じに決まるかどうかは条件次第!
これが捻り撮影の醍醐味なのかもしれないですね。