台湾の夜市を歩いていると、どこからともなく漂ってくるあの臭い・・・。
そう、『臭豆腐』ですね。
臭豆腐、知ってはいるけれど食べたことない人って結構いるんじゃないでしょうか?
そこで今回は、臭豆腐の臭さや魅力についてあますことなくどーんとご紹介したいと思います。
クサクサ言ってるだけで、食べないのはもったいないですよ!
もくじ
臭豆腐ってどんな臭い?なんであんなに臭いの?
臭豆腐マジで臭いですよね・・・。
- 夏場に3日間履き続けた靴下の臭い
- 体調が悪い時のオ〇ラを酸っぱくした感じ
- 食べるニーハオトイレ
とか、散々な言われようですが、まぁ実際そんな感じの臭いです。
屋台でお腹いっぱいで苦しい時にあの臭いを嗅ぐと、殺意を覚える人もいるんではないでしょうか?
この臭さの正体は『発酵臭』。
現在台湾などで広く食べられているいる臭豆腐は、豆腐を野菜などの汁を発酵させた漬け汁に漬け込んで作られたもので、豆腐自体の発酵はありませんが、豆腐表面の発酵によって独特の発酵臭が生まれます。
臭豆腐の臭さはまだまだひよっこ!世界にはもっと臭い食べ物がある
臭豆腐は実はそんなに臭くない?臭豆腐の臭さはまだまだひよっこ
臭い臭いと言われる臭豆腐ですが、実は私たち日本人が臭豆腐の臭いに嗅ぎなれていないだけで、実際はそんなに臭くはないんです。
臭さを客観的に測る指標として、機械で臭いの強さを指標化した『アラバスター単位(Au)』というものがあります。
それによると臭豆腐の臭さは420Auで、日本の臭い食べ物代表である納豆の452Auを下回り、納豆よりも臭くはありません。
臭い臭いって臭豆腐を馬鹿にしていますが、納豆よりも臭くないんですよ。いちいち納豆をクサっ!て言いながら食べないですよね?臭豆腐は私たちが臭いに慣れていないだけなんです。
ちなみに世界の臭い食べ物ランキングで納豆は第7位にランクインしており、臭豆腐は第10位と、臭さの中ではまだまだひよっこです。
世界にはもっと臭い食べ物がある!世界一臭い食べ物はバイオテロレベル
臭豆腐の420Au、納豆の452Auと中々健闘していますが、世界にはまだまだ上がいます。
臭豆腐であんなに臭いのに世界一臭い食べ物っていったらどうなっちゃうのよ、ということで『世界一臭い食べ物』も紹介します。
世界一臭い食べ物、
それは『シュールストレミング』です。
TVのバラエティーなんかでもたまにやっていたりするので、一度くらいは名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。
その『臭さ』とはどんなものなものなのか。
臭豆腐が420Auなのに対して、シュールストレミングは8070Auと、なんと臭豆腐の約20倍の臭さです。
臭いで人にダメージを与えにいってます。
シュールストレミング、本当に臭いので怖いもの見たさで買ったら絶対ダメですよ!
この臭さは化学兵器、バイオテロレベルです。街中とかで開栓してしまったら、警察のNBCテロ対応専門部隊とか来てしまうんじゃないですかね?
人里離れた場所で開けないと通報される危険がありますが、かといって山の中で開けると、アマゾンのレビューとか見ても、ハエがえぐいハエがえぐい!とのコメントがあるくらいで、すぐにハエが寄ってきてしまうので注意が必要ですよ。
『シュールストレミングはパーティーグッズ』とか言っている変な人もいますが、笑えない臭さなので絶対面おもしろ半分で買ったら駄目ですからね。パーティーに持っていったらクサすぎて怒られます。しかも高いし。
臭豆腐を実際に食べてみよう
饒河街観光夜市の下港名彭臭豆腐で実食
臭豆腐の臭さのハードルを大分下げたところで、さっそく臭豆腐を食べてみましょう。
今回は饒河街観光夜市にある臭豆腐屋さんで食べてみました。
私が訪れたのは、『下港名彭臭豆腐』という、饒河街観光夜市の臭豆腐屋さんで1位2位を争うほどの人気店。
こちらの下港名彭臭豆腐は、鴨血(ヤーシュエ)というアヒルの血を固めて作ったスープも人気なので、お腹に余裕があって、グロ料理が得意な方はぜひ食べてみてください。鴨血(ヤーシュエ)は台湾ではとてもメジャーですが、見た目が中々あれのパワー料理です。笑
今回はメインである臭豆腐を食べることにします。
臭豆腐は1皿50元(約200円)です。
テーブルについて少し待っていると、すぐに揚げたての臭豆腐が運ばれてきました。
見た目はそんなに悪くありませんね。むしろ美味しそう。
そして気づいたのが、そんなに臭くありません。
臭豆腐のお店に入ってすでに鼻が慣れてきたようです。豚骨ラーメンのお店の前を通ると悪臭がすごいのに、お店の中に入ってしばらくすると何にも感じなくなるあれですね。
よく見てみるとお皿の上にビニールが敷かれており、お皿が汚れない仕様になっています。
さすが台湾の屋台、これならお皿を洗わなくても済むので、考えられた知恵ですね。
臭豆腐を半分にしてさっそく口に運んでみると、おやっ?やっぱり臭くない。
でもやっぱりちょっと臭い、てか普通に臭いわって感じになると思います。
揚げてあるので、外はカリッ、中はもにょもにょした豆腐の食感になっており、下のソースと絡めて食べると意外といけます。
臭豆腐の上にはキャベツの酢漬けが乗っており、これと一緒に食べると、臭豆腐の臭みが緩和されて、さらに食べやすくなるので、キャベツの酢漬けと一緒に食べましょう。
食べ進めていくと臭いもだんだんと気にならなくなってきます。
それでも臭豆腐の臭いがダメな人は、食べるコツを紹介するので試してみてください。
食べるときのコツは鼻に息が抜けると臭さを感じるので、口呼吸で食べるか、息を止めて食べるとほとんど臭いが気にならずに食べることができます。
臭みを乗り越えると、臭豆腐は普通に美味しく食べられますよ!
下港名彭臭豆腐の場所
今回私が臭豆腐を食べた下港名彭臭豆腐の場所はこちら⇓
おわりに
臭豆腐は台湾の代表グルメなので、とにかく一度チャレンジしてみてください。
臭豆腐で一番多い食べ方である揚げ臭豆腐なら、そんなに臭いもキツくないので初心者でも食べやすいと思いますよ。
納豆よりも臭くないので、納豆が食べられる人なら食べられます!
ちなみに世界一臭い食べ物のシュールストレミングはクサ旨グルメなんかではなく、ただただ臭いだけなのでご注意を。