こんにちは、ヒコ太郎(@torihikolife)です!
三沢航空博物館(青森県立三沢航空科学館)に行ってきたので、レビューしたいと思います。
三沢空港から5分ほどとアクセス抜群で、多彩な展示機に体験施設が楽しい博物館でした。
もくじ
三沢航空科学博物館の基本情報(営業時間・料金・場所・展示機)
基本情報
- 営業時間 : 9:00〜17:00(年末年始と月曜休館)
- 利用料金 : 510円(高校生310円・中学生以下は無料)
- アクセス : 三沢空港から車で6分
- 駐車場 : 無料
- 公式サイト : 青森県立三沢航空科学博物館
三沢航空博物館の基本情報は上記のとおり。月曜休館ですが、休日の場合は翌日が休館となります。
詳細は三沢航空博物館のwebサイトで確認してください。
- フライトシミュレーター(セスナ)
- フライトシミュレーター(ヘリコプター)
- プローブⅣ
- 月の重量体験施設
- ヘリコプター操縦体験
三沢航空博物館にはフライトシミュレーターのほか、月の重力体験などワクワクするような多彩な体験施設も魅力的!
ミス・ビードル号 ライトフライヤー1号 YS-11 航研機 S-51 奈良原式2号機 一式双発高等練習機 零式艦上戦闘機二一型 DC-9(コクピット)F-16A UP-3A F-104J F-1 F-4EJ改 T-2 T-2(ブルーインパルス仕様) T-3 T-33 LR-1 OH-6D
アクセス
三沢空港から車で6分、三沢駅から車で15分ほど。駐車場無料。
三沢航空科学博物館の館内
飛行機展示
三沢航空博物館に入館して最初に展示されているのが、『ミス・ビードル号』。
ミス・ビードル号は世界で初めて太平洋無着陸横断飛行に成功した記念すべき機体で、1931年10月4日に三沢にある淋代海岸(さびしろ海岸)から離陸し、約41時間後にワシントン州ウェナッチに胴体着陸しました。
三沢は世界初太平洋無着陸横断飛行の出発地だったんですね。
三沢航空博物館に展示されているのはミス・ビードル号の復元機で、オリジナルの機体は太平洋無着陸飛行成功後にイタリア人パイロットに売却され、その後大西洋上で消息不明に。
復元されたミス・ビードル号の周りには、パネルや映像などで当時の様子を紹介しています。
その先に進むとあるのが吹き抜けの航空ゾーン。
広い館内には日本エアコミューターで実際に使用していたYS-11の実機を中心とした様々な展示機に加えて、無重力体験ができるアトラクションやフライトシミュレーターなどの体験施設が楽しめるエリアとなっています。
もう見てるだけでもワクワクしますね。
航研機は1938年に長距離飛行の世界記録を樹立した日本の航空史に残る機体。
オリジナルの機体は第二次世界大戦終戦後にアメリカ軍によって遺棄され、三沢航空博物館には復元機が展示されています。
こちらは国産機で初めて飛行に成功した『奈良原式2号機』の復元機。1911年5月5日に日本初の飛行場である所沢陸軍飛行場で初飛行に成功しました。
広い館内の目玉は、日本エアコミューターで実際に使用していた本物のYS-11。
日本エアコミューターで活躍していた当時の様子のままの状態で展示され、機内見学も可能。
展示機って博物館によっては近寄れない事も多いんですが、すぐ近くまで寄れるので機体の様子がよくわかりますね。
その横には、恐らく日本で最も有名な米軍爆撃機であるB-29の本物のエンジンやプロペラ、過給機(排気タービン)が展示されています。
こちらはDC-9のコクピット。中に入ると離陸から着陸までの映像とともにパイロットと管制との音声が流れるので臨場感抜群です。
体験施設
三沢航空博物館には、様々な体験施設も魅力的。
まずはこちらのセスナのフライトシミュレーター。動揺装置の付いている本格的なもの。
羽田か三沢を飛ぶ事ができ、コースも初級から上級まで選べるので、フライトシミュレーター初心者の方でも楽しめます。
その横にはヘリコプターのシミュレーターも。
エアポケット現象を体験できる人気の体験施設がプローブⅣ。瞬間的な急降下が味わえるので、絶叫マシンが苦手な人はちょっと怖いかも…?
そのほかにもヘリコプターの飛ぶ仕組みを体験できるアトラクションや月の重力を体験できるアトラクションなどもあるので、大人も子供も楽しみながら学べます。
科学展示
三沢航空科学博物館には、宇宙や地球で起こる自然現象など科学について体験できるコーナーや展示もあり、飛行機ファンでなくても楽しい場所。
科学ゾーンは1階航空エリアの横と2階にあります。こちらは1階にある小惑星探査機の『はやぶさ』1/4スケールのモデル。小惑星イトカワを探査し、2010年に帰還した時に話題になりましたね!
こちらは2階にあるディスカバリーランド。竜巻や雷の発生する仕組み、偏光、プラズマ、磁場など、地球で起こる自然現象について楽しみながら学べるコーナー。
小学生の理科でやるような内容なんですが、大人でも結構楽しめました。
特別展示(一式双発高等練習機・零式艦上戦闘機二一型)
三沢航空科学館では、一般展示のほかに期間限定の特別展示も行われます。
展示期間は2020年11月8日までで、特別展示の見学には別途410円の見学料金が必要です。見学時間は9:30〜16:30まで。
- 展示期間 : 2020年11月8日まで
- 見学料金 : 410円
- 見学時間 : 9:30〜16:30
- 展示機 : 一式双発高等練習機・零式艦上戦闘機二一型(レプリカ)
今回展示されていたのは、十和田湖から引き上げられた『一式双発高等練習機』と、映画「山本五十六」で使用した『零式艦上戦闘機二一型(レプリカ)』。
とくに一式双発高等練習機は、日本に現存する唯一の機体で非常に貴重なので、ぜひ見学して欲しい機体。
長い間湖の底に沈んでた機体ながら塗装も綺麗に残っており、当時の様子をイメージできるんじゃないでしょうか。
展望台
博物館の3階は展望室となっており、大空広場が見渡せます。天気の良いと三沢空港に離着陸する飛行機が見えそう!
ただし三沢空港はアメリカ軍や自衛隊も使用する軍民共用空港なので、基地側は見えないようにスモークガラスとなっています。基地側の撮影も禁止されているので、飛行機撮影ファンの方は基地内を撮影しないように気をつけてください。
カフェ
1階にはカフェ『Jack&Betty II』があり、軽食を中心としたメニューが楽しめます。メニューはハンバーガー、ホットドッグ、ピザ、チュリトス、プレッツェルなど、三沢らしいアメリカンなラインナップ。
キッズルーム(こどもスクエア)
大空広場(屋外展示)
三沢航空科学館の前にあるおおぞら広場と呼ばれる広場には様々な飛行機が展示されています。
展示されている飛行機は全て本物で、一部の機体はコクピットに座ったり内部の見学をすることもできるので、飛行機ファンにはたまりません。
おおぞら広場は三沢基地に隣接しており基地内にいる戦闘機なども見えますが、基地内の撮影は禁止されているので注意してください。
おおぞら広場の目玉はアメリカ海軍のUP-3A。要人輸送用として使用された機体で、VIP仕様の機内見学ができます。
機体横に設置された階段を登って機内へ入ることができます。
いよいよ機内へ。
ちょっと古いですが、プライベートジェットのような内装の機内。
機体後方には広いキッチンまで設置されており、要人輸送機感を感じることができます。
UP-3Aはコクピットの見学も可能。
コクピット内の計器類はそのまま残っているので圧巻!機長席にも座れるので、記念撮影にもぴったりですね。
三沢航空科学博物館まとめ
三沢航空科学館は、大人も子供も楽しめる大満足の博物館でした。飛行機だけでなく科学についても学べるので、飛行機に興味がない人にもおすすめです。
三沢空港からも近いので、三沢に来た際はぜひ立ち寄ってみてください。
豊富な展示機と体験施設があるよ!