夜空を旅するカムパネルラのみなさん、こんばんは。
寒い冬に綺麗に見えるものはなんでしょう?そう、『星空』ですね。
普段は見上げない夜空ですが、山奥やハワイなんかでたまに見る満点の星空は感動ですよね。
そんな綺麗な星空を見上げた時、『この綺麗な星空を見たまんまに写真で撮れたらな~』と思ったこと、一度くらいはありませんか?
でも『星空を撮るなんて難しそう。』、『特殊な撮影機材が必要なんじゃないの?』なんて思いもあるかと思います。
しかし星空撮影は、一眼レフカメラと広角レンズ、三脚さえあれば綺麗な星空を撮影できちゃいます。星空撮影は一度慣れてしまえば簡単です!
という事で今回は、満点の星空を綺麗に撮るための撮影方法について、紹介したいと思います。
撮影場所の選び方から撮影に必要な装備、撮影テクニックなど、星空撮影に必要な情報をお届けします。この方法をマスターして綺麗な星空写真を撮っちゃいましょう!
星空撮影で超大事なこと!それは撮影場所選び
星空の撮影場所はどこが理想?

星空撮影で一番重要なもの。それは『撮影場所選び』です。
綺麗な星空写真のためには撮影場所選びが超重要で、この場所選びで写真の出来栄えがほぼ決まります。
勝負は撮影前の準備段階で決まっちゃってるんですね。
と言っても撮影場所選びは、そんなに難しくありません。簡単に言うと肉眼で星空が綺麗に見える場所です。
星が綺麗に見える場所というのは、できるだけ暗い場所ですね。四方を山に囲まれた山奥や山頂、北海道のような広大な平野など、街の明かりがまったく見えない場所がベストです。
明かりを消したら何も見えないくらい暗い、というのが理想ですね。
星空撮影は光害が天敵!光害をできるだけ排除しよう

星空撮影では『光害』をいかに排除するかが大切です。
光害というのは街明かりや月明かりなど。
星空撮影では、街の明かりの影響をモロに受けます。目の前に直接的な明かりがなくても、遠くに街明かりがあるだけでも、それが星空を照らしてしまい、写真に影響が出てしまいます。
それと同じように、月明かりも星空撮影では天敵です。肉眼では大したことない月明かりでも、星空撮影では大きな影響を与えてしまうので、新月か、新月に近い日に撮影を行いましょう。
星空撮影の撮影機材
次に星空撮影に必要な撮影機材を紹介します。
星空撮影に必要な機材
- 一眼レフカメラ(フルサイズがベスト)
- 広角レンズや魚眼レンズ
- 三脚
- レリーズ
一眼エフカメラ(フルサイズがあるとベスト)

星空撮影に必ず必要なのが一眼レフカメラ。
スマホやコンデジでは綺麗な星空写真は撮れません。
APS-Cでも撮影撮影は可能ですが、星空撮影では高感度での撮影となるため、フルサイズ機があるとベストですね。
広角レンズや魚眼レンズ

星空撮影ではレンズ選びも重要です。
星空というのは思っているよりも広いので、星空を風景と絡めて全体的に写すためには、焦点距離でフルサイズなら約35ミリ以下、APS-C機なら約20ミリ以下のレンズが欲しいところです。キットレンズでもOKです。
焦点距離がそれ以上の物になってしまうと、星空が入りきらないばかりか、写真の中で星が動いてブレてしまうので、綺麗な星空写真になりません。
F値の小さい広角レンズや超広角レンズ、魚眼レンズなどがあると理想ですね。
三脚

星空撮影では15秒等の長時間露光での撮影となるので、三脚は必須です。
とは言え、撮影場所まで車で行ければいいですが、山の上など車で行けないような場所の場合、三脚を持っていくのは大変ですよね。
そこで便利なのがトラベル用の三脚。バッグの中にも収納できるコンパクトさながら、カメラをしっかりと固定してくれます。
レリーズ

必須ではないですが、あると便利なのがレリーズ。
シャッターを切る時にカメラがブレるのを防ぎ、任意のタイミングで任意の時間露光できます。
レリーズがなくてもセルフタイマー機能を使えば代用できます。
星空の撮影方法

続いて星空を撮影するためのカメラの設定や、撮影方法について見ていきましょう。
カメラを三脚にセット
まずはカメラを三脚にセットしましょう。
カメラがしっかりと固定出来ているか注意してくださいね。
カメラを三脚にしっかりと固定出来たら、位置を調整し構図を決めましょう。
カメラの設定
- 設定をマニュアルモードに
- Fを開放(F2.8のレンズならF2.8まで)
- シャッタースピード15秒
- ISO1600
- カメラ内の画像処理も全てオフ(超秒時露光のノイズ低減・高感度撮影時のノイズ低減・高輝度側、階調優先)
- レリーズがなければシャッターをセルフ2秒に
まずはこの設定でOKです。
あとは撮影しながら、明るさに合わせて露出を調整します。
レンズの設定
- AFをマニュアルフォーカスに
- 手ブレ補正オフ
ピント合わせ
星空撮影ではピント合わせも重要です。
ピントをしっかりと合わせてあげないともやっとした写真になってしまうので、この方法でしっかりと合わせて下さいね。
- ライブビューモードにする
- 液晶に映った星をズームする
- ピントリングを回してピントを合わせる
あとは実際に撮影しながら調整

今回、地元埼玉の山奥にある、彩の国ふれあい牧場で試し撮りをしてきました。
実際に撮影してみた結果がこんな感じ。
これだとやや暗いですね。

シャッタースピードを15秒から20秒に変え、ホワイトバランスを4000Kに変更してみました。
写真が明るくなり、色味も自然な感じになりましたね。
写真が暗い場合はシャッタースピードを遅くするか、ISOを上げます。シャッタースピードは20秒より遅くすると星が流れてしまうので、遅くても20秒程度にしましょう。
それでも暗い場合はISOを上げる事で調整します。
逆に明る過ぎる場合は、シャッタースピードを速くするか、ISOを下げる事で対応します。

ホワイトバランスを変えると写真の色味が変化します。色味は好みもありますが、蛍光灯や白熱電球などの寒色系にすると、かっこよくなりますよ。
自分の好みに合わせて変えてみてくださいね。
星空撮影のポイント

星空撮影のポイント
- 星空撮影は天気次第!出かける前には必ずチェック
- カメラの操作に慣れておく
- できる設定は事前に
- 空気の澄んでいる冬がベスト
- 光害をなるべく排除する(月や街の明かり)
- 防寒対策
- 星空写真は魚眼レンズも面白い
星空撮影は天気次第!出かける前には必ずチェック
星空撮影は晴れていないとそもそも撮影できません。
撮影場所に行く前に必ず天気をチェックしておきましょう。とは言え山の天気は変わりやすいです。
狙えそうな場合は、積極的に狙っていきましょう。
カメラの操作に慣れておく
星空撮影を行う場所は真っ暗なため手元が見えません。
普段からマニュアルで撮影している方は問題ありませんが、真っ暗の中でカメラの操作を行うのは慣れていないと難しいです。
明るい場所でカメラの設定に慣れておくと、暗い場所に行ってもスムーズに操作できるようになりますよ。
特にライブビュー機能を使ってのピント合わせは重要なので、真っ暗な中でもスムーズに操作できるようによく練習しておきましょう。
できる設定は事前に
シャッタースピードやISO、超秒時露光のノイズ低減など明るい場所で設定してしまえば、撮影場所に着いたときにスムーズに撮影を開始できます。
ピント合わせは撮影場所で行う必要がありますが、それ以外はほぼ設定できますね。
空気の澄んでいる冬がベスト
星空撮影はやはり空気が澄んでいる冬がベストです。
夏場でも撮影できますが、晴れていても日によっては空に靄がかかっている時があり、冬ほどクリアには見えません。
夏場で撮影する場合は、できるだけ標高の高い場所で撮影するといいと思います。
光害をなるべく排除する(月や街の明かり)
星空撮影では光害が天敵です。
月明かりはもちろんのこと、遠くにある街の明かりも夜空を照らしてしまうので、大きな影響を与えます。
新月の日、遠くに街明かりが見えない場所で撮影できるとベストですね。
防寒対策
良く晴れた冬の夜に山の上で星空撮影をしていると、凍死してしまいそうなほど寒いです。
夏場の撮影でも、山では標高が1000メートル上がるごとに気温は約6℃も下がるので、2000メートルほどの標高の場所では地上よりも12~3℃も低いことになります。
星空撮影では防寒対策を万全にして行いましょう。
星空写真は魚眼レンズも面白い

魚眼レンズを使って夜空を撮影すると、星空を広く切り取る事ができ、さらに魚眼レンズのパース効果によって、夜空がより宇宙っぽく見える感じがして面白いです。
使い道が限られる魚眼レンズですが、広角レンズとはまた違った写真が撮れますよ。
おわりに

設定やピント合わせは操作に慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単ですよ。
この撮影方法は夜景撮影などにも通じるので、ぜひこの機会にマスターしてみてください。