CANON EOS 90Dレビュー。飛行機やモータースポーツなど動体撮影におすすめのカメラ

CANON EOS 90Dを買ってそろそろ2年。

90Dは今では飛行機撮影のメイン機となっています。

機材マニアではないので細かい性能の話はカタログを見てもらって、

使用して感じた体感と、実際に撮影した写真を交えてレビューしたいと思います。


 

CANON EOS90Dレビュー

トリミング耐性がある

とにかく安価で軽量に焦点距離を伸ばしたい!

90Dを購入する前は飛行機撮影のメイン機として使っていたのが7D Mark2。

7D Mark2も非常に良いカメラなんですが、画素数が少なくトリミングに弱いことにやや物足りなさも感じていました。

大口径の単焦点レンズは憧れですが、

僕の場合遠征で撮りに行くことが多く、機材はとにかく軽くしたいので、ズームレンズ1本で焦点距離1,000ミリ程度までカバーしたい。

90D 100-400 ×1.4テレコン

そんな時にいつものレンズで少しトリミングできるだけで撮影できる幅が広がります。

写真を撮る人それぞれ目的があり、スマホ閲覧がメインの人、Twitterやインスタなどに上げる用の人、パソコンやタブレットの壁紙にしたり、大きく引き伸ばして部屋に飾る人もいると思います。

僕の場合はブログ用の写真がメイン。

ブログで使う写真はどうせ後で画質を落とす事になるので、機材を軽くして動きやすさをとにかく重視しています。国内でも海外でもリュック1つで完結したい。

APS-Cとテレコンで距離を稼ぎつつ、トリミング耐性がある高画素カメラを探して見つけたのがこの90Dでした。


 

トリミング耐性は画素数が多いほど有利。

7D2は2020万画素でしたが、90Dは3250万画素もあります。

7D2では厳しかったトリミングですが、

90Dなら二回り程度までトリミングしてもスマホで見るレベルならあまり解像度の低下を気にせずできるようになりました。

上の写真を大きくトリミング

高感度耐性

センサーがAPS-Cなので、ある程度のノイズは許容範囲ですが、高画素化によるノイズ増加を心配しました。

しかし実際に撮ってみたところ、気になった高感度耐性も問題無し。

EOS 7D Mark II ISO6400で撮影した写真をスマホでも違いが分かるように限界までトリミング

EOS 90D ISO6400 7D2との違いはあまり感じず

画素数が増えると高感度撮影でのノイズが増える傾向がありますが、

90DはAPS-C機ながら映像エンジンの進化により7d2やフルサイズの6Dとあまり変わらないほどの高感度耐性がありました。

ISO1600での撮影

ISO3200の高感度で撮影

夜間に手持ちでも、スマホで見れる程度には撮影できるので、撮影の幅が広がります。

バリアングルが便利

90Dの液晶はバリアングルとなっています。

これがあるのとないのでは大違いで、これがあるとかなり便利。

7D2から乗り換えて感じた大きなメリットでした。

具体的には、ローアングルでの撮影と、脚立が無い場面でフェンスを抜く時。

ローアングルで撮影する場合、バリアングルがないと物理的に構図の確認がしにくかったんですが、

バリアングルを使用することで、ライブビューで構図を確認しながら撮影することができるようになりました。

空港外周での撮影はフェンスに阻まれる

上記の場所でフェンス上まで腕を上げて、バリアングルで確認しながら撮影した例

またバリアングルはフェンスを抜く時にも便利。

脚立が無かったりでフェンスをクリアできない場面でも、

バリアングルがあれば、腕をフェンスの上に伸ばしてライブビューで被写体を確認しながら撮影することが可能。

脚立が無くてもフェンスを抜ける場面が増えたことは大きなメリットでした。

動体撮影に強い

90Dの連写性能は秒間約10コマなので、7D2と全く同じ。

連写性能とともに重要なAF性能ですが、

AFセンサーの測距点は45点と広範囲をカバー。7D2の65点よりは少なく感じますが、使用感は7D2とほぼ変わりませんでした。

僕の場合は飛行機撮影がメインでAIサーボで撮影することが多いですが、

動きが早い場面でもしっかり対象を補足してくれます。

AFや連写性能に優れているので、飛行機以外にもモータースポーツや動物などの動体撮影におすすめ。

参考までに、SUPER GTや公園などで撮った写真も載せておきます。


性能のいいSDカードが必要


 

7D2は2020万画素でしたが、90Dは3250万画素という高画素カメラなので、UHS-IのSDカードではすぐにバッファが詰まります。

バッファが詰まるとバッファクリアまで連写速度が極端に低下するので、肝心な場面で撮り逃すことがあります。

RAWでの撮影の場合、詰まりまで2〜3秒、クリアまで20秒、

UHS-IIカードだと詰まりまで3秒、クリアまで6秒といった具合。

連写開始から3秒ほどで詰まって連写が遅延してしまうので、注意して撮らないと肝心なシーンでシャッターが切れないってこともあるので、この点は90Dの気になるところ。

C-RAWではもう少し短くなるかもしれませんが、90Dでは絶対にUHS-IIカードの使用をおすすめします。

Transend UHS-IIを探す
Amazon 楽天市場 Yahoo

CANON EOS 90Dレビューまとめ

2年使ってみて、90Dは改めていいカメラだと感じました。この値段でこの写りならもっと評価されてもいいのでは?

友達から購入を相談されたら間違いなく背中を押すようなカメラ。

高額なミラーレス持ちが僕の周りでも増えてきていますが、歪みやAFなど、思ってたのと違うって話も結構聞きます。

何を撮るかにもよりますが、

一眼レフ機の優位な点もまだまだあり、90Dは今後もしばらく僕の相棒となりそうです。

EOS 90D ボディー
Amazon 楽天市場 Yahoo

90Dで使用したSDカード

Transend UHS-IIを探す
Amazon 楽天市場 Yahoo

この記事を気に入ったら、シェアしていただけると嬉しいです⬇︎