旅行の時にあると便利な小物の中でも、特に使う頻度が高いのがモバイルバッテリー。
旅行だけでなく、毎日のお出かけやちょっとした外出の時にも便利です。
スマホやタブレットの充電が切れそうだけど、周りに充電できるところがない!なんて経験、一度はありますよね。
モバイルバッテリーがあればどこでも充電することができるのでその心配から解放されます。
あると便利なモバイルバッテリーですが飛行機に乗る際などに気をつけなければならないルールもあります。
そこで今回は数あるモバイルバッテリーの中から購入の際の注意点と、失敗しない選び方をご紹介していきたいと思います。
もくじ
旅行用モバイルバッテリーの選び方
飛行機持ち込みができるものを選ぼう
モバイルバッテリーを購入する際に注意しなくてはならないののが飛行機に持ち込みできるかどうかです。
現在モバイルバッテリーの機内持ち込みには厳しいルールがあり、これを理解していないと空港で没収されてしまうこともあります。
ではなぜモバイルバッテリーは機内持ち込みに厳しい規則があるんでしょうか?
それはモバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されているからなんです。
リチウムイオン電池はエネルギー効率が高く、小型、高電圧と、バッテリーとして非常に優れた特性を持っているため現在急速に普及が進んでいます。
しかしその反面、リチウムイオン電池は欠点として安定性に欠け、急速充電や過充放電、衝撃に弱く、破裂、発火事故を起こす危険性があります。
実際に2012年から2016年の5年にかけて274件もの異常発熱、発火事故を起こしています。
2017年にはサムスンのGalaxy Note 7で発火事故が相次ぎ機内持ち込みが禁止になったのをご存知の方も多いですよね。
このようにモバイルバッテリーは管理が難しく、危険性が高いため機内持ち込みには厳しい制限がかけられているんです。
機内持ち込みの制限として定められているのが国際線では100Wh以下です。
国によって、または国内線ではルールが若干違いますが、100Wh以下のものであれば間違いなく機内に持ち込むことができます。
モバイルバッテリーはWhではなくmAhで表示されているものが多いです。100Whは約27,000mAhです。
ですのでモバイルバッテリーを選ぶ際は必ず27,000mAh以下のものを選びましょう。
またモバイルバッテリーを持って飛行機に乗る際の注意点として必ず手荷物として機内持ち込みにしてください。
スーツケースなどの預け入れ手荷物に入れてしまうと破棄されてしまいますので注意しましょう。
モバイルバッテリーは危険物という事を頭に入れておいてください。
モバイルバッテリーは27,000mAh以下、必ず機内持ち込みです。
ノートパソコンを使うか?
次に選ぶポイントとしてはノートパソコンを充電するかどうかです。
ノートパソコンを持ち歩いて外で作業をされる方も多いと思いますが、バッテリーが短いのがネック。ノートパソコンにはモバイルバッテリーが必須です。
モバイルバッテリーでノートパソコンに充電する場合に注意する点は2つ。
充電コネクタの形状とワット数です。
まずコネクタの形状ですが、自分のノートパソコンに使えるコネクタに対応しているものを選びましょう。
次にワット数ですが、ノートパソコンはスマートフォンなどと比べて消費電力が大きいので、ワット数が低いとコネクタを繋いでも充電できないことがあるので注意が必要です。
例えばノートパソコンの代表格であるMac Bookに充電する場合はUSB-Cのコネクタと30ワット以上のものが望ましいです。
旅先や外出先でノートパソコンを充電するつもりなら必ずコネクタの形状、ワット数を確認してモバイルバッテリーを選びましょう。
どのくらいの容量にするか?
どれぐらいの容量のものが必要かを決めましょう。
容量が多ければ1度の充電で何回も充電する事ができますが、その分大きく重たくなってしまいます。
例えば24,000mAhのものであればiPhoneを7回も充電することができますが、テレビのリモコンくらいの大きさになってしまいます。
普段の持ち歩きで使いたいからなるべく小型で軽いものがいいとか、長時間充電できない事を考えて大容量がいいなど、みなさんの用途に合わせて選びましょう。
選ぶ際は信頼性の高いものを選ぼう
モバイルバッテリーは現在多くのメーカーから販売されています。値段や性能なんかもピンキリです。
しかしこれだけ沢山のメーカーから売られているということは、中には粗悪なものや信頼できないものも売られています。
充電できないくらいならまだよく、最悪の場合、爆発や発火事故により大怪我に繋がってしまう恐れや、命の危険性すらあります。
ですのでモバイルバッテリーは必ず信頼性のあるものを選びましょう。選び方のポイントは3つです。
有名なメーカーのもの
有名メーカーであるということは実績があります。
商品が売れてシェアを獲得し、信頼性を積み上げてこなければ有名にはならないですよね。
モバイルバッテリーを専門に作っている有名なメーカーのものであれば安心です。
特に有名なメーカーなのはAnker。モバイルバッテリーでは圧倒的なシェアを獲得しています。なんとAnkerはAmazonのモバイルバッテリーの売れ筋トップ10の中で6つもランクインしています。
他にもRAV PowerやBuffaloなども有名ですね。
なるべく有名なメーカーのものを選ぶようにしましょう。
評価が高く売れているもの
評価が高く沢山売れているものを選びましょう。
沢山売れているものというのは先に買った多くの人達が身を犠牲にして毒味をしているようなものです。笑
もし問題があれば評価は必然的に下がりますよね。
全然売れていないものというのは誰も毒味をしている人がいないので、みなさんが毒味役になってしまうという事になります。それはできれば避けたいですよね?
多くの人達に売れて、しかも評価が高い商品というのは、多くの人達に毒味をされた結果、問題ないという信頼の証です。
Amazon、楽天、家電量販店で買う
オークションや個人などから買う人はあまりいないと思いますが、安さに釣られてそういった場所から買わないようにしましょう。
聞いたことのないサイトから買うのもやめましょう。
商品が届かないどころか入力した情報を悪用される恐れもあります。
Amazonや楽天から購入しても外れを引かされる話もごく稀に聞きますが、他と比べると信頼度は高いです。必ずレビューや販売店を確認するようにしましょう。
まぁレビューもサクラとかがあるので絶対ではないんですが、何百ものサクラレビューはなかなかできないですよね。
またレビューをたくさん読んでいると、見抜く力も身についてきます。具体性がないけどべた褒めだったり。
100以上のレビューがあれば多少は信頼できるかなという印象です。
またビッグカメラなどの家電量販店で発売されている商品は厳しくチェックされているので信頼度はとても高いです。
しかしネットショッピングと比べて商品数が極めて少ないのと値段が高めなのが難しいところですね。
私はAmazonや楽天で購入しています。
お勧めモバイルバッテリー
モバイルバッテリー選びで大切なのは自分自身の使用用途をはっきりさせることです。
これが決まってないと買った後にこんなはずじゃなかったと後悔してしまうかもしれません。
せっかく購入したのに充電できなかったり、想定よりも重くて持ち歩かなくなってしまったりしたらもったいないですよね。
そこで、よくありそうな用途で3つまとめてみました。
Mac Bookにも充電したい

Mac Bookに充電するならRAVPower 20100mAhがおすすめです。
20100mAhなので飛行機持ち込み可能、大容量のバッテリーです。
PD(Power Delivery)対応で30Wの出力を持っているので、Mac Bookの充電が可能です。
容量も大きいので1回の充電でiPhoneを5回以上充電できます。
USB-Cのケーブルはついていますが充電は付いていないので、対応の充電器がない場合は別途必要です。
重量は390gなのでそこまで重くは感じないと思います。
ノートパソコンは充電しないけど、大容量がいい

スマホ用で大容量のものならAnker PowerCore Speed 20000 PDがおすすめです。
20000mAhなので飛行機持ち込み可能、こちらも大容量のバッテリーです。
1回の充電でiPhoneを5回以上充電できます。
このバッテリーもPD(Power Delivery)に対応しており、最大24Wの出力です。
USB-C急速充電器が付属でついているのは嬉しいポイントです。
重量も360gなので、この容量のものではとても軽いですね。
USB-C急速充電器のほかに、収納用のポーチ、Micro USBケーブル、USB-Cケーブルがついています。
しかも18か月保証がついているので、非常に安心ですね。
小型軽量で持ち運びしやすいものがいい

容量よりも持ち運びやすさを重視するならAnker PowerCore II 6700がおすすめです。
重さは128gで、大きさもカロリーメイト2本くらいのサイズなので、持ち運びしやすいですね。
容量は6700mAhなのでiPhoneを1.5回充電できます。
バッテリー本体の充電に5時間くらいかかるのが難点ですが値段を考えたら仕方がないですね。
寝ている間に充電するのがよさそうです。
こちらのバッテリーも18か月保証がついているので、万が一故障があっても安心です。
おわりに

いざ買おうと思って調べてみると非常に沢山の種類があって迷ってしまうモバイルバッテリーですが、今回のポイントを押さえておけば自分にあったものを選ぶことができると思います。
一つ持っておくと電源がないときに非常に助かるので、ぜひ自分に合ったものを選んでみてください。